許子顔(きょしがん)から強引に結婚を迫られる夏語氷(かごひょう)。彼は夏語氷に毒を盛ったと脅しをかけるが、その行動の裏には、亡き母と関わる切実な理由が隠されていた。一方、死の運命から逃れるためにお金を稼ぐ必要があると知った夏語氷は、諦めずに自力で道を切り開こうと決意する。
姉の夏柳青(かりゅうせい)と共に街の美食祭に参加し、名物のミルクパイを売ることにした夏語氷。しかし、嫉妬深い姉の夏蘭(からん)からの妨害や、姉に想いを寄せる男の登場で、商売は一筋縄ではいかない。絶体絶命のピンチの中、夏語氷は誰もが驚く商才を発揮して、この状況を乗り越えようとする。
「流転の花嫁 ~Rewriting Destiny~」あらすじネタバレ2話
第2話:金儲けとキスの嵐!
結婚の裏にある本当の理由
許子顔(きょしがん)がなんであんなに夏語氷(かごひょう)との結婚にこだわるのか。その理由が分かったよ。彼は医者なんだ。彼の母親は昔、原因不明の奇病で亡くなったらしい。その症状が、今の夏語氷(かごひょう)とそっくりなんだと。だから、彼女をそばに置いてじっくり観察したい。治療法を見つけるために。そういうことだったのか。ただの強引な男じゃなかったわけだ。
でも、夏語氷はそんな事情は知らない。彼女からすれば、ただただ迷惑な話。もちろん逃げる気満々だ。しびれを切らした許子顔(きょしがん)は、とんでもない手を打つ。君に毒を盛った。三日以内に結婚を承諾すれば解毒薬をやる古典的だけど、追い詰められてる側にはきつい一言だ。
商才、爆発!ミルクパイ大作戦
でも、夏語氷も黙ってない。金さえ稼げば命は繋がるっていう、あの謎のアドバイスを信じてる。解毒薬なんかに頼るか!ってことで、自力で金を稼ぐ道を選んだ。ちょうど街では美食祭が開催中。姉の夏柳青(かりゅうせい)が作るミルクパイを売ることにしたんだ。
そこに、夏柳青(かりゅうせい)にぞっこんの葉文昭(ようぶんしょう)が現れる。今回で88回目の告白らしいけど、またしても平手打ちで玉砕。こいつ、本当にめげないな。彼は許子顔に泣きついて、どうすれば夏柳青に振り向いてもらえるか相談してる。
祭りが始まると、案の定、嫉妬深い二番目の姉、夏蘭(からん)が邪魔しに来た。性格悪いのが顔に出てるぞ。夏語氷は、この妨害を頭脳プレイでかわしていく。ただミルクパイを売るだけじゃダメだと気づくんだ。彼女は近くの店でフルーツアイスをいくつか買う。それをミルクパイと合体させた。ミルクパイフルーツアイスの完成だ。たくさん買うと安くなるよ!っていう割引作戦も展開。これが大当たり。客が殺到して、あっという間に人気ナンバーワンになった。この様子を見ていた許子顔の親父もあの子は商売の才能があるって感心してた。
まさかのキスと新たなライバル
祭りの賞金を手に入れて、一件落着かと思いきや。また夏蘭(からん)が絡んできた。しつこいな。その時、近くにいた許子顔に気づいた夏語氷は、とんでもない行動に出る。周りの注意をそらすために、いきなり許子顔にキスしたんだ!これには全員が固まる。我に返った許子顔は覚えてろよって捨て台詞を残して去っていく。これ、少女漫画でよく見るやつだ。絶対意識し始めたパターンだろ。
話はこれで終わらない。なんと許家と葉家が、同時に夏家に結婚の申し込みに来た。親父同士がうちの息子が先だ!いやうちだ!って大喧嘩。夏家の親父はキレて二人を追い返しちまった。
おまけに、もう一人いた。夏語氷の元婚約者、薛慕(せつぼ)だ。彼も許子顔のせいで話がややこしくなったって親戚のおじさんに愚痴ってる。どうやら夏語氷のことがまだ好きなんだな。これで役者はそろった。恋愛模様が一気に複雑になってきたぞ。ちなみに、夏語氷が必死で稼いだ賞金は、命を繋ぐには全然足りなかったみたい。結局、パーになった。世知辛いな。
第2話の感想
いやー、2話目にして一気に話が動いたな。テンポが良くて見てて飽きない。夏語氷がただ運命に翻弄されるヒロインじゃないのが最高だ。むしろ、自分で運命を切り開こうとする商売人としての才能がすごい。ミルクパイにフルーツアイスを組み合わせる発想とか、割引作戦とか、見ていて爽快だったよ。
許子顔の目的が分かったのも大きい。ただの横暴な男じゃなくて、医者としての使命感と過去のトラウマを抱えてるって背景が見えたから、キャラクターに深みが出た。彼への見方がガラッと変わったな。
それにしても、恋愛関係がすごいことになってきた。許子顔と夏語氷の間にいきなりキスがあったし、夏柳青を巡る葉文昭(ようぶんしょう)の純情も面白い。そこに元婚約者の薛慕(せつぼ)まで出てきて、もう誰と誰がくっつくのか全然読めない。ラブコメかと思いきや、結構な恋愛バトルロイヤルになりそうで、今後の展開が楽しみだ。
つづく

