重要参考人ヤオ・ラーが偽名を使っていたことが判明し、捜査は暗礁に乗り上げる。私生活でも問題を抱える刑事ウェイ・ジョンロンは、街で偶然ヤオ・ラーの姿を発見。執念の追跡の末、ついに彼を逮捕する。これを機に、かつての相棒ルー・シンジーと再び協力して事件の真相を追うことを決意。しかし、ヤオ・ラーを取り調べる中、事態は誰もが予想しなかった方向へと急展開を見せる。

「DUST~十三年の追憶~」あらすじネタバレ5話

ついに容疑者確保!でも、なんかおかしいぞ?

ウェイ刑事、私生活で大ピンチ

まず、容疑者ヤオ・ラーが偽名だってことがわかる。本名も過去も不明。捜査は完全に手詰まりだ。

そんな仕事のストレスだけでも大変なのに、ウェイ・ジョンロンはもっとヤバい状況に追い込まれる。彼の奥さん、バイ・シャオフウが離婚を考えてるって話を同僚から聞かされるんだ。それを聞いたウェイ・ジョンロンは、いてもたってもいられなくなる。動揺して奥さんがいる大学まで車を飛ばすけど、結局会わずに帰ってくる。こういう不器用なところが、いかにも彼らしいよな。

執念の追跡劇、からの大失態

一方、相棒のルー・シンジーは地道に聞き込みを続けてる。その頃、ウェイ・ジョンロンは息子とハンバーガー屋にいた。するとどうだ。窓の外に、あのヤオ・ラーがいるじゃないか。

ここからのウェイ・ジョンロンの行動がすごい。息子を店に置き去りにして、そこにあった自転車を拝借。街中を猛スピードで追いかけるんだ。この追跡シーンはかなりハラハラさせられる。執念の末、ヤオ・ラーを捕まえることには成功する。

だけど、署に戻ってきて気づくんだ。息子を忘れてきたことに。刑事としては100点かもしれないけど、父親としては完全にアウトだ。幸い、息子は交通警察に保護されて無事だった。駆けつけた奥さんにめちゃくちゃ怒られるけど、まあ、これは当然の結果だな。

師弟コンビ、まさかの復活

家庭も仕事もボロボロ。そんな中で、ウェイ・ジョンロンは一つの決断をする。もう一度、ルー・シンジーと組んでこの事件を追うことにしたんだ。13年前の失敗を繰り返さないために、自分のプライドを捨てた。この師弟コンビの復活は、やっぱり胸が熱くなる。

ヤオ・ラーの告白と新たな謎

二人は早速、捕まえたヤオ・ラーの取り調べを始める。13年の時を経て、彼はすっかり身なりのいい男に変わっていた。

ヤオ・ラーは事件当時、殺されたリウ・モンのことなんて知らなかったと話す。彼はロックミュージシャンになる夢を追って、北京行きの切符を買っていた。女装していたのも歌のインスピレーションのためだと言い張る。

彼の話はどこか掴みどころがない。しまいには酔ってたら、人を殺したことさえ覚えてないものかな?なんて不気味なことを言い出す。ルー・シンジーは、彼の様子から犯人ではないと感じ始める。ウェイ・ジョンロンは、まだ疑いの目を向けている。

その矢先だ。ヤオ・ラーがまだ拘留されているのに、まったく同じ手口の殺人事件が起きてしまう。え、じゃあ真犯人は別にいるってことか?物語は一気に振り出しに戻った。

今回の感想

いやあ、今回はウェイ・ジョンロンの人間臭さが全開だったな。優秀な刑事である一方、父親としては本当にダメダメ。でも、その不器用さが彼の魅力なんだよ。息子を置き去りにしてまで犯人を追う執念は、彼の刑事としての本質を見せてくれた気がする。

そして、ついに捕まえた容疑者が犯人じゃなかった、という展開。ミステリーの王道だけど、やっぱり面白い。これで事件は完全に迷宮入りだ。真犯人は誰なのか、そして13年の間どこで何をしていたのか。謎が深まるばかりで、次の回が本当に気になる。物語が大きく動き出した、見ごたえのある回だったよ。

つづく