なあ、今回の15話、マジでティッシュ箱必須だったぜ。まさか、あいつがいなくなるなんて…。

あらすじとネタバレ

谷からなんとか脱出した南顔(なんえん)。でも、一息つく間もなかった。孟之光(もうしこう)がお前ら先に行け!って、一人で追っ手を引き受けてくれたんだ。男前すぎるだろ。

謎の僧侶、吃苦大師

南顔(なんえん)と殷琊(いんや) が逃げていると、吃苦大師(きっくたいし)っていう、ちょっと変わったお坊さんがついてくる。最初は敵かと思ったけど、どうやら愁山梵海(しゅうざんぼんかい)っていう組織の人らしい。

この大師、もともとは南顔(なんえん)をスカウトして修行させようとしてたみたい。でも、殷琊(いんや) に会ってこいつも救ってやらんとって気になったんだと。人とか妖とか関係なく、平和が一番だって説教するんだけど、今の殷琊にそんな言葉は届かない。さっさと行こうとしたら、大師の術で気絶させられちまった。強引すぎだろ!

嵇煬(けいよう)、壮絶な最期

一方、谷底に落ちた嵇煬(けいよう)は、とんでもない場所に行き着いてた。そこは、魔尊・森羅(しんら)の魂が封印されてる黄泉獄(こうせんごく)だったんだ。

森羅は嵇煬(けいよう)の体を使って復活しようと企む。でも、嵇煬は一枚上手だった。わざと森羅を自分の体に取り込んで、道連れにする作戦に出たんだ。天地禁術っていうヤバい術を使って、森羅ごと自分を消滅させようとした。そのせいで穢谷(わいこく)は完全に崩壊。もう誰も入れない絶望の地になっちまった。

南顔は、嵇煬を探して必死だった。吃苦大師に教えられた近道で穢谷に行こうとするけど、結界に弾かれて入れない。嵇煬が死んだなんて、受け入れられるわけないよな。何度も谷に突っ込もうとするけど、全部失敗。そして、ついに二人を繋いでいた霊犀印(れいせいいん)が、ゆっくりと消えていく。それを見た南顔は、完全に心が折れて、ただ泣き崩れるしかなかった。

絶望と再起の誓い

しばらくして、南顔は少しだけ冷静さを取り戻す。部屋に残された嵇煬の物を見て、あいつとの日々を思い出すんだ。あいつの期待を裏切れない。ちゃんと生きなきゃって、自分に言い聞かせる。

そして、南顔はとんでもない決断をする。強くなるために、吃苦大師に弟子入りして修行を始めることにしたんだ。大師は南顔の覚悟を認めて、真円(しんえん)っていう法名を授ける。

その夜、殷琊が南顔に本当にいいのか?って聞く。南顔の答えは、もう決まってた。嵇煬の犠牲を無駄にしない。この世の魔物を全部俺が片付けて、あいつへの手向けにするって。その覚悟を聞いて、殷琊も南顔を応援することを決める。山の麓で、彼女が帰ってくるのを待つつもりらしい。

新たな修行の始まり

翌日、南顔は九劫塔(きゅうごうとう)っていう修行の塔に入る。ここは、愁山梵海の開祖が悟りを開いたっていう伝説の場所だ。

南顔を見送った後、殷琊も下山しようとするんだけど、吃苦大師がそれを許さない。お前の一族は血の気が多いから、修行しないとダメになるとか言って、無理やり鉢の中に閉じ込めて修行させ始めるんだ。ちょっと面白い展開だよな。

その頃、塔の中の南顔は、幻覚の試練を受けていた。喜、怒、憂っていう三つの感情の試練はクリアした。でも、次に待っていたのは棄情絶愛(きじょうぜつあい)。つまり、嵇煬を忘れろっていう、一番キツい試練だった。

第15話の感想

いや、マジで今回はキツかった。嵇煬が退場するなんて、誰が予想したよ。主人公の一人がこんなに早く、しかも自己犠牲っていう一番泣ける形でいなくなるなんて、脚本家は鬼か?南顔が泣き崩れるシーンは、こっちまで胸が張り裂けそうだった。霊犀印が消える演出も、二人の絆の終わりを突きつけられて、本当に辛かったな。

でも、ただ悲しいだけじゃ終わらないのがこのドラマのいいところ。絶望の淵から立ち上がって、復讐と修行の道を選ぶ南顔の強さにはグッときた。これからの彼女の成長が、唯一の希望だぜ。殷琊が無理やり修行させられるコミカルなシーンが、唯一の癒やしだったな。重い展開の中の、ああいう息抜きは大事だよ。とにかく、嵇煬のいない世界で、南顔がどう戦っていくのか。見届けるしかない。

つづく