雲沐(うんもく) への想いと、彼への誤解の間で揺れる蘇若非(そじゃくひ)。一方、ライバルである靳商羽(きんしょうう)はついに大胆な行動に出ます。さらに、姉・蘇若珊(そじゃくさん)の策略と、黄鶯(こうおう)の激しい嫉妬が、幻楽坊に渦巻く人間関係をより一層複雑にしていきます。そんな中、ある出来事をきっかけに、雲沐と蘇若非の関係は大きな転機を迎えることに。二人の恋が公になる一方で、その裏では新たな陰謀が静かに進行していました。愛と憎しみが交錯する、波乱に満ちた物語が展開されます。
「幻楽森林」あらすじネタバレ13話
いやあ、今回もすごかったですね!『幻楽森林』の第13話、もう感情がぐちゃぐちゃになりましたよ。誤解と嫉妬でこじれていた雲沐(うんもく) と蘇若非(そじゃくひ)の関係が、ついに大きな一歩を踏み出しました!でも、その裏で渦巻く黒い感情も最高潮に…。早速、詳しく見ていきましょう!
物語は、嫉妬で眠れない雲沐(うんもく) と、誤解されて不満な蘇若非(そじゃくひ)の可愛らしい夜から始まります。お互い眠れないものだから、侍女の小七(しょうしち)を伝書鳩代わりにして、まさかの罵り合い(笑)。見かねた小七が屏風を取っ払って「直接どうぞ!」とけしかけると、途端に静かになって寝ちゃう二人。もう、素直じゃないんだから!
翌日、蘇若非(そじゃくひ)は雲沐(うんもく) の想い人を探るべく、彼の書斎へ潜入。そこで見つけた肖像画の女性が、なんと自分そっくり!でも、これを「自分だ」とは思わず、「これは罠に違いない」と疑ってしまうのが、今の彼女の精一杯なんですよね。
幻楽坊では、昨日、靳商羽(きんしょうう)が「好きなのは蘇若非だ」と公言したせいで、女の子たちがみんな蘇若非のファッションを真似する事態に。そんな中、一番ややこしい動きを見せるのが、姉の蘇若珊(そじゃくさん)です。彼女はまず蘇若非に「靳商羽(きんしょうう)が好きなの?」と探りを入れ、否定されても信じません。そして、その足で雲沐の元へ行き、「妹は靳商羽(きんしょうう)のことが好きみたいですよ」と嘘の情報を吹き込み、彼の心に疑念の種を植え付けます。この女、本当に食えない…!
さらに、嫉妬に狂った黄鶯(こうおう)が、蘇若非の大切な鼓を拳で破壊!これには温厚な雲沐もブチギレ、「次はないぞ」と警告します。靳商羽に問い詰められた黄鶯は、「あなたが蘇若非を好きだからよ!」と本音をぶちまけ、「好きなら好きと、なぜ言えないの!」と彼の臆病さを激しく非難します。
この言葉が、靳商羽の背中を押しました。彼は蘇若非の元へ行き、ついに愛を告白!しかし、蘇若非の答えは「ごめんなさい、好きな人がいるの」。そこへ雲沐が割って入り、二人の男は火花を散らします。靳商羽に「横恋慕だ!」と責められた雲沐は、もう我慢の限界!
「そうだ、私が好きなのは蘇若非だ!」
なんと、みんなの前で堂々の公開告白!そして、蘇若非に「お前の気持ちを聞かせてくれ」と迫ります。蘇若非も、ついに頷き、自分の気持ちを認めました。想いが通じ合った二人は、見せつけるように深いキスを交わします。この瞬間を遠くから見ていた蘇若珊(そじゃくさん)の嫉妬と憎悪、そして静かに去っていく靳商羽の背中が、あまりにも対照的でした。
帰り道、二人は甘い雰囲気に。しかし、ある老人がわざと雲沐にぶつかってきます。彼は声を出さずに口を動かし、雲沐の耳が聞こえないことを試そうとしたのです。これは黄大人(こうたいじん)の差し金でしたが、蘇若非の機転でなんとかバレずに済みました。雲沐は、壊された鼓を修理するため、父の形見である伝説の「凌霄鼓」を使うと約束。彼の深い愛情に、蘇若非も心を打たれます。
その夜、二人の誤解も完全に解けます。雲沐は、蘇若珊(そじゃくさん)との関係が「命の恩人であり、友人」であること、そして彼女に会いに行ったのは蘇若非の気持ちを探るためだったと正直に話しました。安堵した蘇若非に、雲沐は優しく口づけをします。
そして翌日、雲沐は幻楽坊でとんでもない爆弾を投下!蘇若非を狙う者たちの前で、「この女は、私が生涯を誓った妻だ。誰にも傷つけさせん!」と高らかに宣言!もう、最高の展開じゃないですか!
しかし、これで黙っている蘇若珊ではありません。雲沐を譲ってほしいという常軌を逸した願いを蘇若非に拒絶され、彼女の心の中の「もう一人の自分」が囁きます。「前功尽棄(今までの苦労が水の泡)になるぞ、もっとやれ」と…。彼女の闇は、どこまで深くなるのでしょうか。
『幻楽森林』第13話の感想
今回は、登場人物たちの感情が激しくぶつかり合う、非常に見ごたえのある回でした。これまでじれったい関係を続けてきた雲沐と蘇若非が、ついに想いを公にし、結ばれた場面は、見ているこちらも思わず胸が熱くなりました。特に、雲沐が皆の前で蘇若非を「俺の妻だ」と宣言するシーンは、彼の決意の強さが伝わってきて圧巻でした。一方で、恋に破れた靳商羽の切なさや、嫉妬と憎悪をますます募らせる蘇若珊の狂気が、物語に深い陰影を与えています。甘い恋模様だけでなく、黄大人(こうたいじん)の陰謀や蘇若珊の二面性といったサスペンス要素が巧みに絡み合い、物語の奥行きを一層広げています。それぞれのキャラクターが抱える光と闇が鮮明に描かれたことで、人間ドラマとしての深みが増したように感じます。
つづく