最後の宝の地図の手がかりが「天津」にあると判明し、卓不凡(ジュオ・ブーファン)はすぐさま現地へ向かう。一方、穆青(ムー・チン)は師の剣術を会得し、柳琳(リウ・リン)を狙う日本勢力を撃退。彼の強さと冷静な判断力が際立つ。同じ頃、王家洛(ワン・ジアルオ)は命の恩人から新たな情報を得て大沽へ。そこで同僚の林安靜(リン・アンジン)との関係が急接近する。各勢力が新たな目的地を目指し、それぞれの思惑が交錯する中、物語は大きく動き出す。
「天行健~革命前夜、風立ちぬ~」あらすじネタバレ21話
いやあ、今回も濃密でしたね!『天行健~革命前夜、風立ちぬ~』第21話、物語が大きく動き出しました。宝の地図の謎、それぞれの思惑、そして甘酸っぱい恋模様まで…もう情報量がすごい!さっそく、じっくり振り返っていきましょうか。
師父が遺した剣術書を手に、穆青(ムー・チン)の剣技は日増しに鋭さを増していきます。宝探しに逸る仲間をなだめ、彼はじっと待つことを選びます。一番焦っているのは、敵である卓不凡(ジュオ・ブーファン)のはずだ、と。この静かなる自信、たまりませんね。
その頃、卓不凡(ジュオ・ブーファン)は后台の淇親王(きしんのう)から新たな情報を得ていました。なんと、宝の地図は三つ存在し、最後のひとつは天津にある可能性が高いというのです。しかも、その鍵を握るのは40年以上前に姿を消した達磨の伝承者…。情報を得るや否や、卓不凡はすぐさま天津へと向かいます。この行動力が彼の持ち味ですが、さて吉と出るか凶と出るか。
一方、我らが熱血漢、王家洛(ワン・ジアルオ)は京城で命の恩人である姜恨(ジャン・ヘン)と再会。捜査の行き詰まりを相談すると、彼が追うべき人物は「大沽(タークー)」にいると告げられます。人の縁が、また彼を新たな舞台へと導いていくんですね。
そんな中、柳琳(リウ・リン)が持つ情報を狙って、日本の組織が暗躍。深夜、清伊(きよい)信風(きよい しんぷう)と野上寒(のがみ かん)が彼女を連れ去ろうとしますが、そこに立ちはだかったのが穆青(ムー・チン)!新たに習得した剣術で、多勢に無勢をものともせず柳琳(リウ・リン)を救い出します。この一件で、穆青の強さが敵にも味方にも改めて示されることになりました。
そして、今回のハイライトの一つが王家洛(ワン・ジアルオ)と林安靜(リン・アンジン)の急接近。故郷の大沽に戻った二人。林安靜(リン・アンジン)は、自分の理想と現実のギャップに悩み、お酒の力を借ります。そして、酔った勢いで王家洛にキスを…!純情な王家洛は、これで完全に彼女の虜になってしまいました。でも、この林安靜、どこか謎めいた部分もあって、彼女の真意が気になるところです。
『天行健~革命前夜、風立ちぬ~』第21話の感想
今回は、静と動の対比が見事な回でした。焦らず機を待つ穆青と、新たな情報を得てすぐさま行動する卓不凡。この二人の対照的な動きが、物語に緊張感と奥行きを与えています。また、穆青が柳琳に語った「朝廷の立憲は支持するが、外国勢力による転覆は許さない」という言葉は、彼の揺るぎない信念の核を示す重要なセリフでした。一方で、王家洛と林安靜の関係も目が離せません。林安靜のミステリアスな魅力と、それに翻弄される王家洛の純粋さが、今後の波乱を予感させます。それぞれの正義と想いが交錯し、物語はさらに複雑な様相を呈してきました。
つづく