あらすじ(ネタバレあり)
辱めと過去の告白
リー・インリアンに捕まったジーホン、マジでひどい扱いを受けてる。服も着せてもらえないまま、インリアンに詰問されるんだ。服を着たいなら俺に頼んでみろって言われて、ジーホンは涙目になりながら懇願する。見てるこっちが辛くなるよ。インリアンは、ジーホンが協力することに同意したのを見て、ようやく服を渡す。
ここでジーホンが、自分の過去を語り始めるんだ。彼の母親は普通の人間じゃなかった。父親が外で見つけて、ジーホンと一緒に家に連れ帰ったらしい。でも祖母がそれを許さなかった。父の留守中に、母親と幼い弟を焼き殺そうとしたんだ。それを見たジーホンが助けようと飛び出した瞬間、母親の力が暴走。その場にいた人たちを皆殺しにしてしまった。ジーホンが血を見るとおかしくなる奇病も、この時から始まったみたい。母親と弟はその時に死んだ、と彼は静かに言った。インリアンは、ジーホンが100年以上生きていると知って、さすがに驚いてたね。
インリアンの憎しみの理由
じゃあ、なんでインリアンはジーホンをそこまで憎んでるのか。その理由が今回、ついに明かされた。昔、インリアンは病気の妹と二人、劇場で暮らしていた。彼はジーホンのことを良い人だと信じて、妹を治してほしいと頼んでいたんだ。でもある日、山賊の襲撃で妹が重傷を負う。インリアンは必死で妹を抱えてジーホンの元に走った。助けてくれ!って叫んだのに、ジーホンは彼らをただ見て、そのまま背を向けて去ってしまった。インリアンは、ジーホンが血に弱いなんて知らない。だから、ただ冷酷に見捨てられたと思って、今までずっと彼を恨み続けてきたんだ。このすれ違い、悲しすぎるだろ。
新たな舞台、濱江へ
ジーホンはムー・リーホワっていう女に体を調べられる。でも、特に異常は見つからない。ムー・リーホワは、もっと詳しい検査をするために濱江(ビンジャン)へ行こうと提案する。裏では、ジーホンが役に立たなければ殺せっていう命令も出てる。不穏だね。
その頃、ジンシュエは自分の誕生日パーティの真っ最中。でも彼女が本当に来てほしいインリアンは、屋敷の外の車から降りてこない。切ないよな。そんなジンシュエを慰めに来たのが、またしてもスートゥー・ウェイリエン。窓から忍び込んで誕生日を祝うんだけど、帰り際にインリアンに捕まっちゃう。ウェイリエン、本当についてない。
結局、インリアンはジーホンと、捕まえたウェイリエンを連れて濱江へ向かうことに決めた。インリアンは、自分がジンシュエのそばにいると彼女を危険に巻き込むと思ってる。だから、あえて彼女から離れるんだ。新しい場所で、一体何が起きるんだろうね。
今回の感想
いやあ、重い。今回は本当に重かった。リー・インリアンがただの嫌な奴じゃなかったってことが分かったのが一番大きいかな。彼にも彼なりの正義と、深い悲しみがあったんだ。病気の妹を助けてもらえなかった絶望。それをずっと抱えて生きてきたんだと思うと、ジーホンへの憎しみも理解できる気がする。
一方で、ジーホンもただ冷酷だったわけじゃない。血を見ると理性を失うっていう彼の呪いを考えると、あの時妹を助けられなかったのは、彼なりの苦渋の決断だったのかもしれない。そう思うと、二人の関係は本当に悲劇的だよ。お互いの事情を知らないまま、憎しみだけが募っていく。
ムー・リーホワっていう新キャラも怪しさ満点だし、スートゥー・ウェイリエンは相変わらず不憫でちょっと笑える。物語が濱江に移って、これからどう動いていくのか。ジーホンとインリアンの関係がどう変化するのか、目が離せないよ。
つづく