最終回のネタバレ、全部話しちゃうぜ

絶体絶命の元莫(げんばく)

まず、あの白衣客(はくいきゃく)の野郎、やることが本当にえげつない。元莫(げんばく)を火薬と酒だらけの倉庫に閉じ込めやがった。で、阿術(あじゅつ)にお前が火をつけろって。とんでもない二択を迫るよな。元莫は来世でまた夫婦になろうなんて言って覚悟を決めてる。阿術(あじゅつ)が必死に抵抗するけど、結局外に引きずり出されて、倉庫はドカン。一瞬、マジで終わったかと思ったぜ。

大逆転の即位パレード

場面は変わって、白衣客(はくいきゃく)と阿術の即位パレード。白衣客は、今度は阿必里(あひつり)に阿術を暗殺させて、自分だけが王になるっていう算段。どこまで腐ってんだか。

で、いよいよパレードが始まって、民衆に手を振る白衣客。阿必里(あひつり)にやれって合図を送る。その瞬間、動いたのは阿必里の服を着た元莫だった。 親の仇だ!って言って、白衣客に一太刀。生きてたんだよ、元莫!

そこからがすごい。阿術も康雲海(こううんかい)の仇!って追撃。馬車の下からは王昆吾(おうこんご) が飛び出してきて兄弟の仇!って、もう一発。完全に形勢逆転だ。周りを囲んでた無面人たちも、尉遅華(うっちか)と多弥(どみ)が兵を連れて駆けつけて一掃。阿術が焉楽の新しい女王になった瞬間は、鳥肌が立ったな。

明かされる計画のすべて

じゃあ、どうやってこんな大逆転ができたのか。ここからが種明かしだ。

元莫は、四方使として焉楽に来る前に、各邦にこっそり協力を頼んでたんだ。東淵の連中が、あの爆破された倉庫に地下道を用意してた。西淵の民は、パレードの車隊に紛れ込んで、王昆吾(おうこんご) を御者にすり替えさせてた。尉遅華(うっちか)たちが王城に入れたのは、月影門の丁が門を開けてくれたから。元莫が牢から出られたのも、玉羅の牢番のおかげ。多弥(どみ)が持ってきた地図と情報も、この作戦の要だった。みんなの協力があってこその勝利だったわけだ。

本当の仲間

でも、一番の驚きは阿必里の正体だよ。あいつ、白衣客を裏切ったわけじゃなかった。実は、阿術の幼馴染の小胖だったんだ。昔、康雲海(こううんかい)に命を救われて、ずっと正体を隠して白衣客の懐に入り込んでた。阿術が焉楽に帰ってきた時に、二人はとっくに気づいてた。今回の計画で、内側から情報を流して、みんなを手助けしてたんだ。いやー、見事に騙されたよ。

平和な未来へ

すべてが終わって、宴が開かれる。阿術は女王として、焉楽が邦国同盟に加わることを宣言する。元莫は、四方をまとめるっていう自分の使命を果たしたと感じて、四方使を辞めることにした。これからは、阿術と夫婦として生きていくって決めたんだ。

一ヶ月後、二人は盛大な結婚式を挙げる。元莫の両親の名誉も回復されたっていう知らせも届いて、まさにハッピーエンド。

半年後には、阿術のお腹に新しい命が宿る。王昆吾と尉遅華は、大漠の巡遊に旅立っていく。阿術が出産する頃には戻ってくるって約束してな。大漠に平和が戻って、物語は幕を閉じる。

で、最終回どうだった?

いやー、見事な大逆転劇だったな。正直、元莫が火の海に消えた時は、どうなっちまうんだって本気で焦ったよ。そこからのパレードでの反撃は、本当にスカッとした。悪役がこれでもかってくらい追い詰められていく様は、見ていて気持ちがいいもんだ。

この最終回のすごいところは、これまでの物語で張られていた伏線が、全部きれいに回収されたことだ。各邦の協力体制もそうだし、何より阿必里の正体にはやられた。彼がただの裏切り者じゃなくて、ずっと昔から阿術を想う仲間だったなんて、最高のサプライズじゃないか。

元莫がただの軽い男じゃなくて、ちゃんと四方使としての責任を果たして、みんなを団結させた。阿術も、ただ守られるだけじゃなく、女王としての覚悟を決めて立ち上がった。二人の成長がしっかり描かれていて、最高のハッピーエンドだったと思う。文句なしの最終回だ。

おすすめ: