溫冉(ウェン・ラン)の悪意ある策略により、蘇為安(スー・ウェイアン)は「コネ入社」や「論文盗用」といった根も葉もない噂を立てられ、絶体絶命のピンチに陥ります。恋人である顧雲崢(グー・ユンジョン)は、彼女の名誉を守るために実名で反論し、彼女の実力を証明するための「追加試験」を提案。しかし、彼の父親である杜永松(ドゥ・ヨンソン)の反対もあり、事態はますます困難を極めます。院内に渦巻く悪意と偏見の中、蘇為安は自らの潔白と能力を証明するため、たった一人で運命の追加試験に挑むことを決意するのでした。
「 癒やしの恋人~ロマンスの処方箋~」あらすじネタバレ25話
策略の始まり…溫冉(ウェン・ラン)の恐ろしい一手
物語は、あの溫冉(ウェン・ラン)(ウェン・ラン)が杜母(ドゥーはは)を訪ねるところから始まります。もちろん、ただのお茶飲み話で終わるはずがありません。溫冉(ウェン・ラン)は「蘇為安(スー・ウェイアン)は学術的にも人間的にも問題があって、顧雲崢(グー・ユンジョン)とのコネで研究チームに入った」と、とんでもない嘘を吹き込むんです。もともと息子のため、溫冉(ウェン・ラン)に研究アシスタントの座を掴んでほしかった杜母は、この話を鵜呑み。すぐさま夫の杜永松(ドゥ・ヨンソン)に「顧雲崢(グー・ユンジョン)が悪い女に騙されている」と心配するフリをして告げ口します。
案の定、杜永松は激怒!「顧雲崢(グー・ユンジョン)の好きにはさせん!」と、蘇為安(スー・ウェイアン)を敵視し始めます。あっという間に院内には「蘇為安(スー・ウェイアン)は学術界の妲己(だっき)だ」「論文を横取りしようとして退学になった」「顧雲崢を誘惑して公費で恋愛している」なんて、ひどい噂が広まってしまいました。本当に、人の口って怖いですよね…。
愛する人を守るため…顧雲崢の反撃!
しかし、我らが顧雲崢は黙っていません!ネットに実名で投稿し、噂を真っ向から否定。さらに、蘇為安の実力を皆に証明させるため、「追加試験」の実施を求める投票を自ら立ち上げたのです。
この騒動と杜永松の介入により、一度は溫冉(ウェン・ラン)が採用されるという最悪の事態に。顧雲崢は上司の王煥忠(ワン・ホワンジョン)に猛抗議し、家に帰れば父・杜永松の職権乱用を激しく非難。親子関係は、さらに険悪になってしまいます。
それでも顧雲崢は、病院の名誉のためにも「公正な追加試験」が必要だと主張。その姿に、杜雲成(ドゥー・ユンチョン)は「君は蘇為安を守れていない」と苦言を呈しますが、顧雲崢は「元凶はお前の元カノ(溫冉(ウェン・ラン)だ。しっかり管理しろ」とピシャリ。かっこいい!その夜、蘇為安は感謝の気持ちを込めてフルーツを顧雲崢に差し出し、「あなたの期待を裏切らない」と強く誓うのでした。
直接対決!真実が暴かれる追加試験
そして迎えた運命の追加試験。先手を取ったのは溫冉(ウェン・ラン)でした。聴衆の前で、蘇為安が裏口入社であるかのように匂わせ、過去の論文問題まで持ち出して攻撃します。
しかし、ここからの蘇為安の反撃が見事でした!彼女は、蛍光染色実験で使う「第一抗体」の出所について溫冉(ウェン・ラン)に質問。これは、かつての論文の核心部分。案の定、溫冉(ウェン・ラン)の答えはしどろもどろで、ついに論文不正の真相が白日の下に晒されたのです!
これには杜永松も怒りを抑えきれず、人事部に過去5年間の全論文を徹底調査するよう厳命。顧雲崢はその調査責任者となり、真っ先に溫冉(ウェン・ラン)と、彼女とつるんでいた賀暁光(ハー・シャオグアン)に狙いを定めます。
新たな火種と、不器用な愛の形
結果、溫冉(ウェン・ラン)は博士号を剥奪され、病院からも解雇。逆上した賀暁光は顧雲崢に「1ヶ月以内に俺たちのプロジェクトに問題を見つけられなければ、蘇為安に土下座して病院を去れ」というとんでもない賭けを持ちかけます。
一方、実力で職を得た蘇為安ですが、周囲の「コネ入社」という偏見はすぐには消えません。そこで顧雲崢は、わざと研究室の皆の前で蘇為安に難しい質問を浴びせ、彼女に完璧に答えさせることで、その能力を認めさせたのです。厳しさの中に隠された、彼なりの不器用な守り方…泣かせます。
蘇為安も彼の深い愛情を理解し、二人は恋人として、そして最高のパートナーとして、難関プロジェクト「HDQ39」の突破口を探るのでした。
物語の最後、解雇された溫冉(ウェン・ラン)の元に杜雲成(ドゥー・ユンチョン)が現れます。彼は溫冉(ウェン・ラン)に自分の会社でのポジションを用意。復縁を期待する溫冉(ウェン・ラン)に対し、杜雲成(ドゥー・ユンチョン)は「今は仕事に集中したい」と…。彼の真意は一体どこにあるのでしょうか。新たな嵐の予感がしますね。
『 癒やしの恋人~ロマンスの処方箋~』第25話の感想
今回は、悪意に満ちた策略に対して、真実と実力で見事に打ち勝つという、非常に胸のすく展開でした。特に、追加試験での蘇為安の鮮やかな反撃には、思わず拳を握ってしまいましたね。これまで耐え忍んできた彼女が、自らの手で汚名を返上する姿は、物語の大きな転換点になったと感じます。また、顧雲崢の愛情表現が印象的でした。ただ甘やかすのではなく、あえて厳しい態度をとることで彼女の立場を守り、成長を促す。その不器用ながらも思慮深い愛の形に、二人の絆の強さを見ました。悪役が成敗され、主人公たちが正義を証明する一方で、杜雲成の不穏な動きなど、新たな対立の火種も生まれ、物語の深みが増した回でした。
つづく