恋人のことで少し心が揺れるシャオニンだったが、腕を痛めたユーホンを気遣い、翌日の重要な顧客訪問に同行してほしいとお願いする。交渉は難航するが、シャオニンは持ち前の機転と専門知識を活かして、誰もが驚くような画期的な提案を行い、事態の打開を図る。彼女の目覚ましい成長を目の当たりにしたユーホンは、自らの再起を誓う。一方、会社ではチーム全体に関わる大きなプロジェクトが動き出し、シャオニン自身のキャリアにも大きな転機が訪れる。仕事の成功と共に、二人の関係も新たなステージへと進み始める。
「この結婚は社内秘で」あらすじネタバレ22話
いやはや、今回の『この結婚は社内秘で』は、見ているこっちの胸まで熱くなるような、まさに神回でしたね! 主人公シャオニンの大覚醒と、それを静かに見守るユーホンの眼差しに、グッときた方も多いのではないでしょうか。早速、第22話の展開を振り返っていきましょう!
嫉妬と発見、そして決意の夜
物語は、シャオニンがユーホンの書斎で、彼がかつて想いを寄せていた女性の理想とされる人形を見つけてしまうシーンから始まります。もう、この時点で不穏な空気!ヤキモチを焼いたシャオニンが、その人形をそっと引き出しに隠そうとすると…なんと中には、見覚えのあるピンク色の消しゴムが。
「これって、もしかしてあの人が贈ったもの…?」
シャオニンの心に、不安と嫉妬が入り混じった複雑な感情が渦巻きます。契約結婚から始まった関係とはいえ、もうすっかりユーホンに惹かれているシャオニンにとっては、見過ごせない出来事ですよね。
その夜、腕の痛みを訴えるユーホンのうめき声で目を覚ましたシャオニン。心配になった彼女は、優しく彼のためにマッサージを始めます。口では「明日の大事な顧客との面談、最高のコンディションで臨んでほしいから」なんて言いながらも、その手つきは愛情に満ち溢れていました。「あなたがいると安心だから、明日、一緒に来てほしいな」と甘えるシャオニンに、ユーホンもついに頷きます。この夜のやり取りが、二人の関係をまた一歩前進させることになるのです。
大逆転劇!シャオニンの覚醒
翌日、二人は連れ立ってガラス製造工場へ。しかし、会長からは「融資の件は断る」と、にべもない返事。普通ならここで心が折れてしまいそうですが、今のシャオニンは違いました!
「融資がダメでも、銀行に関わることなら何でもご相談ください!例えば、私の得意な資産運用などはいかがでしょう?」
食い下がるシャオニンに、会長も少し興味を示します。そして、ここからが彼女の真骨頂!シャオニンは、工場のカードと銀行カードを連携させ、従業員に割引を提供する代わりに、銀行側は工場に当座預金の利息を支払うという、誰も思いつかなかった革新的な提携案を提示したのです。この斬新かつ具体的な提案に、あれほど固かった会長の心もついに動かされました。
その一部始終をそばで見ていたユーホンは、シャオニンの驚くべき成長と機転の速さに、ただただ感心するばかり。そして、彼女が自分をこの場に連れてきた本当の理由に気づきます。それは、仕事で落ち込んでいた自分を励まし、再び情熱を取り戻させるためだったのだと。ユーホンは、彼女の想いに応えるためにも、早くスランプから抜け出し、シャオニンと肩を並べて戦うことを心に誓うのでした。
チームの勝利と、それぞれの想い
会社に戻ると、嬉しいニュースが待っていました。ユーホンが会議で巧みに立ち回り、難易度の高い政府プロジェクトをチームにもたらしたのです。さらに、シャオニンが面接に見事合格し、正社員への道が開けたという知らせも!チームは祝賀ムードに包まれ、拓展一部(営業推進一課)は二期連続で部署別トップの座を維持することになりました。記念撮影では、先輩の饒静(ラオ・ジン)の粋な計らいで、シャオニンとユーホンが隣同士に。照れながらも微笑み合う二人の間には、温かい空気が流れていました。
しかし、喜びの裏で、それぞれの人間模様も複雑に動いています。ユーホンのために昇進を諦めた唐羽卉(タン・ユーフイ)の切ない想い。同僚の趙方剛(ジャオ・ファンガン)との間に微妙な距離を感じ、寂しさを隠せない饒静(ラオ・ジン)。そして、チームに新しく加わった斉郁(チー・ユー)の存在が、これからどんな化学反応を起こしていくのかも見逃せません。
新たな目標と、公認の恋への道
正社員になったことを両親に報告し、喜びに沸く食卓。その帰り道、シャオニンはユーホンに将来の計画を尋ねます。すると彼は、支店長のポストを狙っていると打ち明けました。険しい道だと知りながらも、全力で彼を応援するシャオニン。彼女の胸には、「もし部署が別々になれば、この社内秘の結婚をオープンにして、堂々と恋人同士になれる!」という、可愛らしい下心も隠されているのでした。
仕事も恋も、新たなステージへと足を踏み出した二人。物語はますます面白くなってきましたね!
『この結婚は社内秘で』第22話の感想
今回は、何と言っても涂篠檸(トゥー・シャオニン)の著しい成長が胸を打つエピソードでした。当初は少し頼りない印象もあった彼女が、自らの機転と専門知識を武器に、困難な交渉を成功させる姿は実に見事です。それは単なる仕事の成功物語ではなく、彼女が自信をつけ、一人のプロフェッショナルとして、そして一人の女性として輝きを増していく過程が丁寧に描かれていました。
一方で、そんな彼女を静かに見守り、その成長を心から喜ぶ紀昱恒(ジー・ユーホン)の存在が、物語に深い温かみを与えています。彼がシャオニンの真意に気づく場面は、二人の絆が表面的な契約関係から、本物の信頼と愛情へと昇華したことを示す象徴的なシーンだと感じました。脇を固めるキャラクターたちの心情も細やかに描かれ始め、物語全体に厚みが出てきたように思います。
つづく