恋人との辛い別れを経験し、麦承歓(マイ・チョンホワン)は失意の底にいた。家族が心配する中、祖母の陳淑珍(チェン・シュウジェン)が優しく彼女に寄り添い、励ます。承歓は少しずつ元気を取り戻していく。一方、仕事の上司である姚志明(ヤオ・ジーミン)が、気分転換と称して承歓と祖母を週末の小旅行に誘う。しかし、旅行先のリゾートホテルで、承歓と姚志明(ヤオ・ジーミン)は仕事のやり方を巡って激しく対立してしまう。険悪なムードの中、予期せぬハプニングが発生し、二人の関係に大きな変化が訪れることになる。
「承歓記(しょうかんき)~人生最高の出会い~」あらすじネタバレ12話
なあ、聞いてくれるか。今回の承歓記、マジで色々ありすぎた。辛家亮(シン・ジアリャン)との破局で、麦承歓(マイ・チョンホワン)は完全にどん底だ。弟の承早(チョンザオ)たちが必死に慰める。でも、承歓の涙は全然止まらない。
母親の劉婉玉(リウ・ワンユー)はもうパニック状態。私が辛家でキツイこと言ったからだって後悔してる。もう一回辛家に行って話をつけようとするんだ。それを父親の麦来添(マイ・ライティエン)が必死で止める。このお父さん、本当にいい人だよな。家族がバラバラになるのを見て、胸を痛めてる。
そこで、お父さんが動いた。承歓がおばあちゃんの陳淑珍(チェン・シュウジェン)とすごく仲が良かったのを思い出したんだ。すぐにおばあちゃんがいる養老院へ向かう。承歓が会社で受けた仕打ち、辛家での屈辱、そして破局したこと。全部話した。おばあちゃんは、承歓を助けるって約束してくれた。頼りになりすぎる。
おばあちゃんの優しさと、姚志明(ヤオ・ジーミン)の企み
おばあちゃんは早速、承歓を養老院に呼び出す。承歓はたまった想いを全部ぶちまけて、おばあちゃんに抱きついて号泣。それをおばあちゃんは全部受け止めるんだ。あんたの決断を支持するよって。最高の味方じゃないか。
その後、二人はおばあちゃんが経営するホテル興安里で食事する。承歓は新しい職場で五つ星コンシェルジュに選ばれたらしい。少しずつ元気を取り戻していく。このシーン、見てるこっちもホッとしたよ。
その頃、姚志明(ヤオ・ジーミン)がおばあちゃんに会いに来てた。おばあちゃんは承歓を巻き込むなって釘を刺す。でも、姚志明(ヤオ・ジーミン)はめげない。週末に自分と承歓、おばあちゃんの三人で小旅行に行こうって提案するんだ。表向きは気分転換。本当の目的は、姚志明の会社が持つリゾートホテルの視察だ。もちろん、承歓はそのことを知らない。
険悪な二人と、まさかのハプニング
週末、旅行当日。承歓と姚志明は会った瞬間から火花バチバチ。姚志明がわざと辛家亮(シン・ジアリャン)の名前を出して承歓をからかう。承歓はブチギレ。おばあちゃんが間に入って、なんとかその場を収める。
着いたのは、山奥にあるリゾートホテル。おばあちゃんは温かみがないと一言。承歓はプロの目で、ホテルの管理やサービスの問題点をズバズバ指摘する。それを聞いた姚志明の決断がヤバい。ここの従業員、全員クビにする。承歓は必死に止める。従業員はみんな近所の村人たちなんだ。でも、姚志明は聞く耳を持たない。冷徹すぎるだろ。
その夜、事件が起きる。承歓が姚志明を夕食に呼びに行くと、彼が部屋で倒れてた!大騒ぎになる。ホテルの従業員たちが協力して、山道が悪い中、姚志明を診療所まで運んでくれた。クビにされそうになってるのに、みんな必死なんだ。
原因は腎臓結石だった。姚志明が目を覚ますと、ベッドの横で承歓が付きっきりで看病してくれてた。ぐっすり眠ってる承歓を見て、姚志明の心に何かが芽生えたみたいだ。あの冷たい男が、すごく優しい目で彼女を見てた。回復した姚志明は、また仕事の電話を始める。承歓は電話を奪い取って今は休んで!って叱る。そしてもう一度、従業員をクビにしないでと頼んだ。この一件で、二人の関係は確実に変わったな。
第12話の感想
今回はマジで神回だったと思う。前半の承歓のどん底っぷりは見てて辛かったけど、そこからの浮上が最高だった。特に、おばあちゃんの存在がデカい。家族がゴタゴタしてる中で、冷静に、でも愛情深く承歓を支える姿は理想のおばあちゃんだよな。彼女の一言一言に重みがある。
そして、姚志明との関係が一気に進んだ。最初はただの嫌なヤツだったのに、だんだん人間味が見えてきた。承歓と口喧嘩してる時の二人は、もう小学生みたいで面白い。でも、承歓がホテルの問題点を的確に指摘する場面では、仕事ができる女の一面も見せてくれた。姚志明が倒れて、それを承歓が看病するっていう王道展開。これがいいんだよ。ベタだけど、一番グッとくる。冷徹な姚志明が、眠っている承歓を見る目つき。あれで完全にやられた。彼が抱える孤独とか、過去の苦労とか、そういうのが少しずつ見えてきて、物語に深みが出てきた感じがする。承歓の優しさが、氷みたいな姚志明の心を溶かしていく。これからの二人が本当に楽しみだ。
つづく