涂篠檸(トゥー・シャオニン)への想いを諦めきれない取引先の社長。その一方で、彼女を失うことを恐れた紀昱恒(ジー・ユーホン)は、シャオニンをある特別な場所へと連れて行きます。そこで彼が語り始めたのは、10年以上もの間、胸に秘め続けてきた一途な想いでした。これまで謎に包まれていたユーホンの過去と、そのまっすぐな愛を知った時、シャオニンの心は大きく揺さぶられます。すれ違い続けた二人の関係が、ついに大きな転換点を迎える感動の第31話です。

「この結婚は社内秘で」あらすじネタバレ31話

いや~、今回の31話は本当に神回でしたね!じれったい展開にやきもきしていた皆さんも、きっと胸がいっぱいになったはず。早速、最高に甘くて感動的な31話の展開を振り返っていきましょう!

しつこい社長を一蹴!シャオニンの覚悟

シャオニンに対して、既婚者だと知ってもなお「君のためならユーホン以上を与えられる」なんて口説いてくる取引先の社長。自信満々なその態度、見ていてちょっとイラっとしちゃいますよね。でも、私たちのシャオニンはそんな言葉にはびくともしません。「フッ」と軽く笑って相手にしない姿は、もうユーホンへの愛が揺るがない証拠。かっこよすぎます!

屋上で明かされる、10年越しの純愛

一方、シャオニンを失うかもしれないという不安でいっぱいのユーホン。彼がシャオニンを連れて向かったのは、なんと二人の思い出の場所、高校の屋上でした。

ここでユーホンの口から語られたのは、あまりにも切なくて、一途な愛の物語でした。

彼がシャオニンに初めて心を奪われたのは、なんと10年以上も前のこと。手作りした人形を渡せずにいたこと、18歳で彼女に一目惚れした瞬間、世界が輝いて見えたこと。大学時代は、遠くから彼女の噂を聞くだけで、勇気を出して告白しようとした日には、タイミングを逃して花束を渡せなかったこと…。

そして、シャオニンが独りに戻ったと知った時、彼はためらうことなく日本へ帰国することを決意したのです。すべては、もう一度彼女と出会い、この手で幸せにするために。

「君を失いたくない」――。過去の後悔と未来への希望を込めた彼のまっすぐな瞳と告白に、心を揺さぶられない人がいるでしょうか。彼の愛は、私たちが想像するよりもずっとずっと深く、長い間シャオニンだけを見つめ続けていたんですね。

涙のプロポーズ、そして…

ユーホンの長年の想いを知ったシャオニンは、感動と、そして彼を一人で待たせてしまったことへの申し訳なさで胸がいっぱいになります。自分が「白月光(忘れられない初恋の人)」に負けたと思っていたなんて、とんだ勘違いでした。まさか、その「白月光」が自分自身だったなんて…。

そんな彼女の目の前で、ユーホンは静かに片膝をつき、指輪を差し出します。

この瞬間をどれだけ待っていたことか!シャオニンは「早くはめて!」と急かし、ユーホンがその指に指輪をはめると、二人は固く固く抱きしめ合いました。世界に二人だけしかいないような、本当に美しいシーンでしたね。

最高の笑顔で、再出発!

翌朝、二人は手を取り合って民政局へ。改めて結婚証明書の写真を撮り直すのですが、その笑顔の輝かしいこと!愛する人と結ばれた喜びに満ちあふれていました。

しかし、ここでちょっとしたハプニングが。団地のおばさんが二人の姿を見て「離婚するに違いない!」と勘違いし、シャオニンの母親に電話してしまうのです(笑)。慌てて両親に真相を報告したシャオニン。お母さんは最初こそ少し寂しそうでしたが、ユーホンの誠実な態度と娘の幸せそうな姿に、すぐに笑顔を取り戻し、盛大な結婚式の計画に意欲満々!家族の温かい絆が感じられる、素敵な一幕でした。

職場でもSNSで結婚を公表し、同僚たちから嵐のような祝福を受ける二人。仕事では例の社長との提携が流れてしまいますが、もともと素行の悪い相手だったため、誰も気に留めません。むしろ上司のラオ・ジンからは、ご褒美として長期休暇をもらうことに。公私ともに、最高の幸せを手に入れた二人なのでした。

そして、物語はもう一つの恋へ。リン・ウェイイーが、大学のキャンパスで再会したチー・ユーに、ずっと秘めていた想いを打ち明ける場面で幕を閉じます。こちらのカップルの行方も気になりますね!

『この結婚は社内秘で』第31話の感想

今回は、紀昱恒(ジー・ユーホン)の長年にわたる一途な想いがついに報われた、非常に感動的なエピソードでした。彼が高校時代から涂篠檸(トゥー・シャオニン)だけを想い続けてきたという告白は、物語の核心に触れる重要な場面であり、視聴者として彼の純粋な愛情に深く心を打たれました。これまで二人の間にあった誤解や心の壁がすべて溶けてなくなり、真の意味で結ばれる瞬間は、まさに圧巻でした。特に、シャオニンが自分こそがユーホンの「白月光」であったと知るシーンは、物語の大きなカタルシスを生んでいます。愛する人にこれほどまでに深く、長く想われていたと知る幸福感は計り知れないでしょう。二人が手を取り合って未来へ歩み出す姿は、多くの視聴者に温かい感動と幸福感を与えてくれたはずです。

つづく