新たな殺人事件が発生し、刑事の陸行知(ルー・シンジー)が捜査に当たる。被害者は裕福そうな若い女性、王楠楠(ワン・ナンナン)。現場の遺留品から13年前の未解決事件との関連がささやかれるが、陸行知はそれを否定し、新たな事件として捜査を進める。被害者の華やかな生活の裏に隠された謎を追う現代の捜査。それと並行して、1997年に起きた別のダンサー殺人事件を追う、若き日の陸行知と相棒・衛崢峵(ウェイ・ジョンロン)の姿が描かれる。二つの時代と二つの事件が、静かに交錯を始める。
「DUST~十三年の追憶~」あらすじネタバレ2話
いきなり衝撃の犯行シーンからスタート
おいおい、第2話はいきなりキツいシーンから始まったぞ。赤いドレスを着た女の人が、一人でダンスを踊ってる。すごく綺麗なんだ。でも次の瞬間、場面は車の中に切り替わる。彼女が誰かを待っていると、いきなり後頭部をハンマーで殴られた。マジで容赦ない。気絶した彼女を後部座席に乗せて、犯人は車を走らせる。途中で意識を取り戻した彼女の首を、ためらいもなく絞めて殺害した。このドラマ、本当に手加減なしだな。
陸行知(ルー・シンジー)、13年前の事件との関連を否定
場面は変わって、刑事の陸行知(ルー・シンジー)が局長と話してる。局長は、今回の事件が13年前の未解決事件と関係あるんじゃないかって聞きたいんだ。でも陸行知(ルー・シンジー)は、きっぱりと関係ないと言い切る。現場に落ちてた鉛筆が、昔の事件の遺留品と同じだった。でも、その鉛筆は近所の家具市場で客に配ってるやつと同じらしい。だから、これはただの偶然だと。陸行知は、新しい事件として捜査を進めることにした。仕事のせいで、娘の安寧(アンニン)との約束もすっぽかしだ。元妻の楊漫(ヤン・マン)に娘を任せるしかない。この辺の、仕事に追われる刑事のリアルな生活感、結構好きだぜ。
被害者の身元捜査が始まる
殺された女性の身元はまだ分からない。法医の呂(リュー)師匠によると、被害者はかなり裕福なはずだ。整形もしてないし、自分の身なりにすごく気を使ってる。陸行知は、被害者のヘアゴムに付いてた髪の色が、本人の髪色と違うことに気づいた。すぐに鑑定を頼むあたり、さすがだよな。彼はまず、被害者のネイルアートから捜査を始める。金持ちなら、ネイルも高級な店でやってるはずだ。一番高い店から順番に当たっていく作戦だ。部下の趙正明(ジャオ・ジョンミン)たちが聞き込みに走る。そして、あるネイルサロンで情報を掴んだ。被害者はシンディという名前で、この店で特別なネイルをしていた。本名は分からないけど、住所は分かった。陸行知と趙正明がその部屋に行ってみると、ほとんど住んでる気配がない。シンディ、本名は王楠楠(ワン・ナンナン)。彼女は一体、何者なんだ?監視カメラを調べると、彼女は駐車場で襲われた可能性が高い。犯人が隠れていた場所には、足跡も残っていた。でも、なぜ犯人はわざわざ遠くの家具市場まで行って死体を捨てたのか。謎は深まるばかりだ。
1997年、若き日の陸行知と衛崢峵(ウェイ・ジョンロン)
陸行知は、13年前の事件とは関係ないと言いながらも、気になって仕方ない。彼はふと、昔の相棒だった衛崢峵(ウェイ・ジョンロン)を思い出す。ここで、場面は1997年に飛ぶ。若き日の陸行知と、熱血漢の衛崢峵(ウェイ・ジョンロン)。二人は、柳夢(リウ・モン)という女性が殺された事件を捜査していた。彼女の両親は、娘は劇団のダンサーだと言っていた。でも妹の話では、歌舞庁で踊って金を稼いでいたらしい。さらに、香港の大スター、黄家杰(ウォン・カーワイ)のバックダンサーもしていたことが分かった。最初の容疑者は、その黄家杰だ。短気な衛崢峵は、上司の制止も聞かずにホテルに乗り込む。若くてまだ青い陸行知を連れて、大スターの部屋の前に立つ。この二人のコンビ、見ていて飽きないぜ。
感想
現代の事件と13年前の事件、二つの時間軸がどう絡んでくるのか、その見せ方がうまい。冷静で理論派になった現在の陸行知と、猪突猛進で熱血漢の若き日の衛崢峵。この二人の対比がすごく面白いんだよな。13年という月日が二人をどう変えたのか、それだけでもう一つの物語になってる。今回の被害者、王楠楠もただの金持ちの女性じゃなさそうだ。借りていた部屋に住んでいなかったり、ヘアゴムの髪の色が違ったり、裏に何か大きな秘密を抱えてる感じがプンプンする。犯人がなぜわざわざ遠くに死体を捨てたのか、この謎も気になる。派手なアクションはないけど、じっくりと謎を解き明かしていく骨太な刑事ドラマ。こういうの、俺は大好きだぜ。
つづく

