第9話「待ってくれるのなら」あらすじネタバレ
ユーアンの執念とジャオ・ジンの誠実さ
まず始まったのは、ユーアンによるジャオ・ジンへの探りから。ヌオとの関係を怪しんだユーアンは、ジャオ・ジンを飲みに誘い出すんです。そこで「あの夜、ヌオの部屋にいただろ?」なんて、もう完全にロックオン状態。ジャオ・ジンは正直に「いたけど、友人も一緒だった」と説明するんですが、ユーアンの疑いの目は晴れません。口では「信じるよ」なんて言ってますけど、目が笑ってないんですよ…怖い怖い。
その頃、ヌオは親友のシー・ランから、ユーアンがジャオ・ジンと飲んでいると知らされます。ジャオ・ジンを心配するヌオに、シー・ランは「ここはユーアンに電話すべき!」と的確なアドバイス。ヌオが電話をかけると、案の定ユーアンはジャオ・ジンに聞こえよがしに「今から会いに行くよ」と自慢げに話す始末。器が小さいぞ、ユーアン!
そして、ヌオの部屋で直接対決。わざと呼び出したものの、ユーアンは終始ジャオ・ジンを見下すような発言ばかり。必死で取りなすシー・ランも、ユーアンのあまりの大人げなさにドン引き。見てるこっちもがっかりだよ…。
ついに動いた心!電話越しの告白
一人で落ち込むジャオ・ジン。かわいそうに…。でも、翌朝、救いの女神ヌオから電話が! そして、ついにヌオの口から「あなたのことが好き」とはっきりとした言葉が! この告白を聞いた時の、ジャオ・ジンの嬉しそうな顔ったら! 思わずこっちまでニヤけちゃいました。
しかし、幸せな時間も束の間。ヌオの花屋に、なんとユーアンのお母さんが登場。ヌオはきっぱりと「ユーアンとは別れました」と伝えます。お母さんは大ショック! 原因はツォン・シャンだと思い込み、今度は会社に乗り込んでツォン・シャンに直接問いただすという行動力。さらには夫(ユーアン父)にまで「あの二人を無理やり結婚させるのはやめましょう」と直談判。お母さん、パワフルすぎます。
そんなドタバタをよそに、ジャオ・ジンは妹のモーモーと一緒に猫を届けにヌオの元へ。3人で散歩する姿は、本当に穏やかで癒やされました。これぞ、ヌオが本当に求めていた幸せの形なんですよね。
物語はそう簡単にはいきません。ユーアンは相変わらずツォン・シャンに別れたことを隠したまま。そして、何も知らないツォン・シャンは、ヌオに直接別れの理由を尋ねに花屋へ。自分が原因ではないと知ると、今度はユーアンに直接聞くと言い出す潔さ。ツォン・シャン、かっこいいぞ! 彼女がこの恋の嵐の目になるかもしれませんね。
『愛しているのに』第9話の感想
今回のエピソードは、ポン・ユーアンの執着心と嫉妬深さが全面的に描かれ、見ている側としては少し息が詰まるような展開でした。彼の言動は、もはや愛情ではなく支配欲のように感じられます。しかし、そんな彼の圧力が強まるほど、シュー・ヌオとジャオ・ジンの絆が深まっていくのが皮肉であり、このドラマの面白いところです。特に、ヌオがはっきりと自分の気持ちを伝えたシーンには、胸がすく思いでした。また、親世代やツォン・シャンといった周囲の人物たちが本格的に動き出したことで、物語に厚みが増し、人間関係がより複雑に絡み合っていく様子から目が離せません。
つづく