あらすじとネタバレ

師弟コンビの捜査と衛崢峵(ウェイ・ジョンロン)の暴走

まず、陸行知(ルー・シンジー)が衛崢峵(ウェイ・ジョンロン)に聞くんだ。なんで武小文(ウー・シャオウェン)の店が盗まれたって分かったんだ?って。衛崢峵は答えない。でも陸行知(ルー・シンジー)にはもうお見通しなんだよね。この師弟、やっぱりすごい。

二人は大学の美術学科に行く。専門の先生に例の裸体画と鍾馗の絵を見せるんだ。そしたら90%別人だねって言われる。衛崢峵はがっくりきてた。まあ、そうだよね。これで捜査が振り出しに戻るかもしれないんだから。

でも、衛崢峵の頭の中はもう武小文(ウー・シャオウェン)でいっぱいなんだ。陸行知を送った後、また武小文の店に張り込みに行く。もう執念だよ。

武小文の狂気と自滅

次の日、武小文が衛崢峵の車の窓を叩いて起こす。なんで俺にばっかり構うんだ!ってキレてる。衛崢峵は相手にしない。そしたら武小文、とんでもない行動に出る。レンガを拾って、なんと自分の頭に叩きつけたんだ。で、警官に殴られた!って騒ぎ立てる。ヤバすぎるだろ、こいつ。

この一件で、衛崢峵は署で問題になる。結局、処分を受けて自宅謹慎を命じられた。でも、この男が大人しく家にいるわけない。

案の定、また武小文の店に行く。客で来てた学生をビビらせて追い払うんだ。武小文もさすがにヤバいと思って店を閉めて車で逃げる。でも衛崢峵はガムみたいにくっついてくる。

武小文はまた同じ手を使った。路上で大騒ぎして、衛崢峵にやられたフリをする。今度は署の全員が知ることになって、霍隊(フォ隊長)長もブチギレ。衛崢峵はチームに迷惑かけたって、さすがに反省したみたいだった。

悲劇の連鎖、そして衛崢峵の絶望

衛崢峵は武小文に謝りに行くことにした。その途中、白暁芙(バイ・シャオフウ)からメッセージが来るんだ。公衆電話から折り返すと、家に呼ばれる。でも衛崢峵は断る。

白暁芙(バイ・シャオフウ)は諦めない。映画に行こう。あなたが来なくても待ってるって伝えるんだ。切ないよな。

衛崢峵は武小文の家に着く。でもドアは固く閉まってる。ふと見ると、地面にガソリンの跡があった。嫌な予感がする。

その頃、武小文はガソリンを持って東渡街にいた。自分の体にガソリンをぶちまけて、火をつけたんだ。衛崢峵が駆けつけた直後、爆発が起きた。

衛崢峵が見たのは、火だるまになって助けを求め、もがく武小文の姿だった。やがて、その動きは止まる。衛崢峵は、自分が彼をここまで追い詰めたんだって、ものすごく後悔してた。

でも悲劇はそれだけじゃ終わらない。霍隊(フォ隊長)長が現場に来て、もう一つの最悪なニュースを告げる。白暁芙が車に轢かれた。もうダメかもしれない。

衛崢峵は病院に駆けつける。そこには、張司城(ジャン・スーチョン)を抱きしめて泣き叫ぶ張山山(ジャン・シャンシャン)の姿があった。もう、言葉もなかっただろうな。

彼はその場を離れて、一人で酒を飲む。隣の席のチンピラにわざと絡んで、ボコボコに殴られるんだ。でも、体の痛みなんて、心の痛みに比べたら何でもなかったんだろう。

十三年の時を経て

霍隊長が、白暁芙のカバンに入っていた手紙を衛崢峵に渡す。それを読んだ後、彼は映画館に行った。約束の映画『廬山恋』のポスターを壁から剥がす。なんだか、それで吹っ切れたみたいだった。

彼は署に戻って、刑事を辞めると伝えた。部署を異動したいって。霍隊長は激怒したけど、彼の決意は変わらなかった。

ちょうどその頃、元妻の胡海霞(フー・ハイシア)が糖尿病で倒れて入院する。衛崢峵は彼女に謝って、二人は復縁した。

その後、事件は起きなくなった。特別捜査班は解散。犯人が武小文だったのか、分からないまま時が過ぎる。衛崢峵はポケベルの電池を抜いて、事件に関する全てから距離を置いた。

彼は派出所の資料室で働くようになった。退屈な毎日。でも安定した生活。家族を大事にする男になった。一年、また一年と過ぎて、2010年になる。そして、また事件が起きた。

場面は現代に戻る。老呂(ラオ・リュイ)がみんなに告げる。今回の犯人は13年前の犯人じゃない。でも、二人は親子だ。

第22話の感想

もう救いがなさすぎて言葉も出ないよ。正義感で突っ走った結果がこれかよって。衛崢峵が追い詰めなければ、武小文は死ななかったかもしれない。白暁芙も事故に遭わなかったかもしれない。全部が最悪の方向に転がっていくのが本当に見ていて辛かった。彼が刑事を辞める決断をするのも分かる。あんなの見せられたら、心が壊れちまうよ。チンピラにわざと殴られてるシーンとか、見てるこっちの胸が痛すぎた。この絶望からどう立ち直るんだよ、マジで。白暁芙の手紙の内容はまだ分からないけど、彼女の最後の想いが、彼をギリギリで繋ぎ止めたのかもしれないな。最後の最後に明かされた犯人は親子っていう新事実。ここから物語がどう動くのか。もう目が離せない。

つづく