1997年、電機工場で働く女性・杜梅(ドゥー・メイ)が殺害される事件が発生する。現場の状況から、一連の連続殺人との関連が濃厚になる。衛崢峵(ウェイ・ジョンロン)と陸行知(ルー・シンジー)は捜査を進めるが、被害者に幼い娘がいることが判明し、事態はさらに緊迫する。一方、2010年の世界では、陸行知が別の事件でマークしていた男から、事件の鍵を握るかもしれないネット上の人物HBの存在を知らされる。過去と現在の捜査線が、少しずつ交錯を始めていく。

「DUST~十三年の追憶~」あらすじネタバレ6話

またしても同じ手口、1997年の悪夢ふたたび

1997年、また新たな犠牲者が出てしまった。殺されたのは杜梅(ドゥー・メイ)という女性。彼女は奇妙なポーズを取らされていて、現場には例のHBの鉛筆が一本落ちていたんだ。手口が柳夢(リウ・モン)の事件とそっくりで、これはもう同一犯で決まりだろうって空気になる。

師匠の衛崢峵(ウェイ・ジョンロン)と若手の陸行知(ルー・シンジー)が現場に駆けつける。 でも、集まった野次馬たちは警察は何やってんだ!って感じで、かなり険悪なムードだ。まあ、気持ちはわかるけどね。

被害者の杜梅の手にペンキが付いてたことから、身元がすぐに割れた。電機工場の塗装部門で働く従業員だったんだ。昨日の夜も残業してたっていうから、その帰り道にやられたのかもしれない。

一番ヤバいのは、彼女に3歳の娘、寧寧(ねいねい)がいたことだ。陸行知(ルー・シンジー)が家に行っても誰も出ない。衛崢峵(ウェイ・ジョンロン)がドアを蹴破って中に入ると、師弟で家中を探し回った。そして陸行知(ルー・シンジー)が、押し入れの中で気を失っている寧寧を見つけるんだ。靴も履かずに、足は泥だらけ。陸行知は急いで彼女を病院に運んだ。このシーンはマジで胸が苦しくなるよ。

2010年、過去と現在が交錯する

話は飛んで2010年。前に王楠楠(ワン・ナンナン)の件で疑われてた姚乐(よう・らく)、覚えてるかな。あいつ、姚烁(よう・しゃく)って名前に変えて、今やメディア企業の社長になってた。王楠楠との関係について問い詰められても、体の関係はあったけど、彼女が一方的に惚れてただけみたいなことを言うんだ。なんかムカつく男だよな。

でも、この姚烁が意外な情報をもたらす。王楠楠がHBっていう名前のネットユーザーに、色々なことを相談していたらしいんだ。陸行知は姚烁からQQのアカウント情報を手に入れて、すぐにIPアドレスを追跡。突き止めたのは、市内のあるネットカフェだった。

陸行知が現場に向かうと、そこには懐かしい顔が。そう、師匠の衛崢峵(ウェイ・ジョンロン)も来ていたんだ。二人が店の監視カメラをチェックすると、そこに映っていたのは、まさかの古い知人。その顔を見た瞬間、まるで時が1997年に巻き戻ったかのような感覚に襲われるんだよ。

新たな容疑者、真っ黒な男

時間はまた1997年に戻る。陸行知と衛崢峵は、殺された杜梅の職場である電機工場に聞き込みに行く。同僚たちの話から、一人の男が浮かび上がってきた。名前は馬成群(マー・チェンチュン)。

この男、工場内でも札付きのワルで有名だった。杜梅が入社してくるなり、しつこく付きまとっていたらしい。あげくの果てには、彼女にブラジャーを送りつけるっていう奇行まで。もちろん杜梅はブチギレて罵倒した。すると馬成群は逆上して、いつかお前を殺してやると脅迫したっていうんだ。こいつ、過去に7回も警察の世話になってる前科者。もう、役満ってくらい真っ黒な男だ。

感想

今回の話、マジでキツかったな。特に娘の寧寧が押し入れで見つかるシーン。あれは見てて胸が締め付けられたよ。犯人が子供にまで危害を加えるのかって一瞬ヒヤッとしたけど、とりあえず無事で本当によかった。

それにしても、1997年と2010年の事件がどんどんリンクしていく展開がたまらない。 監視カメラに映ってた懐かしい顔って一体誰なんだよって。気になって仕方ないじゃん。あと、新たに出てきた容疑者の馬成群。こいつ、いかにも犯人ですって感じだけど、こういうサスペンスドラマだと逆にミスリードだったりするんだよな。でも、やってることがクズすぎて、どっちにしろ許せないけど。合間に挟まれる陸行知の家庭のシーンも、彼の人間味が見えてきて物語に深みを与えてるよな。

つづく