第17話「あなたの胸の中へ」あらすじネタバレ

まず動いたのは、執念の男ポン・ユーアン。なんとヌオの両親を食事に招待して、ヌオの母親が経営するクリーニング店の拡大に投資するという話をエサに、ヌオとの結婚を後押ししてくれるよう頼み込むんだ。相変わらずやり方が汚いよねぇ。

でも、我らがシュー・ヌオはそんなことで揺らぐ女性じゃない!ユーアンの父親グオビンに会って、「ユーアンさんとは結婚しませんし、復縁もありえません」ときっぱり宣言。逆に、結婚に反対してくれるようお願いするあたり、本当に強い子だよ。

一方で、ヌオの親友シーランはちょっと挙動不審。ユーアンと会っていたことを隠そうとして、ヌオに問い詰められてもオドオドするばかり。恋人のシュー・ヤンとのデートでは、バレンタインのプレゼント選びで彼のセンスのなさに呆れたり、ちょっとコミカルなシーンもあったけどね。シーランはその後、ジャオ・ジンに会って、ユーアンが動き出したことを警告。でも、ジンが心配するのはやっぱりヌオのことばかり。「何かあったら絶対に電話して」って、電話口のヌオに伝える姿は、本当にナイトって感じだった。

そんな中、ジンはヌオを自分の父親に紹介したいと提案するんだ。これにはヌオも大喜び!だけど、同時に「お父様に嫌われたらどうしよう」って不安にもなる。この乙女心が可愛いよね。

そして、運命の瞬間が訪れる。ジンに会いたくて、彼のマンションに向かったヌオ。でも、そこでばったり親友のシーランに会うんだ。シーランは、ちょうどジンに会いに来ていた彼の「元妻と子供」の姿を目撃!ヌオと鉢合わせさせないために、必死でヌオを足止めしようとするんだ。

シーランのあまりに不自然な様子に、ヌオもさすがに何かおかしいと気づく。シーランはジンをこっそり呼び出し、なんとかヌオをその場から連れ出そうとするんだけど、ヌオの追及は止まらない。ついにジンは、元妻が子供を連れて訪ねてきていることを告白せざるを得なくなる。

「離婚した相手なんだから」と気にしていないフリをするヌオだけど、その心の中は穏やかなはずがないよね。案の定、店に戻ったヌオの様子はどこかおかしい。シーランとシャオ・チン(ジンの妹)は心配でたまらない。

さらに追い打ちをかけるように、ジンからシーランに電話が。ヌオの様子を心配してかけてきたんだけど、なんと「これから元妻の息子の誕生日を祝いに行かなきゃいけない」なんて言うもんだから、シーランは激怒!「自分でなんとかしなさいよ!」と電話を叩き切ってしまうんだ。ジン、それはさすがにタイミングが悪すぎるって…!

ジンとヌオの間に横たわる、決して無視できない過去。二人の愛は、この最大の試練を乗り越えることができるんだろうか。

『愛しているのに』第17話の感想

今回のエピソードは、ジンとヌオの関係に「元妻の登場」という大きな障害が立ちはだかり、物語の緊張感が一気に高まりました。ジンに悪気がないのは分かっていても、ヌオが彼の過去を目の当たりにしてしまう場面は、見ていて胸が苦しくなりましたね。愛する人の知らない一面を知った時の、ヌオの不安や戸惑いがひしひしと伝わってきました。一方で、ユーアンの執念深さはもはや常軌を逸しているレベルで、彼の策略がヌオの家族にまで及んでいることには嫌悪感すら覚えます。それぞれのキャラクターが抱える「愛しているのに」ままならない想いが交錯し、物語に深い奥行きを与えています。シーランの友情や、時折見せるコミカルなシーンが、この重い展開の中での数少ない救いだと感じました。

つづく