新薬HDQ39の副作用を巡り、開発元と真実を追う者たちの攻防が激化。温(ウェン)教授は娘を人質に取られ、苦渋の決断を迫られる。一方、顧雲崢(グー・ユンジョン)と蘇為安(スー・ウェイアン)は公私にわたるパートナーとして、副作用の謎を解明するため二人三脚で研究を進める。しかし、実験は培養細胞の汚染など困難の連続。そんな中でも、二人の絆は着実に深まっていく。同僚たちに交際を公表し、ついに為安の母へ挨拶に向かう雲崢。彼の誠実さが認められようとした矢先、為安は姉の死にまつわる新たな疑惑に直面することになる。
「 癒やしの恋人~ロマンスの処方箋~」あらすじネタバレ26話
HDQ39の闇と温(ウェン)教授の苦悩
物語は、温(ウェン)教授が新薬HDQ39の治験で3例もの副作用を突き止める、緊迫したシーンから始まります。すぐに楊文斌(ヤン・ウェンビン)を呼び出し問いただしますが、彼は「もう処理済みだ」の一点張り。それどころか、温(ウェン)教授の娘・溫冉(ウェン・ラン)が開発元の潔輝公司に勤めていることを盾に、報告を阻止しようとするんです。汚い、汚すぎるぞ楊文斌(ヤン・ウェンビン)!
娘が巻き込まれることを恐れた温(ウェン)教授は、家に帰るなり溫冉(ウェン・ラン)を激しく叱責。「杜雲成(ドゥー・ユンチョン)に利用されている」「学術盗用だ」と、関係を断つように迫ります。しかし、事情を知らない溫冉(ウェン・ラン)は父の豹変ぶりに反発するばかり。父娘の間に、悲しい亀裂が入ってしまいました…。
公私ともにパートナー!雲崢と為安の二人三脚
一方、私たちの癒やしカップル、顧雲崢(グー・ユンジョン)と蘇為安(スー・ウェイアン)は絶好調!職場ではHDQ39の欠陥を暴くための最高のパートナー、そして家に帰ればラブラブな恋人同士。この切り替えがたまりません!
最初の実験では結果が出ませんでしたが、雲崢は為安の姉・蘇媛(スー・ユエン)が高血圧だったことを思い出し、「高血圧が副作用を引き起こす鍵ではないか?」と仮説を立てます。さすが天才外科医、目の付け所が違いますね。
そんな中、為安が培養していた細胞が全滅するという大ピンチが!原因不明の汚染に、為安は寝る間も惜しんで研究室にこもります。ちょうどその時、雲崢が熱を出してダウン。連絡を受けた為安は、急いで家に駆けつけ、冷凍魚(!)で彼を看病します。この必死な感じがまた愛おしい!
翌朝、研究室に戻った為安はついに汚染源を発見!実験が再び軌道に乗り始めた矢先、今度は研究室に閉じ込められてしまいます。しかし、そこへ駆けつけたのはもちろん我らが雲崢!彼の助けもあり、高血圧の実験鼠のデータから、HDQ39と動脈瘤破裂の強い関連性を突き止めることに成功しました!
悪事の結末と、二人の新たな誓い
そして、ついに悪事に天罰が!賀暁光(ハー・シャオグアン)が長年のリベート受領や不必要な高額治療を匿名で告発され、病院をクビになります。逆上して雲崢に食ってかかる賀暁光(ハー・シャオグアン)ですが、雲崢は動じません。実験報告書を突きつけ、為安への謝罪を要求する姿、かっこよすぎました!
為安は、雲崢が自分のために多くのことを隠しながら動いてくれていたことを知ります。そして、「これからは何でも正直に話すこと」を約束させるのでした。
その後、二人はついに同僚たちの前で交際を宣言!科のメンバーからの祝福を受け、幸せそうな二人の姿に胸が熱くなりました。
ついに親へ挨拶!そしてラストの衝撃
勢いに乗った雲崢は、為安の母へ挨拶に行きます。最初は娘の同棲に心配顔だったお母さんも、雲崢の誠実な人柄と、亡き父の得意料理だったトマトと卵の麺を「僕がこの味を受け継いで、彼女を一生守ります」と差し出す姿に、ついに同居を認めます。
しかし、物語はここで終わりません。
後日、為安は母から、叔母が通う療養院を紹介したのが、なんとあの杜雲成(ドゥー・ユンチョン)だったことを聞かされます。さらに、姉の蘇媛(スー・ユエン)が治験から離脱する契約を結んだことにも、彼が関わっていたという衝撃の事実が判明するのでした…。
『 癒やしの恋人~ロマンスの処方箋~』第26話の感想
今回は、研究の進展と二人の関係性の深化が見事に描かれた、非常に満足度の高い回でした。特に印象的だったのは、顧雲崢(グー・ユンジョン)の揺るぎない愛情です。為安が研究で行き詰まった時も、熱を出した自身を看病してくれた時も、彼の眼差しは常に優しさに満ちていました。為安の亡き父の味を受け継ぐと誓う場面は、単なる恋愛感情を超えた、家族としての覚悟を感じさせ、心を打たれました。一方で、悪事が暴かれ失脚していく者たちの姿は、物語に確かなカタルシスを与えてくれます。しかし、最後に明かされた杜雲成の不気味な影が、このままでは終わらない波乱を予感させます。甘い恋物語だけでなく、サスペンスフルな展開が巧みに織り交ぜられており、物語の奥行きを一層深くしていると感じました。
つづく