あらすじとネタバレ:解毒薬のための偽装結婚!
解毒薬をゲットせよ!
寿命を延ばすための代金、やっと払ったと思ったらまさかの無効。夏語氷(かごひょう)、完全に白目むいてる。どうやら体内の毒を先に何とかしないと、寿命は買えないらしい。マジかよ。
そうなると、解毒薬を持っているのはただ一人。そう、あのイケメンだけど塩対応な医者の許子顔(きょしがん)だ。もう彼から薬をもらうしかない。
夏語氷(かごひょう)、ここから怒涛のアプローチを開始する。まず、物語の語り部に泣きついて作戦会議。ハンカチを落として気を引く古典的な手を使ってみる。でも許子顔(きょしがん)はガン無視。次。道端でバラを持って偶然を装い、目の前で派手に転んでみる。助けてくれるかと思いきや、これもスルー。許子顔、マジで鉄壁だな。最終手段で手料理を振る舞うも、彼はさっさと帰ろうとする。ロマンのかけらもない。夏語氷の女子力、完全敗北だ。
許子顔は俺と結婚するなら何でもしてやるとか言ってくる。でも、夏語氷にそんな気はサラサラない。結婚なんて冗談じゃない。こうして、彼女の計画はすべて水の泡になった。
まさかのドタバタ契約結婚
毒が回る期限はもうすぐ。追い詰められた夏語氷は、夜中に許府へ忍び込む。もう直接盗むしかない。薬棚には瓶がずらり。どれが解毒薬か分からないから、全部持って帰るつもりだ。大胆すぎる。
ふと机の上を見ると、自分の名前が書かれた本がある。中身は自分の体の研究記録。許子顔が自分に近づいたのは、自分の体を薬の実験台にするためだった。そう気づいた瞬間、本物の許子顔が登場。夏語氷は慌てて机の下に隠れる。
すると、なんと許子顔も机の下に隠れてきた。親父さんの目を盗んで何かを探しに来たらしい。狭い机の下で二人、まさかの鉢合わせ。気まずすぎるだろ。夏語氷が私の体で実験する気でしょ!と文句を言っていると、急に発作が起きてしまう。許子顔はすかさず薬を飲ませて彼女を介抱する。
口論しながらも何とかその場を離れようと、夏語氷が机の布をめくった。その先にあったのは、顔にパックをした許子顔の父親の顔。ホラーかよ。夏語氷は驚きのあまり、そのまま気絶した。
意識を取り戻した夏語氷は薬をもらいに来ただけと言い訳する。でも、父親は二人の関係を怪しんでいる。その時、許子顔が夏語氷と結婚しますと爆弾発言。もう後がない夏語氷は、解毒薬のためにその提案を受け入れるしかなかった。
もちろん、これは愛のない契約結婚。許子顔は夏語氷の奇病を研究し、夏語氷は許家の薬屋の看板を使って商売をする。お互いを利用するだけの関係だ。二人は絶対に相手を好きにならないという契約書まで交わす。
遅れてきた幼なじみ
二人が結婚の報告に行くと、そこに夏語氷の幼なじみ、薛慕(せつぼ)が帰ってくる。彼は昔、夏語氷と婚約していた相手だ。街で彼女に似合いそうなかんざしを全財産で買ってきたのに。一歩、遅かった。許子顔と仲睦まじいフリをする夏語氷を見て、彼は静かに身を引くしかない。可哀想に、薛慕(せつぼ)。タイミングが悪すぎる。
本当は死にたくない一心で結婚を決めた夏語氷。誰にも理解されず、一人ブランコで泣いていると、雨が降ってくる。そこに許子顔が傘をさして現れる。その光景を、薛慕は遠くから見つめていた。
媚薬でまさかの急展開
そして結婚式の夜。祝杯をあげて、二人ともかなり酔っ払っている。酔った夏語氷はあなたって結構イケメンねなんて言い出す。いい雰囲気になったかと思いきや、夏語氷は暑い!と言って服を脱ぎ始めた。
許子顔はハッとする。昼間、友人の葉文昭(ようぶんしょう)に酒を頼んだのを思い出した。あいつ、普通の酒じゃなくて催情酒を買ってきたな。完全に勘違いしてる。
許子顔も酒のせいで意識が朦朧としてくる。彼は急いで解毒薬を口に含む。夏語氷にも飲ませようとするけど、彼女は酔ってて言うことを聞かない。仕方なく、許子顔は口移しで薬を飲ませた。
その瞬間、酒の勢いもあってか、夏語氷が許子顔をベッドに押し倒す。二人はそのままキスをした。
第3話の感想:ドタバタからの急接近!
いやー、今回は前半と後半のギャップがすごかった。前半は夏語氷の空回りアタックが面白すぎて、完全にラブコメだったな。許子顔の鉄壁ガードっぷりも笑えた。特に親父さんのパック顔で気絶するシーンは声出して笑ったよ。
それが一転、後半は契約結婚っていう王道展開に突入。利害関係だけで結ばれた二人が、これからどうなっていくのか。もう楽しみでしかない。お互い好きにならないなんて契約書まで作ってたけど、あんなの絶対フラグだろ。
そして切ないのが薛慕の存在。彼が出てきたことで、ただのラブコメじゃなくて、ちゃんとした三角関係のドラマになるんだなって感じた。
ラストの催情酒からのキスシーンは、展開が早すぎてびっくりした。契約初夜にいきなりこれかよ!って。ドタバタとシリアス、そしてラブが一気に押し寄せてきて、めちゃくちゃ見ごたえのある回だった。
つづく

