あらすじ(ネタバレあり)
1997年:過去の事件に眠るヒント
話は陸行知(ルー・シンジー)の朝から始まる。親父さんが作った朝飯を食って、昨日渡された海外の連続殺人犯に関する記事に目を通すんだ。そこで何か閃いたみたいで、すぐに楊漫(ヤン・マン)を起こして資料探しを頼む。英語の資料だったら翻訳もお願いするあたり、ちゃっかりしてるよな。
その頃、師匠の衛崢峵(ウェイ・ジョンロン)のポケベルが鳴る。どうやら犯人からのメッセージらしい。二人はすぐに発信源の公衆電話に向かう。追跡の途中で、衛崢峵(ウェイ・ジョンロン)は旧友の張司城(ジャン・スーチョン)の姿を見かけるんだ。その瞬間、ピンときたんだろうな。これは張司城からの情報かもしれないって。それで追跡はストップする。
その後、陸行知(ルー・シンジー)の親父さんと衛崢峵(ウェイ・ジョンロン)を交えて食事会が開かれる。陸行知(ルー・シンジー)は、例の記事を元に鉛筆殺人事件を新しい角度から見れないか提案する。柳夢(リウ・モン)の事件が、実は犯人の最初の犯行じゃないかもしれない、と。衛崢峵は最初、海外の理論なんて役に立つかって態度だった。でも、仕事の邪魔にならないならって条件で、過去の事件を調べることを許すんだ。この頑固だけど、なんだかんだで部下を信じてる感じがいいよな。
2010年:新たな犠牲者と衝撃の事実
場面は一気に2010年に飛ぶ。陸行知は霍局(フオ局長)長(フオきょくちょう)に啖呵を切る。一か月で事件を解決します。できなかったら辞めますって。でも霍局(フオ局長)長は彼を怒鳴りつけるんだ。失敗するのは被害者だ。警察じゃないってな。これはただの叱責じゃない。陸行知の覚悟を確かめるための、熱いエールだ。
そんな中、新たな犠牲者が見つかる。名前は薛紅(シュエ・ホン)。美容室の従業員だった。彼女はこれまでと違って、激しく殴られた跡があった。そして、現場にあったいちごの人形から、なんと薛紅本人と陸安寧(ルー・アンニン)のDNAが検出される。安寧のDNAだって? もう頭が真っ白になるよな。
同じ頃、楊漫(ヤン・マン)は娘の安寧が念入りに化粧して出かけるのを見て、心配になって後を追う。こっちも不穏な空気がすごい。
捜査は急ピッチで進む。陸行知と衛崢峵は薛紅が働いていた美容室へ聞き込みに行く。共同経営者の若い女の子の話だと、薛紅を訪ねてくる男が何人もいたらしい。
再び1997年:物干し竿に隠された絵
陸行知の粘り強い主張で、衛崢峵はついに南岸で起きた過去の殺人事件を再調査する決意を固める。当時の事件現場を訪れた二人は、棚に隠されたスペースを見つけるんだ。衛崢峵が物干し竿でそれをこじ開けようとした、まさにその時。竿の中から一枚の絵が転がり出てくる。
それは裸の女性を描いた絵だった。そして、そのポーズは柳夢(リウ・モン)が殺された時の姿と全く同じだったんだ。この決定的すぎる証拠を前に、衛崢峵は二つの事件を併合して捜査することを決める。13年の時を超えて、点と点がついに線になった瞬間だった。
このエピソードの感想
いやー、今回はマジで神回だったな。1997年と2010年、二つの時間軸がただ並行して進むだけじゃなくて、過去の捜査が現在の事件を解くカギになるっていう展開がたまらない。特に、陸行知が海外のプロファイリング的な視点を持ち込んで、ベテランの衛崢峵とぶつかるシーンは良かった。最初は反発してた衛崢峵が、最後には陸行知の意見を受け入れて過去の事件を再調査する。この師弟関係の変化が熱いんだよ。
それにしても、安寧のDNAが現場から見つかるっていう展開は心臓に悪い。一体どういうことなんだ? 楊漫(ヤン・マン)が後を追ってるのも気になるし、家族を巻き込むヘビーな展開になってきた。
そして最後の物干し竿のシーン! まさかそんな場所に、事件の核心に迫る証拠が隠されてるなんて誰も思わないだろ。あの絵が出てきた瞬間は、鳥肌が立った。柳夢の事件と完全に一致するポーズ。これで鉛筆殺人事件だけじゃなく、もっと大きな連続殺人の可能性が浮上してきた。事件の全体像が一気に変わる、最高のクリフハンガーだったな。
つづく

