なあ、聞いてくれよ。今回の18話、マジで情報量が多すぎて頭がパンクしそうだった。2010年と1998年、二つの時代がぐっちゃぐちゃに交錯して、一瞬たりとも目が離せなかったぞ。

第18話 ネタバレ

2010年、ついに動いた物証

まず話は2010年から始まる。ベテラン刑事の朱じいさんが、仕事の割り振りが気に入らないって言って、衛崢峵(ウェイ・ジョンロン)に噛みついてる。まあ、無理もない。相棒の杜じいさんが重傷で、もう現場には戻れないかもしれないんだ。そりゃイライラもするよな。

そんな中、陸行知(ルー・シンジー)がとんでもないものを見つけてくる。なんと、13年前に迷宮入りした莫蘭(モー・ラン)事件の物証が、別の事件のファイルに紛れ込んでいたんだ!これには俺もマジか!って声が出た。すぐに再鑑定に回して、これで一気に犯人のDNAが分かるかもしれない。

娘のデートと謎の男

捜査が大きく動き出す一方で、陸行知(ルー・シンジー)の私生活も大変なことになってる。娘の安寧(アンニン)が、夜間学校の男の子と美術展に行くっていうんだ。それを聞いた陸行知はもうパニック。早恋だ!なんて言って、完全に父親の顔になってる。仕事ではあんなに冷静なのに、娘のことになるとダメダメだな。

そこに、またあの楊哲(ヤン・ジョー)が現れる。こいつ、安寧(アンニン)の母親である楊漫(ヤン・マン)に言い寄ってる男なんだけど、どうにも怪しいんだよ。結局、陸行知は娘のデート現場に乗り込んで、相手の男の子に身分証を見せろって迫る始末。安寧が怒るのも当然だ。

曲振祥(チュー・ジェンシアン)、逮捕へ

そんな親バカを発揮してる最中に、陸行知に重大な任務が下る。警察上層部が、大物汚職事件のターゲットである曲振祥(チュー・ジェンシアン)を捕まえたい。でも、普通に捕まえたら、裏にいるもっとデカい魚が逃げちまう。

そこで立てられた作戦がすごい。陸行知が、13年前の殺人事件の容疑者として曲振祥を逮捕する。そして、身柄を別のチームに引き渡して、秘密裏に汚職の件で尋問するっていうんだ。陸行知はこの作戦を引き受ける条件として、逮捕には自分と、曲振祥と顔なじみの衛崢峵(ウェイ・ジョンロン)、朱じいさん、杜じいさんだけで行くと告げる。これは相手を油断させるための、見事な一手だった。

ホテルにいた曲振祥は、大勢のビジネスパートナーの前でメンツを潰されたくないから、意外なほど素直に連行される。でも、尋問室に入って初めて、自分が殺人じゃなくて別の容疑で狙われていることに気づくんだ。

DNA不一致と新たな糸口

ここで、待ちに待ったDNA鑑定の結果が出る。結果は、なんと曲振祥とは不一致。普通ならここでガックリくるところだ。

でも、陸行知は違った。彼はむしろ興奮していた。やっと尻尾を掴んだ!って。どういうことか。つまり、犯人は別にいる。でも、曲振祥が関わっていることは間違いない。このDNA不一致こそが、事件の複雑な構造を解き明かす鍵になるってわけだ。電話で報告を受けた衛崢峵も、家族を起こさないようにトイレで静かにガッツポーズ。この師弟、やっぱり似てるよな。

悲劇の連鎖

捜査は一気に加速する。陸行知は、前に楊哲(ヤン・ジョー)が乗っていた車がレンタカーだったことを突き止める。あいつが何かを隠しているのは明らかだ。

まさにその時、一本の電話が入る。美容師の斉莎莎(チー・シャシャ)が、ずっと陸行知に連絡を取ろうとしていたらしい。彼女は犯人が誰か思い出したというメッセージを残していた。 最高の情報が手に入ると思った瞬間、事態は最悪の方向へ転がる。陸行知が美容院に駆けつけると、斉莎莎(チー・シャシャ)はすでに殺されていた。床は血の海。あと一歩だったのに、犯人は警察の動きを完全に読んでいたんだ。

1998年、孤独な新年

ここで、物語は1998年の大晦日に飛ぶ。陸行知は妻と娘と一緒に、父親の家で新年を祝っている。でも、彼の心はここにはない。事件解決のプレッシャーで、顔には笑顔一つない。一方、衛崢峵はもっと孤独だ。彼は自分の家族と過ごさず、事件の被害者遺族である張山山(ジャン・シャンシャン)と白暁芙(バイ・シャオフウ)を連れて、川辺で爆竹を鳴らしている。この事件が、二人の刑事の人生をどれだけ深く蝕んでいるか。その事実が、痛いほど伝わってくるシーンだった。

第18話の感想

いやあ、今回はマジでジェットコースターみたいな回だったな。13年前の物証が見つかってよっしゃ!って思ったのも束の間、陸行知の親バカっぷりでちょっと和んだかと思えば、斉莎莎が殺されるっていう衝撃のラスト。感情が追いつかない。

曲振祥の逮捕は大きな一歩だけど、DNAが不一致だったことで、事件の根がもっと深いことがはっきりした。犯人は一人じゃないかもしれないし、警察内部の情報を掴んでる可能性も高い。楊哲っていう男も、絶対何か知ってる。あいつの胡散臭さは異常だ。

一番キツかったのは、やっぱり斉莎莎の死だ。やっと真実に繋がる証言が得られると思ったのに、犯人は一枚も二枚も上手だった。陸行知が駆けつけた時の、あの血まみれの現場は夢に出てきそうだ。

最後の1998年のシーンも心に刺さる。事件に囚われて、家族との時間さえ心から楽しめない刑事たちの姿。特に、自分の息子と過ごさずに被害者の子供たちといる衛崢峵を見ると、彼がこの事件にどれだけのものを捧げてきたのかが分かって、胸が締め付けられるよ。

つづく