大妖・朱厭(しゅえん)である趙遠舟(ちょうえんしゅう) は、牢獄で卓翼宸(たくよくしん)と文瀟(ぶんしょう)に接触し、意味深な言葉で協力を迫る。一方、朝廷の命により、卓翼宸を筆頭とする新たな組織緝妖司の設立が決定。メンバーとして、神医の白玖(はくきゅう)と元兵士の裴思婧(はいしせい)が選ばれる。一筋縄ではいかない二人を仲間に引き入れるため、牢を抜け出した趙遠舟が動き出す。個性的ながらも過去に傷を持つメンバーが集い、新生緝妖司が始動するが、早々にライバル組織崇武営との対立が勃発する。
「大夢帰離~明かせぬ想い、宿命の朱~」あらすじネタバレ2話
前回、大妖・朱厭(しゅえん) が捕らえられたところで終わりましたが、もちろん、このまま大人しくしている彼ではありませんでした!
物語は、卓翼宸(たくよくしん)が牢獄にいる趙遠舟(ちょうえんしゅう) を訪ねるところからスタート。趙遠舟は不敵な笑みを浮かべ、俺を雲光剣で殺してくれたら、その剣の使い方を教えてやるなんていう、とんでもない取引を持ちかけます。でも、俺を殺しても、また新たな厄災の器が生まれるだけだと意味深な言葉を残すんです。一体どういうことなんでしょうか…。
一方、ヒロインの文瀟(ぶんしょう)も令牌を手に牢獄へ。すると趙遠舟は、彼女が白沢神女(はくたくしんにょ)の弟子であること、そして師から受け継ぐはずの白澤神令を見つけられなければ、いずれ衰弱して死んでしまう運命にあることまで、すべてお見通し!俺と協力しろと迫りますが、8年前に朱厭が引き起こした大惨事で父を亡くした卓翼宸(たくよくしん)のこともあり、文瀟(ぶんしょう)は彼を信じきれません。
文瀟が自ら命を絶とうとしてまで抵抗すると、趙遠舟はそっとその刃を収めさせ、俺にとって価値ある人間を先に死なせはしないと一言。もう、どっちが悪でどっちが味方なのか、頭がこんがらがってきますよね!
そんな中、朝廷では新しい緝妖司(しゅうようし)の設立が決定! メンバーとして卓翼宸、そして新たに神医の白玖(はくきゅう)の腕利きである裴思婧(はいしせい)が選ばれます。
驚くことに、いつの間にか牢を抜け出していた趙遠舟が扱いにくいメンバーの説得は俺に任せろとしゃしゃり出てきます。そして、本当に言葉巧みに二人を仲間に引き入れてしまうんです。
神医の白玖(はくきゅう)は、趙遠舟の脈を診て彼が大妖だと見抜きますが、令牌を見るとあっさり加入OK。クールな裴思婧(はいしせい)は、過去の事件のトラウマから妖狩りを辞めていましたが、趙遠舟がその事件の真相と、お前の弟のことを調べてやると囁くと、渋々ながらも令牌を受け取りました。
こうして、ワケアリのメンバーたちが新生緝妖司に集結! でも、裴思婧はやっぱり信用できないと令牌を返しに来るし、白玖は趙遠舟がかの有名な大妖・朱厭だと知ってビビりまくり。前途多難なチームの船出かと思われたその時、ライバル組織崇武営が乗り込んできて、水鬼の事件はこちらに渡せ!と因縁をつけてきます。
一触即発の睨み合いになりますが、趙遠舟の力と将軍の仲裁で、なんとか事件の担当は緝妖司に。崇武営の悪事の証拠リストを燃やされてしまいますが、なんと卓翼宸が本物はもう丞相に渡してあるとニヤリ。いやはや、最後の最後まで気が抜けません!
『大夢帰離~明かせぬ想い、宿命の朱~』第2話の感想
第2話にして、物語の核心にグッと迫ってきましたね。敵であるはずの趙遠舟が、自ら仲間集めに奔走し、新生緝妖司を結成に導くという展開には、思わず唸ってしまいました。彼の真意は一体どこにあるのか、その謎が深まるばかりで目が離せません。文瀟の宿命、卓翼宸の復讐心、そして新メンバーたちが抱える過去。それぞれの思惑が複雑に絡み合い、ただの勧善懲悪ではない、重厚な人間(と妖)ドラマの幕開けを感じさせます。特に、一癖も二癖もある新キャラクター、白玖と裴思婧の今後の活躍が非常に楽しみです。彼らがこのチームにどんな化学反応をもたらすのか、期待が高まります。
つづく