36話あらすじとネタバレ

お母さんの頑固、炸裂

お母さん(ワンユー)が病気のことで完全に心を閉ざしちゃった。故郷の古い家に引きこもって、誰が何を言ってもテコでも動かない。チョンホワンが上海に連れ戻そうとしても、帰らないの一点張り。もうどうしようもなくて、チョンホワンも意地になってじゃあ私もここに残る!って言い出す始末。親子だな、本当に。

ジーミンも一緒にいるんだけど、彼も大変だよ。ワンユーはチョンホワンを追い返したい一心で、とんでもない作戦に出る。夕食に、わざと激辛の料理ばかり並べたんだ。ジーミンは辛すぎてまともに食べられない。でもチョンホワンは、ここで負けたら終わりだと分かってる。涙目になりながら、その激辛料理を根性で食べ続ける。見てるこっちがヒリヒリするよ。

家族、大集合

この異常事態に、ジーミンが動いた。こっそりお父さん(ライティエン)に電話して、応援を要請。そして夜中に、ライティエンが弟のチョンザオとマオマオを連れて駆けつけた。まるで救世主の登場だ。

ライティエンは普段おとなしいのに、今回は違った。ワンユーに対して病気を治しに帰らないなら離婚だ!と声を荒らげる。これは効くだろう、と誰もが思った。ところがワンユーはいいわよ、離婚しましょうとあっさり承諾。ライティエンの作戦は、見事に空振り。このお母さん、強すぎる。

お父さんの本気

結局、ライティエンはワンユーと二人きりで話すことにした。ワンユーは、自分の命がもう長くないと思い込んでる。だから家族に迷惑をかけたくない。それが彼女なりの愛情なんだよな。切ないけど。

ここで、ライティエンが男を見せた。仕事を辞めて、ずっとそばにいると宣言したんだ。これにはワンユーも涙腺が崩壊。やっと本音で泣きじゃくることができた。このシーンは本当にグッときた。

家族の再出発

翌朝から、みんなでワンユーの心を癒す作戦が始まる。チョンホワンが母を散歩に連れ出している隙に、男たちでボロボロの家をピカピカに大掃除。ジーミンもすっかり家族の一員だ。

弟のチョンザオも、上海に戻る前に母と話す。ワンユーは、昔チョンホワンが病弱だったからチョンザオを産んだこと、仕事が忙しくて構ってやれなかったことを涙ながらに謝る。チョンザオはもうとっくに許してた。この家族、本当に色々あったんだな。

思い出の味を探して

みんなでワンユーを元気づけようと、畑を散歩したり、外食に連れ出したりする。ジーミンが予約した店で、ワンユーの好物臭鳜魚(臭いケツギョ)を注文。でもワンユーは一口食べて漬かりが浅いとバッサリ。昔食べた馮氏臭鳜魚が忘れられないらしい。

その言葉を聞いて、チョンホワンとジーミンはすぐに店を飛び出した。その思い出の店を探し回る。苦労の末に店を見つけ出したけど、もうその料理は作っていなかった。手に入らない思い出の味。この回の終わり方は、少しだけ寂しくて、でもリアルだった。

今回の感想

いやー、今回は泣かされたな。特に、お父さんのライティエンにやられた。普段はちょっと頼りなくて、お母さんの尻に敷かれてる感じなのに、いざという時の覚悟がすごい。仕事を辞めてでも妻に寄り添うって、なかなか言えることじゃないよ。彼の愛情の深さに、こっちまで胸が熱くなった。

ジーミンの存在もデカい。彼がいるだけで、重くなりがちな家族の問題が少しだけ軽くなる。激辛料理を無理して食べたり、アヒルを追いかけたり、すっかり麦(マイ)家の一員として馴染んでる姿が微笑ましかった。チョンホワンにとって、最高のパートナーだよ、本当に。

ワンユーの頑固さも、根っこにあるのは家族への愛情なんだよな。自分が重荷になりたくないっていう不器用な優しさが、見ていて本当につらかった。家族だからこそ、素直になれない。そのもどかしさがリアルに描かれていて、すごく引き込まれた回だった。

つづく