第5話「暴かれる秘密」あらすじネタバレ
親友のシー・ランが、なんと自分の部屋の真上にジャオ・ジンが住んでいることを偶然知ってしまいます!「え、ヌオ、まさか知ってたの…?」と、シー・ランはヌオがいくつも秘密を抱えていることに気づき始めます。問い詰められたヌオは、「彼とは友達でいようって約束したの」と答えるのが精一杯。でも、その言葉の裏には、お互いに惹かれ合っている気持ちが隠れていることを、シー・ランは見抜いていました。まさに「火遊び」だと心配するシー・ランの予感は、残念ながら的中してしまうのです…。
その夜、ヌオの恋人ポン・ユーアンは、彼女を食事に誘いますが「用事がある」と断られてしまいます。仕方なく同僚と飲みに行った彼は、酔った勢いでヌオの家へ。その時、偶然にもジャオ・ジンが「妹の猫の譲り先」としてヌオの住所を教えられ、ポン・ユーアンを車で送っていました。
ヌオは突然の訪問に慌て、「シー・ランが泊まりに来てるから…」と嘘をついてポン・ユーアンを追い返します。しかし、その直後、家に帰ろうとするシー・ランの姿を、ポン・ユーアンとジャオ・ジンが二人とも目撃!ヌオの嘘がバレてしまい、ポン・ユーアンの心には、彼女への深い疑念が芽生え始めるのでした。
一人になったヌオは、寂しさを紛らわすように、猫を口実にジャオ・ジンへ電話をかけます。電話越しに、お互いの気持ちを探り合う二人。好きだという気持ちを必死に抑え、言葉を選びながら話す様子が、本当にもどかしい…。
後日、街で偶然ヌオを見かけたジャオ・ジンは、また電話をかけます。大通りを挟んで向かい合い、電話で話す二人。ジャオ・ジンが一歩踏み出そうとすると、ヌオは「お願い、そこから動かないで」と懇願します。これ以上近づいたら、気持ちの歯止めが利かなくなってしまう…。友達のままでいるために距離を保とうとするヌオの姿は、見ていて胸が苦しくなりました。
そんな中、ジャオ・ジンはついに勇気を振り絞り、ヌオに会うため彼女の職場へ向かいます。しかし、その時、ヌオの前には恋人のポン・ユーアンが現れたのでした。あと一歩のところでのすれ違いに、ヌオの表情には失望の色が浮かびます。嘘と秘密が絡み合い、三人の関係はもう後戻りできないところまで来てしまったようです。
『愛しているのに』第5話の感想
今回のエピソードは、登場人物それぞれの嘘と本音が交錯し、じわじわと人間関係の緊張感が高まっていく様子が見事でしたね。特に、恋人とジャオ・ジンの間で心が引き裂かれそうになっているヌオの姿には、深く感情移入してしまいました。愛する人を裏切りたくないという罪悪感と、抑えきれない恋心との間で揺れる彼女の表情が、痛々しいほどリアルに描かれていました。
また、「友達」という一線を守ろうとしながらも、ふとした瞬間に溢れ出てしまうお互いへの想い。電話や道端で距離を保ちながら話す二人のシーンは、そのもどかしさが最高潮に達していて、見ているこちらの胸を締め付けました。ポン・ユーアンの疑念が少しずつ確信に変わっていく過程もスリリングで、静かながらも濃密な心理描写に引き込まれた回でした。
つづく