第8話「別れる理由」あらすじネタバレ

会いたいのに会えない、電話にも出てくれない…。ジャオ・ジンからの無視プレイに、ついに我慢の限界がきたヌオ!彼女は勇気を振り絞って、ジャオ・ジンの家まで押しかけます。「なんで電話に出てくれないの!」と、彼の前でだけ見せる素直な涙と不満が、もう切なくてたまらない!

そんなヌオの姿に、ジャオ・ジンも心を揺さぶられます。二人で食事をし、コーヒーを飲み、いい雰囲気になるものの、彼は「友達のままでいよう」と一線を引いてしまうんですよね。ああ、もどかしい!

ヌオを家まで送ると、そこには偶然、ヌオの親友シー・ランと、ジャオ・ジンの親友シュー・ヤンが!家の水道管が壊れてヌオの家に泊まっていたシー・ランは、二人をくっつけようと「部屋で飲もう!」と提案。この神アシストで、4人はヌオの部屋で飲むことになります。

シー・ランとシュー・ヤンが気を利かせて席を外すと、部屋にはヌオとジャオ・ジンの二人きりに。まさにその時、恋人であるユーアンから電話がかかってきます。そしてヌオは、ジャオ・ジンが見つめる前で、ついに、はっきりと、ユーアンに別れを告げたのです!

しかし、話はこれで終わりません。納得できないユーアンが、なんとヌオの部屋までやって来てドアを激しくノック!部屋にジャオ・ジンたちがいることがバレたら大変!とっさにヌオはドアの外で対応しますが、激高するユーアンの声は部屋の中にまで響き渡ります。この絶体絶命のピンチを救ったのは、またしてもシー・ランでした。彼女が外に出てうまくユーアンをいなしますが、彼は部屋の前にあった男物の靴を見逃しませんでした…。

気まずい雰囲気の中、ジャオ・ジンとシュー・ヤンは退散。一方で、ジャオ・ジンは妹モーモーの体調を心配し、飼い猫を里子に出そうとして大喧嘩に。その話を聞いたヌオは、猫を引き取り、モーモーを自分の花屋で雇うことを提案します。

諦めきれないユーアンは、ヌオの父親にまで別れを報告。さらにジャオ・ジンを呼び出し、あの日ヌオの家にいたことを問い詰めます。ジャオ・ジンが正直に事実を認めたことで、男たちの間の火花は、さらに激しく燃え上がることになりそうです。

『愛しているのに』第8話の感想

今回のエピソードは、登場人物たちの感情が大きく動いた、非常に見ごたえのある回でした。特に印象的だったのは、シュー・ヌオの決断力です。これまで優柔不断に見える瞬間もありましたが、愛する人の前で、きっぱりと過去の関係に終止符を打つ姿は、彼女の強い意志を感じさせました。それとは対照的に、一歩を踏み出せないジャオ・ジンの姿がもどかしく、彼の抱える事情や優しさが、かえって事態を複雑にしているように見えます。また、親友たちの見事なアシストや、元恋人ユーアンの執着が物語に緊張感を与え、それぞれのキャラクターの人間性が深く描かれていました。静かながらも、登場人物たちの心の中は嵐が吹き荒れているような、濃密な展開だったと感じます。

つづく