なあ、今回の第30話、マジで色々ありすぎたから、ちょっと聞いてくれよ。イーファンとサン・イエンの関係が、また一歩、いや百歩くらい進んだ回だった。

ネタバレとあらすじ

イーファンの誕生日、母との決別

まず、イーファンの誕生日。おめでたい日のはずなのに、そこに現れたのは、あの母親ジャオ・ユェンドン。今さら昔のことを謝りに来たんだ。娘がひどい目に遭ってたのに信じてあげられなかったって泣いてる。

でも、イーファンからしたら今さら何だよって話だよな。父親が死んで間もないのに、すぐ別の男の子供を妊娠した過去もある。そんな母親が、今度は再婚相手に浮気されたからって、急に娘にすり寄ってくる。あまりにも自分勝手だ。

イーファンは、そんな母親の後ろ姿に少しだけ同情するんだ。でも、彼女はもう決めてた。きっぱりと言い放つ。これが最後。連絡先は全部消す。私はもう、車興德(チャー・シンダー)に殺された人間だと思って。このセリフ、重いけど、イーファンの覚悟が伝わってきて、こっちの胸が締め付けられたよ。

サン・イエンの愛、最高の誕生日プレゼント

母親と決別して、一人で落ち込むイーファン。そこに最高のタイミングで現れるのが、我らがサン・イエンだ。彼は多くを語らない。ただ、そばにいてくれる。

イーファンは、誕生日の願い事をするんだ。一つは来年の夏もこんなに長かったら、プロポーズしてほしい。もう一つはおんぶして。サン・イエンは、どっちも即答でOK。ためらわずにイーファンをおんぶする。

背中の上で、イーファンは泣きながら言うんだ。もう誰も私を愛してくれない。サン・イエン以外は。それに対するサン・イエンの返事が、もう最高だった。俺は君だけを愛してる。この一言に、彼のすべての想いが詰まってる。これ以上の誕生日プレゼントはないよな。

スー・ハオアン、過去との和解

一方で、友人のスー・ハオアンも、自分の過去と向き合ってた。彼は祖父母と一緒に、昔、両親が亡くなった交通事故の現場を訪れる。そこで初めて、自分の名前に込められた真実を知るんだ。彼の名前は、亡くなった父親と母親の名前から一文字ずつ取られたものだった。

自分が両親からどれだけ愛されていたかを知って、ハオアンはようやく自分自身を受け入れることができた。彼もまた、大きな一歩を踏み出したんだ。

舞台の上の君と、二人だけの夜

夜は、イーファンのダンス発表会。サン・イエンは急な仕事で、なかなか会場に来られない。イーファンは、観客席に彼の姿がないのを見て、すごく不安になる。

でも、彼女のソロダンスが始まる直前、サン・イエンはギリギリで間に合った。舞台の上で光り輝くイーファンを見て、彼の目には涙が浮かんでた。

発表会の後、サン・イエンはイーファンを楽屋から連れ出す。大家の都合で今の家を出なきゃいけない、引っ越しの話を切り出す。そして、二人で新しい家(になる場所)へ帰るんだ。

家に入った瞬間、サン・イエンはイーファンにキスをする。舞台の上の彼女が、あまりにも綺麗で、まぶしくて。自分がどれだけ幸運かを噛みしめるように。熱いキスの後、彼はイーファンをベッドに運び、二人はついに結ばれた。

感想

今回は、イーファンにとって本当に大きな転機となる回だった。長年、彼女を縛り付けてきた母親との関係に、ついに終止符を打った。これは辛い決断だったけど、彼女が本当に自分の人生を歩き出すためには、絶対に必要だったんだと思う。そして、その痛みをすべて包み込んでくれるサン・イエンの存在が、あまりにも大きい。彼の愛は、ただ甘いだけじゃない。イーファンの弱さも過去も、全部受け止める覚悟がある。特に俺は君だけを愛してるというセリフは、このドラマ全体を通しても屈指の名言だ。スー・ハオアンの物語も、両親の愛を知ることで救われて、すごく良かった。そして最後のシーン。言葉はいらない。ただ、二人がやっと結ばれたこと、その事実だけで胸がいっぱいになる。見てるこっちが幸せな気持ちになれる、本当に見ごたえのある回だった。

つづく