穢谷(わいこく)を舞台に、物語は大きく動き出す。追手から逃れる南顔(なんえん)だったが、彼女の体内で眠っていた符霊(ふれい)の力が暴走し、絶体絶命の危機に陥る。嵇煬(けいよう)は身を挺して彼女を救おうと奮闘し、その過程で二人の絆はより一層深いものへと変わっていく。そんな中、新たな敵が出現し、殷琊(いんや) を人質に取るという卑劣な手段で二人を追い詰める。予測不能の事態が次々と起こり、南顔と嵇煬は、これまでで最大の試練に直面することになる。
「四海重明~恋が光となる、その時まで~」あらすじネタバレ14話
今回の『四海重明』第14話、マジでとんでもない回だったから、早速語らせてくれ。
南顔(なんえん)、暴走。そして二人の距離が急接近
まず、南顔(なんえん)が追手から逃げるシーンから始まる。ここで穆戦霆(ぼくせんてい) の姿に化けて、敵の注意を引いてくれるんだ。あいつ、意外とやるときはやる男だよな。
でも、南顔は結局ピンチになる。嵇煬(けいよう)が持ってた符霊(ふれい)と、南顔の体内にあった符霊(ふれい)が合体しちまったんだ。そのせいで南顔は力を制御できなくなって、大暴走。バーサーカーモード突入って感じだ。
それを見た嵇煬(けいよう)が、自分の危険もかえりみずに南顔を止めようとする。この時、あいつは南顔の体に流れる重明の血に気づくんだ。どうやら南顔には、とんでもない秘密が隠されてるみたいだな。
なんとか南顔は正気を取り戻すけど、力尽きて気絶しちまう。嵇煬はそんな彼女をそっと抱きしめて、怖がるなって優しく声をかけるわけ。もうこの時点で、ただの関係じゃないよな。
その後、意識が戻った南顔は、怪我をした嵇煬のために薬を飲ませてやる。彼が以前、自分の目的のために南顔を危険に晒したことを謝ると、南顔は全然気にしてない。これからも私の薬人でいてって笑うんだ。このやり取りで、二人の間の空気が一気に変わったよ。
崖からまさかのダイブ!愛が試される時
いい雰囲気になったのも束の間、最悪のタイミングで新たな敵、詹賢(せんけん)と鄧跋(とうばつ)が現れる。こいつら、小狐狸の殷琊(いんや) を人質にして、嵇煬に七浮造業書を渡せって脅してきたんだ。
嵇煬は冷静を装うけど、南顔は友達を見捨てられない。自分が交換条件になるって申し出る。でも、話がまとまるわけもなく戦闘に突入。その乱戦の中で、南顔が敵の攻撃を受けて崖から突き落とされてしまうんだ!
マジかよって思った瞬間、嵇煬が動いた。一瞬の迷いもなく、南顔の後を追って崖から飛び降りたんだ。あれは愛以外の何物でもないだろ。
嵇煬の覚悟と、ギリギリの脱出劇
崖から落ちた二人は、運良く途中の木の枝に引っかかって助かる。でも、そこは危険な魔物陰祝の巣の近くだった。谷が完全に閉鎖される時間も迫ってる。状況は最悪だ。
ここで嵇煬がとんでもない決断をする。彼は南顔を生かすために、自分を犠牲にすることを選んだんだ。
南顔に最後のキスをして、自分の持つ宝具銀蛟珠を彼女に渡す。そして、自分の霊力をすべて使って、南顔だけを崖の上まで安全に送り届けた。残された嵇煬は、谷の底へ落ちていく。
崖の上では、殷琊が南顔を受け止める。でも、嵇煬を失った南顔はパニック状態。殷琊は仕方なく術で彼女を眠らせる。
殷琊は眠る南顔を背負って、必死に谷からの脱出を試みる。周りの連中は誰も助けてくれない。本当に世の中の冷たさを感じるシーンだったよ。もうダメかと思ったその時、師匠の孟之光(もうしこう)が駆けつけて、谷の門をこじ開けて二人を救い出してくれたんだ。ギリギリのところで、なんとか助かった。
感想
いや、今回の14話はマジで神回だった。息つく暇もない展開で、感情がジェットコースターみたいに揺さぶられたよ。特に嵇煬の行動には完全にやられた。クールで目的のためなら手段を選ばない男だと思ってたけど、南顔への愛が深すぎた。崖からためらいなく飛び降りる姿も、最後の自己犠牲も、ヒーローそのものだろ。あの絶体絶命の状況でしたキスは、美しくて切なくて、反則級に胸に刺さった。南顔と嵇煬の関係は、もうただの仲間とか契約相手じゃない。完全に次のステージに進んだよな。穆戦霆(ぼくせんてい) の意外なファインプレーも良かった。とにかく、見どころが多すぎる回だった。
つづく