あらすじ
2010年、陸行知(ルー・シンジー)は監視カメラの映像とにらめっこしてた。でも、深夜の時間帯は作業員の交代と重なって、人の顔なんて全然見えない。そこで陸行知は、娘の安寧(アンニン)に映像を見せて犯人を特定させようと思いつく。
この案を妻の楊漫(ヤン・マン)に話したら、当然だけど彼女はブチギレ。娘を危険な捜査に巻き込むなんて、って。二人が口論しているところに、ちょうど学校から安寧が帰ってくる。気まずい雰囲気の中、陸行知はついに倒れてしまった。最近の無理がたたったみたいだ。
知らせを聞いた相棒の衛崢峵(ウェイ・ジョンロン)も病院に駆けつける。陸行知が目を覚ますと、衛崢峵(ウェイ・ジョンロン)に離婚した本当の理由を語り始めた。昔、自分が逮捕した犯人が出所後に家まで押しかけてきた事件があった。誰も怪我はしなかったけど、安寧がその光景にひどく怯えてしまったんだ。それがきっかけで夫婦の間に溝ができて、結局別れることになったらしい。
一方、楊漫は一人で悩んでいた。そして、彼女はある決心をして、安寧を警察署へ連れて行く。
ネタバレ
楊漫は、霍(フオ)隊長たちが付き添うことを条件に、安寧に監視カメラの映像を見せることにしたんだ。そして病院にいる陸行知に、安寧が映像から誰かを特定したみたいだと伝える。それを聞いた陸行知は、ベッドから飛び起きて警察署へ直行した。
安寧の証言は決定的だった。彼女が指し示した人物のおかげで、容疑者の行動範囲が一気に絞り込めた。捜査は大きく進展する。さらに、鑑識の呂(リュー)さんが、事件の遺留品だったブローチと黒い布から血痕を発見した。これで物証も手に入ったわけだ。
病院で眠っている間、陸行知は1997年の夢を見ていた。当時の捜査は、武小文(ウー・シャオウェン)という男に注目していた。彼は二つの事件でアリバイがあったけど、どうにも怪しい。陸行知が調べると、武小文(ウー・シャオウェン)は図書館の常連で、江北中学の前で文房具店を経営していることがわかる。彼の祖父は有名な画家で、武小文自身も字がめちゃくちゃ上手い。これは、犯人が残したメッセージと何か関係があるかもしれない。
ある夜、武小文は店を早じまいして市立図書館へ向かう。陸行知はその跡を静かにつけていた。13年前のあの日、捜査線上に確かに武小文がいたんだ。
感想
いやー、今回もマジで息がつけなかったな。陸行知、ついに倒れちゃったか。あれだけ自分を追い込んでたら、そりゃ倒れるよな。でも、彼が倒れたことで、楊漫との離婚の真相がわかったのはデカい。安寧ちゃんが受けた心の傷を思うと、楊漫が神経質になるのも無理ない。どっちの気持ちもわかるから、見ていて本当に苦しかった。
そして、ついに安寧ちゃんが動いた。彼女が犯人特定のキーマンになるなんて、予想外の展開だ。子供を捜査に巻き込むっていう重い決断を、楊漫が一人で下した。母親としての葛藤がリアルに描かれてて、グッときたよ。
過去のパートで出てきた武小文って男、怪しすぎだろ。字が上手くて、アリバイがあって、でも行動が不審。いかにも犯人っぽい要素が満載じゃないか。現在の捜査と過去の記憶が、この武小文っていう一点で繋がりそうな予感がする。点と線が繋がる瞬間が、このドラマの一番面白いところだからな。
つづく

