あらすじとネタバレ
衝撃の密談と、姉の失踪
顔幸(がんこう) と話そうとしたら、とんでもない場面に出くわした。親父が張丞相(ちょうじょうしょう)とコソコソ話してるんだ。聞き耳を立ててみたら、マジでヤバい内容だった。
あの冷血漢で有名な沈渡(ちんと)が、これまで縁談をことごとく潰してきた理由。それは、嫁になる娘を朝廷のドロドロした争いに巻き込まないためだったらしい。え、あの男にそんな優しさが?って思うよな。でも、今回の姉ちゃん、顔采薇(がんさいび)との結婚は話が別。どうやら、スパイとして利用するのが目的みたいだ。
母親の如氏(じょし)は当然、猛反対。だけど親父は、逆らえないみたいで追い詰められてる。最悪、一家で都から逃げることまで考えてる始末だ。そんなピリピリした状況で、追い打ちをかけるように姉ちゃんの置き手紙が見つかった。家出しやがった。これで顔家の空気は最悪。顔幸(がんこう)の企みの間で、頭の中がぐちゃぐちゃになった。
沈渡(ちんと)との直接対決
顔幸(がんこう) は母親に言われて、家出した姉ちゃんを探しに出る。夜になるまで歩き回って、気づいたら沈渡の屋敷の前にいた。そこでバッタリ、沈渡本人と遭遇。兵隊まで引き連れて、すごい威圧感だ。顔幸はさっさと立ち去ろうとした。でも、沈渡が彼女を呼び止める。ウサギが逃げたから探してるって、とっさに嘘をつく顔幸。沈渡はそれを半笑いで必ず見つけろよだってさ。
ここで顔幸は勇気を出す。姉とあなたの結婚を取りやめてくださいって、ストレートに頼み込んだ。姉ちゃんはあなたにふさわしくない、って。でも沈渡の答えはクールそのもの。皇太后様からの命令は断れないおまけに結婚相手が誰だろうと、愛があろうとなかろうと気にしないと言い放つ。これには顔幸もブチギレ。理不尽な人!姉を嫁にもらう資格なんてない!そう言い捨てて、怒ってその場を去った。沈渡は、去っていく彼女の後ろ姿を、なんとも言えない顔で見てたんだ。
身代わりの花嫁
その頃、どこかで仮面をつけた謎の男が、母親の墓の前で何かを誓っていた。不穏な空気が漂う。
そして、ついに婚礼の日がやってきた。迎えの行列が顔家に着いたのに、門は固く閉ざされてる。親父はもう、家族を連れて逃げる気でいた。その絶体絶命の状況で、顔幸が立ち上がった。私が姉さんの代わりに嫁ぎますこの一言に、家族全員が凍りつく。顔幸は、未知の運命に足を踏み入れる覚悟を決めたんだ。
彼女は覚悟を決めて、婚礼衣装に着替えた。金姨娘(きんいじょう)が泣きながら止めようとする。でも、娘の決意は固かった。金姨娘は涙ながらに自分の全財産を顔幸に渡し、これで刑部の役所にでも隠れてくれと頼む。自分は芝居でもして生きていくから、と。でも顔幸は、家族の一員としてこの責任を負うことを選んだ。両親に別れを告げ、たった一人で花轎(はなごし)に乗り込んだ。
波乱の新婚初夜
花轎が出発しようとした、その瞬間。沈渡が現れた。普通、花婿は婚礼の儀式まで花嫁に会わない。そのしきたりを破って、彼は花嫁に会わせろと迫る。そして、中にいるのが顔幸だと知ってしまった。問い詰める沈渡。でも顔幸は冷静だった。太皇太后様の命令ですその一言で、沈渡を黙らせたんだ。度胸ありすぎだろ。親友の陸垂垂(りくすいすい)も、心配そうにその様子を見守っていた。
夜、顔幸は沈府に足を踏み入れた。でも、そこにはお祝いの雰囲気なんて全くない。まるで墓場みたいに静まり返っていた。彼女は離れの部屋に通される。執事が冷たく旦那様は今夜、こちらには来ませんと告げた。顔幸は平然とした顔で、自分の正体をほのめかすような質問を執事に投げかける。この状況でも、彼女は周りをしっかり観察していた。
夜が更けて、顔幸は一人でベッドに横になる。子供の頃、沈渡にもらったペンダントのことを思い出していた。昔はあんなに優しかったのに。今の彼は、全部忘れちゃったみたいだ。そんな感傷に浸っていたら、突然、沈渡本人が部屋に入ってきた。鬼みたいな形相でここは俺の家だと警告する。でも顔幸は一歩も引かない。そんなに私が嫌なら、離縁状を書けばいいじゃないですかその強気な態度に、沈渡の表情が少し変わる。思わず、彼女の頬にそっと触れた。顔幸はビビりながらも、彼の世話をしようと覚悟を決める。その時、彼女が足を滑らせて、二人の体が偶然、密着した。気まずい空気が流れる。
その直後、明堂で火事です!という知らせが届く。沈渡は慌てて部屋を飛び出していった。嵐のような夜が明けて、翌朝。親友の陸垂垂(りくすいすい)が血相を変えて飛び込んでくる。西林寺の竹林で、奇妙な死体が見つかったらしい。顔幸は悟った。この沈家での生活は、彼女が想像していたよりも、ずっと複雑で危険なものになるだろう、と。
感想
いやー、第2話、濃すぎだろ!顔幸の覚悟の決まりっぷりが半端じゃない。普通、姉ちゃんが逃げたからって、あの白無常の異名を持つヤバい男のところに身代わりで嫁ぐか?肝が据わりすぎてる。でも、ただの無鉄砲じゃなくて、家族を守るためっていうのがグッとくるよな。
そして沈渡。冷血漢だと思ってたら、花嫁を争いから守るためにわざと嫌われてたとか、いきなり人間味出してくるじゃん。でも、顔幸の姉ちゃんをスパイにしようとしてたのも事実。どっちが本当の彼なんだ?って混乱する。この男、一筋縄ではいかない。
新婚初夜の二人のやり取りも最高だった。脅しに来たはずの沈渡が、顔幸の強気な態度にちょっとペースを乱されてる感じ。足を滑らせて密着しちゃうとか、ベタだけどやっぱりドキドキする展開だ。これから二人の関係がどう変わっていくのか、めちゃくちゃ気になる。
最後にぶっこまれた殺人事件。ラブだけじゃなくて、しっかりサスペンスもやってくれるわけね。このドラマ、こりゃ寝不足になるやつだ。
つづく