第11話「後悔しないで」あらすじネタバレ

いやー、今回の第11話は、ついに物語が大きく動きましたね!シュー・ヌオの決断が、周りの人々の思惑を巻き込みながら、新たな展開を生み出していく様子から目が離せませんでした。

前回、ユーアンの父親に会うと決めたヌオ。しかし、ユーアンはヌオが父親を怒らせてしまうのではないかと心配するあまり、なんと両者に嘘をついて、独断で面会の約束をキャンセルしてしまいます。良かれと思っての行動だったのかもしれませんが、これが完全に裏目に出てしまいましたね。

このユーアンの勝手な行動に、ヌオの怒りは頂点に。「約束を守れない人とは付き合えない」と、今度こそきっぱりと別れを告げ、電話を切ってしまいます。食い下がるユーアンですが、後の祭りでした。

一方で、ヌオとジャオ・ジンの関係は急接近します。ペット病院の同僚からのアプローチをきっぱり断ったジンは、その足でヌオのいる花屋へ。妹のモーモーを迎えに来た、というのは口実で、本当はヌオに会いたかったんですね。その夜、二人は電話で楽しそうに語り合い、お互いの存在が心の支えになっているのが伝わってきました。

ヌオがユーアンと別れたと知ったジンは、彼女が後悔して心変わりしないかと不安になります。そして、再会したヌオを力強く抱きしめるのでした。その腕の中で、ヌオは自分が愛されていることを実感し、幸せそうな表情を浮かべます。公園のベンチでそっと手を取り合う二人の姿は、とても印象的でした。

しかし、物語はそう簡単にはいきません。ヌオの母親は、彭家に世話になった恩を忘れたのかとヌオを責め、結婚観を巡って激しい口論に。父親も、自身の事業への投資目当てで、なんとかユーアンとの関係を続けさせようとします。家族の反対という大きな壁が立ちはだかります。

そして極めつけは、レストランでの気まずい鉢合わせです。ジンと幸せな時間を過ごすヌオ。同じ店には、傷心のユーアンを慰めるツォン・シャンの姿が。トイレでばったり会ったヌオとツォン・シャンは、静かな火花を散らします。ヌオはジンが新しい恋人だと堂々と認めますが、ツォン・シャンは「ユーアンはまだ別れたと思っていない」と意味深な言葉を残します。ユーアンもヌオの存在に気づきますが、声をかけることなく店を去っていくのでした。この四角関係、これからどうなっていくのでしょうか。

『愛しているのに』第11話の感想

今回は、登場人物それぞれの感情や立場がはっきりと描かれ、見ごたえのある回でした。特に、シュー・ヌオが自分の気持ちに正直に行動し、ユーアンとの関係に終止符を打った決断は、物語の大きな転換点になったと感じます。彼女の母親との口論シーンでは、世代間の価値観の違いがリアルに表現されていて、胸が痛みました。一方で、ジャオ・ジンとの関係が一歩前進し、公園で手を取り合う場面には心から安堵しました。しかし、レストランでの四角関係の鉢合わせは、穏やかになった心に再びさざ波を立てるような、巧みな演出だったと思います。各キャラクターの思惑が複雑に絡み合い、人間ドラマとしての深みが増したように感じます。

つづく