あらすじとネタバレ

今回、とんでもないヤツが新しく出てきた。マー・チェンチュンって男だ。こいつ、前科7犯で動物を殺す趣味があるっていう、絵に描いたようなヤバい奴。ウェイ・ジョンロン刑事は写真を見ただけでこいつはまともじゃないって直感する。その勘、さすがだよな。

そんな中、マー・チェンチュン本人が派手に登場する。家の立ち退きに不満があるとかで、ガソリン瓶を何本も持って自宅の屋上で大暴れ。ウェイとルー・シンジーが現場に駆けつける。ウェイは拡声器で野次馬を追い散らすと、ルーと一緒に裏から家に忍び込むんだ。

ここからがちょっと笑える。二人がこっそり屋上に向かっていると、上から液体が降ってくる。マーのションベンだった。ガソリンかと思って、二人とも本気でビビる。緊迫した場面なのに、思わず吹き出しちまったよ。

屋上でマーと対峙したウェイは、一言火をつけろよと彼を挑発する。その迫力にビビったマーは、慌ててガソリン瓶を放り出し、足を滑らせて転倒。そのまま古い床板をぶち破って、下の階まで真っ逆さま。漫画みたいな落ち方だったけど、幸いマーは無事だった。顔についていた赤い液体は血じゃなくて、ペンキだったみたいだ。この男、本当に食えない。

場面は変わって、ウェイの私生活も少し描かれる。息子のジュアンジュアンが、なんと警察学校に行きたいと言い出すんだ。ウェイは激怒して、息子に水を噴きかける。彼の奥さん、フー・ハイシアはウェイが刑事でいることをずっと反対してるからな。息子まで同じ道に進ませたくないっていう親心、痛いほどわかるよ。

捜査のほうは、このマー・チェンチュンを中心に進んでいく。ジャオ・ジョンミンの調査で、マーが市内の良い場所に6つも家を持っていることが判明する。そのうちの一つは、以前の被害者ワン・ナンナンが住んでいたのと同じ団地だった。これはもう偶然じゃないだろ。

でも、マー本人は行方をくらましている。ルーたちが家を訪ねても、離婚寸前の妻はずっと帰ってないと言う。ところが、息子は数日前に帰ってきたと証言が食い違う。どうやら長距離トラックの仕事に行ったらしい。

ここでウェイのベテランの勘が光る。彼は銭湯で張り込みを続け、ついにマー・チェンチュンを見つけ出すんだ。すぐにルーへ連絡を入れる。

そして、物語は1997年の過去パートへ飛ぶ。当時も、マーは容疑者として警察に呼ばれていた。家からはハンマーが見つかったけど、凶器と断定するには証拠が弱かった。それに、マーには家を建てていたっていうアリバイがあった。近所のお年寄りもそれを証言している。

取り調べで、マーはドゥー・メイという女性について何か知っているそぶりを見せる。ただし、情報を話す交換条件として風呂に入りたいと要求。ルーはこの条件を飲む。

銭湯でマーが語ったのは、ドゥー・メイが大富豪という入浴施設で一番人気だったこと。そして、ある日突然、何も言わずに姿を消したということだった。

話を聞き終えたルーはマーを署に連れ戻す。一方、ウェイは別の情報筋に確認を取って、マーが嘘をついていると確信していた。ここで、二人の意見が真っ向から対立する。ルーはマーの話に真実味を感じている。ウェイは自分の直感を信じ、ルーの分析なんてでたらめだと一蹴する。この二人のぶつかり合いが、物語をさらに面白くしていくんだ。

第7話の感想、ぶっちゃけこう思う

いやあ、マー・チェンチュンっていう新キャラが強烈だったな。小物感と不気味さが混じり合った、なんとも言えない存在感だ。屋上から落ちるシーンはコメディみたいだったけど、同時にこいつの底知れない部分も感じさせた。

ウェイとルーの対立が本格的になってきたのも、すごく良い。ベテランの勘と、若手のロジック。どっちが真実にたどり着くのか。俺はウェイの長年の経験からくる勘を信じたい気持ちもあるけど、ルーの粘り強さと分析力も捨てがたい。この二人の刑事の対比が、このドラマの大きな魅力の一つだよな。

ウェイの息子、ジュアンジュアンのエピソードも心に残った。危険な仕事だからこそ、息子には同じ道を歩んでほしくない。ウェイの父親としての顔が見えた気がする。

過去と現在が交錯しながら、13年前の事件のピースが少しずつ埋まっていく。でも、謎は解けるどころか、むしろ深まっていくばかりだ。ドゥー・メイとは何者なのか。マーの話はどこまでが本当なのか。次が気になって仕方ない回だった。

つづく