第12話「自分を解き放ちたい」あらすじネタバレ

いやあ、今回の第12話は、登場人物たちの感情がむき出しになって、見ていて本当にハラハラしましたね!シュー・ヌオを巡るジャオ・ジンとポン・ユーアンの三角関係が、ついに燃え上がる炎となって正面からぶつかり合いました。それでは早速、波乱の展開を振り返っていきましょう!

物語は、ジャオ・ジンが妹のチンを心配するあまり、ヌオの生花店に駆けつけるところから始まります。チンがバイクで配達の手伝いをしているのを見て、思わず激怒してしまう兄ジャオ・ジン。そんな彼をなだめようと、ヌオは店の中に招き入れます。ヌオの言葉で少しずつ落ち着きを取り戻したジャオ・ジンは、妹に謝罪することを決意。ヌオのおかげで兄妹が仲直りする姿は、とても微笑ましいシーンでした。チンも、兄の恋を後押しするような素振りを見せ、このまま穏やかに進むかと思いきや…。

まさにその時、悪魔のタイミングでユーアンから「今から店に行く」と電話が! 別れたい相手に、新しい恋人がいる現場を見られるわけにはいかない…。焦ったヌオは、とっさにジャオ・ジンに「裏口からチンと一緒に出てほしい」と頼んでしまいます。この一言が、ジャオ・ジンのプライドを深く傷つけました。「なぜ俺たちはこそこそしないといけないんだ?」日陰の存在であることに耐えられなくなった彼は、ヌオの制止を振り切り、堂々と店の正面から出て行ってしまいます。

そして案の定、店の前でユーアンと鉢合わせ! 気まずい空気が流れる中、ジャオ・ジンが去っていく姿を見たヌオは、パニックに。ユーアンに「ごめんなさい!」と三度目の別れを告げ、泣きながらジャオ・ジンを追いかけていくのでした。一部始終を見てしまったユーアンの、あの呆然とした表情が忘れられません。

一人、道端で泣き崩れるヌオを慰めたのは、親友のツォン・シャンでした。彼女はヌオを元気づけるためか、自分もシュー・ヤンと別れたと打ち明けます。その一方で、ユーアンとシュー・ヤンは男同士で酒を酌み交わし、それぞれの失恋(?)の痛みを分かち合っていました。

その夜、ヌオはジャオ・ジンを怒らせてしまったことを後悔し、眠れない夜を過ごします。そこへ、なんとジャオ・ジンから電話が! 恐る恐る電話に出るヌオでしたが、彼の口から出たのは意外にも謝罪の言葉でした。「自分の気持ちばかりで、君の立場を考えていなかった」と。彼の優しさに、ヌオの心は救われます。

しかし、物語はここで終わりません。納得のいかないユーアンは、ついにジャオ・ジンの住所を突き止め、彼の家の前で待ち伏せします。帰宅したジャオ・ジンと対峙したユーアン。ジャオ・ジンはもはや隠すことなく、ヌオとの関係を堂々と認めます。二人の男の間に、バチバチと火花が散る、まさに一触即発の事態に!

その後、ユーアンはヌオの元へ。「彼と別れろ。そうすれば、何もなかったことにしてやる」と最後通牒を突きつけますが、ヌオは「絶対に嫌」と、きっぱりと拒絶するのでした。自分の心に正直になることを決めたヌオ。しかし、その選択が、さらなる嵐を呼ぶことは間違いなさそうです。

『愛しているのに』第12話の感想

今回は、登場人物たちの感情が激しくぶつかり合う、非常に見ごたえのある回でした。特に印象的だったのは、ジャオ・ジンの変化です。これまでどこか遠慮がちだった彼が、自分の存在を隠されることに怒り、最終的にはライバルの前で堂々と関係を認めた姿には、彼の覚悟とヌオへの深い愛情が感じられました。一方で、二人の男性の間で揺れ動き、とっさに保身に走ってしまうヌオの人間らしい弱さもリアルに描かれていたと思います。彼女が最終的に自分の気持ちを貫く決意をしたことで、物語は新たなステージに進みました。それぞれのキャラクターが抱える痛みやプライドが交錯し、物語に深い奥行きを与えています。

つづく