叔母の死と同じく、治験薬「HDQ39」が原因とみられる新たな犠牲者の存在が判明する。真実を明らかにしようとする蘇為安(スー・ウェイアン)だったが、製薬会社の責任者たちは投資家との契約を理由に事実を隠蔽しようと画策。孤立する彼女を顧雲崢(グー・ユンジョン)は力強く支え、彼女は再び医師としての誇りを取り戻していく。そして二人は、真実を公にするため、研究成果が発表される神経病学会へと乗り込み、巨大な権力との直接対決に挑む。
「 癒やしの恋人~ロマンスの処方箋~」あらすじネタバレ23話
いやはや、今回の23話は本当に目が離せない展開でしたね!蘇為安(スー・ウェイアン)の叔母の死に隠された真実を追う二人の前に、またしても大きな壁が立ちはだかります。
まず、顧雲崢(グー・ユンジョン)の機転が光りました。彼の依頼で、ついに治験薬「HDQ39」のもう一人の犠牲者、田力(ティエン・リー)の存在が明らかに。叔母の死は単独の事故ではなかったと確信した蘇為安(スー・ウェイアン)は、すぐに杜雲成(ドゥー・ユンチョン)に報告しますが…なんと彼は事実の隠蔽を指示!投資家との契約を盾に、会社の利益を優先する彼の冷酷な一面が露わになりました。信じていただけに、この裏切りはショックですよね…。
味方だと思っていた人物に裏切られ、温(ウェン)教授にも会えず、孤立無援の蘇為安。そんな彼女を支えたのが、やはり顧雲崢(グー・ユンジョン)でした。彼はただ慰めるだけでなく、彼女が再び医師としての情熱を取り戻せるよう、微生物学の権威である王麗娟(ワン・リージュエン)教授に引き合わせるんです。このサポートが本当に素敵!「医者の仕事はメスを握ることだけじゃない」という彼の言葉と、王教授の姿に、蘇為安の心に再び火が灯るシーンは胸が熱くなりました。
そして、ついに迎えた直接対決の舞台、神経病学会!顧雲崢の計らいで「家族」として同行することになった蘇為安。ホテルでは一部屋しか取れず、二人の距離が急接近する甘いシーンも。しかし、そこには顧雲崢が抱える病への恐怖と、彼女を失いたくないという切ない想いも描かれていて、二人の絆の深さを感じさせます。
学会当日、案の定、温(ウェン)教授は有害事象には一切触れずに研究成果を意気揚々と発表。しかし、蘇為安は勇気を振り絞り、満場の専門家たちの前で動脈瘤破裂の件を突きつけます!これに対し、温(ウェン)教授は「患者が自発的に治験を辞退した」という署名入りの書類を提示。絶体絶命のピンチかと思われたその時、すかさず顧雲崢が立ち上がり、医師として、そして華仁病院の代表として、冷静かつ鋭く温(ウェン)教授の矛盾を追及!この連携プレーには思わず「やった!」と声が出そうになりました。追い詰められた温(ウェン)教授は調査を約束するしかなく、二人は大きな一歩を踏み出したのでした。
『癒やしの恋人~ロマンスの処方箋~』第23話の感想
今回のエピソードは、蘇為安が過去のトラウマを乗り越え、再び医師としての道を歩みだす決意をする、非常に重要な回でした。彼女の心の成長が丁寧に描かれており、思わず応援したくなります。そして、そんな彼女を力強く、そして賢明に支える顧雲崢の存在が本当に素晴らしいです。ただ甘い言葉をかけるだけでなく、彼女の誇りを取り戻させ、進むべき道を照らす彼の愛情の示し方には感銘を受けました。学会での二人の息の合った連携プレーは、まさに正義に立ち向かう最高のパートナーシップを見せつけられたようで、非常に痛快でした。巨大な権力と隠蔽体質という壁に、二人がどう立ち向かっていくのか、今後の展開からますます目が離せません。
つづく