溫以凡(ウェン・イーファン)は、ルームメイトの突然の引っ越しで、新しい同居人を探すことになる。そんな中、高校時代の同級生、桑延(サン・イエン)と気まずい再会を果たす。彼は昔、溫以凡(ウェン・イーファン)のことを白月光(忘れられない人)と呼んでいたらしい。お互いを意識する二人だが、ある日、桑延(サン・イエン)の自宅が火事になるという最悪のトラブルが発生。行くあてのない彼と、ルームメイトを探す彼女。運命のイタズラか、様々な偶然が重なり、二人はまさかの同居生活をスタートさせることになる。ぎこちない空気が流れる家で、二人の新しい関係が始まる。

「あの日の君と」あらすじネタバレ3話

白月光って言われちゃった

学校でいきなり停電。パニックになる生徒たち。そんな中、溫以凡(ウェン・イーファン)は一人、窓の外の月を眺めてた。そこに桑延(サン・イエン)が現れて、彼女をさりげなくかばうんだ。それを見てた友人の蘇浩安(スー・ハオアン)が茶化す。溫以凡(ウェン・イーファン)は桑延(サン・イエン)の白月光(忘れられない初恋の人)だからなって。普通なら否定するところだろ?でも溫以凡(ウェン・イーファン)は否定しない。白月光って、いい言葉ねなんて言うんだ。これ、もう何かあったってことじゃん。

火事と取材と、意味深な一言

溫以凡はルームメイトの王琳琳(ワン・リンリン)の家に引っ越す。でも、王琳琳は猫アレルギー。溫以凡の猫を見て顔が引きつってる。しかも王琳琳は彼氏の蘇浩安(スー・ハオアン)と別れ話の真っ最中。修羅場だ。

職場じゃ同僚たちが王琳琳のゴシップで盛り上がってる。溫以凡はそういうの、興味ない。そんな時、前の家の大家から鍵を返せって連絡が来る。どうしようかと思ってたら、桑延(サン・イエン)からメッセージ。なんと、合鍵の写真が送られてきた。溫以凡は焦る。わざと鍵を残したなんて思われたくない。だから同僚を誘って、食事を口実に桑延から鍵を受け取った。

改めて食事に誘う溫以凡。

桑延はツンツンした態度で断ろうとする。

その瞬間、桑延のスマホが鳴る。

家が火事だ。

マジかよ。

ジャーナリストの血が騒いだ溫以凡は、すぐさま現場に直行。

もちろん、桑延も一緒だ。

現場に着くと、桑延の部屋が一番ひどい被害を受けてた。

テレビカメラが、呆然と立つ桑延に向けられる。

彼は横にいる溫以凡をチラッと見る。

そしてカメラに向かって、こう言ったんだ。

僕は幸せです。あなたも、僕みたいに幸せになってほしい

これ、絶対に溫以凡に言ってるだろ。

新しい同居人は、まさかのアイツ

王琳琳が突然、引っ越すと言い出した。新しい仕事が見つかったらしい。溫以凡はまた一人になった。家に帰ると、なぜかドアの鍵が開いてる。恐る恐る中に入ると、物音が。溫以凡はパニックになって外に飛び出し、警察に通報しようとする。その時、中から出てきたのは桑延だった。

話はこうだ。家を失った桑延は、蘇浩安(スー・ハオアン)に部屋探しを頼んでた。で、早く次の入居者を見つけたい王琳琳が、桑延を紹介したってわけ。偶然が重なりすぎだろ!こうして、桑延が溫以凡の新しいルームメイトになった。溫以凡はホテルに泊まるよう提案する。お金も出すって。でも桑延は断るんだ。面倒だからって。昔のことはもう引きずってないとやたら強調してくる。いや、絶対引きずってる顔だろ、それ。夜も遅い。溫以凡は仕方なく、その晩だけ彼を泊めることにした。

気まずすぎる同居ルール決め

翌朝、桑延の姿はもうなかった。鍵だけがテーブルに置いてある。

溫以凡は王琳琳に会って、念を押す。

ルームメイトは女の子がいい。

でも、その日の夜8時。桑延は約束通り、家に来た。

腹をくくった溫以凡は、彼と向き合う。

同居を認める代わりに、ルールを作ることにした。

お金のことはきっちり分ける。

それから、溫以凡が特に強調したルールがある。

公共のスペースで裸にならないこと。

一体、過去に何があったんだよ。

異性を連れてくるときは、お互いの許可を取る。

桑延は言う。彼女いないし、興味もない。

桑延は家賃を多く払うと言い出す。それどころか、自分が小さい方の部屋を使うとまで。優しさの塊かよ。その夜、二人はそれぞれの部屋のベッドで、眠れずにいた。桑延はこっそり家を抜け出す。そして、焼けた自分の部屋で、古い鉄の箱を探し当てた。中から出てきたのは、一台の古い携帯電話だった。

感想:この気まずさ、たまらない!

いやー、もう最高に気まずい!でも、そこがいい!

桑延の行動、全部ツンデレにしか見えないんだよな。もう引きずってないって言葉と行動が真逆すぎる。口では冷たいこと言うくせに、火事の現場で溫以凡に向けたあのセリフは何なんだ。完全に未練タラタラじゃん。溫以凡も、彼のことを意識しまくってるのが伝わってくる。特に公共の場で裸にならないっていうルール。絶対何かあっただろ、昔。想像が膨らむ。

偶然が重なって同居が始まるっていう展開は王道だけど、この二人の場合は一味違う。過去の白月光っていうキーワードと、最後に桑延が見つけた古い携帯。伏線だらけで、もう先が気になって仕方ない。このもどかしい距離感がどう変わっていくのか。ソファから動けなくなりそうだ。

つづく