あらすじ
いやー、今回も桑延(サン・イエン)のツンデレっぷりが最高だったね。
溫以凡(ウェン・イーファン)が仕事から帰ってきたら、自分の部屋に引越し業者がいるんだよ。で、そこにいるのが桑延(サン・イエン)。スマホいじって知らんぷりしてるけど、どう見てもお前が引っ越してきたんだろって感じ。案の定、猫のキャットタワーまで運び込まれてくる。桑延(サン・イエン)はついでに買っただけとか言い訳してる。もうバレバレだって。
家賃のやり取りも笑える。桑延が溫以凡(ウェン・イーファン)に18000元を送る。溫以凡(ウェン・イーファン)は計算して520元を返す。この520って数字、中国語だと我爱你(愛してる)に聞こえるから、桑延は一瞬ドキッとしたんだろうね。すぐに?って返信が来る。溫以凡が明細を送ったら、ただの計算間違いだったことが判明。気まずそうに15元返してって言う溫以凡が、またかわいいんだよ。
一方で、友達の鐘思喬(ジョン・スチャオ)は大変なことになってた。朝起きたら、蘇浩安(スー・ハオアン)と一つのベッドに裸で寝てたらしい。二人とも前の晩に飲み過ぎて記憶ゼロ。防犯カメラ見たら、酔った蘇浩安(スー・ハオアン)が鐘思喬(ジョン・スチャオ)をおんぶして帰ってた。これはもう、自己責任ってやつかな。
ネタバレ
ここからが本題。今回の話で、桑延の行動の理由が全部つながる。
まず、溫以凡の友達の向朗(シャン・ラン)が帰国して、部屋を探してるって話が出る。それを聞いた桑延、明らかに耳がダンボになってる。溫以凡がもうルームメイトは見つかったからって言った時の、あの安心した顔。全部計算ずくだったんだよ。
職場で溫以凡がセクハラ被害に遭うシーンは、見てて本当に胸が痛かった。上司の張(チャン)ってやつに嫌がらせをされる。溫以凡はとっさにコーヒーをこぼして逃げ出すんだけど、過去にも同じようなことがあったみたい。職場で変な噂を立てられて、被害者なのに孤立しちゃう。このトラウマが、彼女の今の性格にかなり影響してるんだろうね。
そしてクライマックスは、みんなで集まるシーン。向朗(シャン・ラン)が車で迎えに来るんだけど、桑延も当たり前のように乗り込んでくる。しかも、溫以凡が座るはずだった助手席にドカッと座る。バックミラーをいじって、後ろの席の溫以凡が映るように調整してる。もう、どんだけ好きなんだよ。
車の中で、向朗(シャン・ラン)が核心を突く。お前、ルームメイトが溫以凡だって知ってて引っ越したんだろ?。
桑延は、あっさり認める。ああ、知ってたから引っ越した。
高校時代、溫以凡が悪い噂で孤立してた時も、陰で彼女を守ってたのは桑延だった。ランニングについて行って伴走者になるって言ったのも、全部本気だったんだ。彼の行動は、ただの偶然じゃなかった。ずっと昔から、溫以凡だけを見てたんだよ。
感想
いや、マジで桑延、お前ってやつは!って叫びたくなった回だった。彼の行動一つ一つが、全部溫以凡のためだったってわかる瞬間は、鳥肌が立ったね。不器用で口は悪いけど、行動が全部優しい。バックミラーで溫以凡をこっそり見るシーンとか、高校時代に彼女の噂を必死で打ち消そうとしてた回想とか、もうたまらない。こういう、言葉より行動で示すタイプの男、俺は大好きだ。
一方で、溫以凡が職場で受けるセクハラの描写は、すごくリアルで重かった。彼女が抱える心の傷の深さが伝わってきて、見ていて苦しくなる。ただ甘いだけのラブストーリーじゃない。こういう社会的な問題もしっかり描くから、このドラマは深みがあるんだと思う。彼女がどうやってこのトラウマを乗り越えていくのか、桑延がどうやって彼女を支えていくのか。そこが今後の大きな見どころになるのは間違いない。甘酸っぱさとビターな現実のバランスが絶妙で、完全に引き込まれたよ。
つづく