あらすじとネタバレ

いやー、今回の15話はマジで息つく暇もなかったな。話が急展開しすぎて、感情が追いつかない。早速、何が起きたか話していくぜ。

悲劇の記憶と血珀石

ジーホンが故郷に戻ってきた。ミー・ランを連れて。そこで昔からの知り合い、ドー・ガンが古い肖像画を見つけてくる。そこには子供の頃のスートゥー・ウェイリエンが写ってた。彼の首には、あの石がかけられている。やっぱり関係があったんだな。

ジーホンはミー・ランを連れて、一族の墓へ向かう。沈氏之衡が家に帰った。彼はそう言って、先祖に報告する。自分の墓までミー・ランに見せるんだ。あの一族滅亡の日、生き残ったのは自分と祖母だけ。病気のことを隠すため、祖母と名前を変えて生きてきた。ジーホンにとって、あの日の自分はもう死んだも同然だった。

そして、ついに自分の棺を開ける。中には例の血珀石があった。ジーホンがそれを手にした瞬間、脳裏にあの日の光景がフラッシュバックする。叔母が家族を皆殺しにしたこと。それを見た父親が、絶望して自ら命を絶ったこと。これが、ジーホンが背負ってきた悲劇の全貌だった。

襲撃、そして米嵐(ミー・ラン)の犠牲

ジーホンが過去の記憶に打ちのめされている、まさにその時だ。ミー・ランが何者かの気配に気づく。でもジーホンは動けない。次の瞬間、銃声が響く。ミー・ランがジーホンをかばって、その身に銃弾を受けた。マジかよ!

この一発で、ジーホンは我に返る。我を忘れたジーホンの動きは、もはや人間じゃなかった。リー・インリアンが率いてきた手下どもを、文字通り一瞬で全滅させる。あまりの強さに、リー・インリアンは尻尾を巻いて逃げ出すしかなかった。本当にダサいな、あいつ。

だけど、ミー・ランは倒れたままだ。生きるのは苦しいと思ってた。でも、あなたがいる今は、すごく良い。あなたになるのも、良い。そう言って、彼女は意識を失う。ジーホンの悲痛な叫びが響き渡る。彼は決意した。禁断の力、血珀石を使ってミー・ランを救うと。

禁断の力、米嵐(ミー・ラン)の再生

ジーホンは瀕死のミー・ランを抱えて戻る。その頃、命からがら逃げ帰ったリー・インリアンはガクブル状態だ。俺はミー・ランを撃った。ジーホンは俺を殺しに来る!。まあ、そうなるよな。

ミー・ランは高熱を出していた。ジーホンは浴槽に氷を詰め、彼女の体を冷やす。墨先生の言葉が頭をよぎる。血珀石が他人と融合すれば、持ち主は日に日に衰弱し、死ぬ。ジーホンはそれを分かってて、ミー・ランに血珀石の力を与えたんだ。自分の命と引き換えに。

新しい世界、初めて見る顔

長い眠りの後、ミー・ランが目を覚ます。彼女の目に、初めて世界が映った。血珀石の力で、視力が戻ったんだ。色とりどりの世界。部屋の様子。そして、ずっと声しか知らなかった、愛する人の顔。はじめまして、沈さん。ミー・ランがそう言う。彼女にとっては、これがジーホンとの本当の初対面なんだ。このシーンは、さすがにグッときた。

ジーホンは彼女のために、まるでお姫様みたいな服を用意する。ミー・ランは初めて鏡で自分の姿を見る。私って、こんな顔だったんだ。視力を取り戻した彼女は、まるで子供みたいに庭を駆け回る。そして、ジーホンを見つけると、駆け寄って抱きついた。あなたのそばにいたい。ジーホンは嬉しそうに彼女を見つめる。でも、彼の命の時間は、もう動き始めている。

その裏で、リー・インリアンのヘマのせいで大損害を受けたムー・リーホワがブチギレてたり、リー・インリアン本人は雪の中で一晩中ひざまずいて許しを乞うてたり。挙げ句の果てに、ミー・ランが生きてると聞いて気絶。どこまでも見苦しい奴だ。

第15話の感想

いや、もう感情のジェットコースターだったな。ジーホンの一族の悲劇が全部明らかになって、重い空気が流れたかと思えば、ミー・ランが撃たれる衝撃の展開。からの、ジーホンの覚醒バトル。アクションシーンのキレが半端じゃなかった。怒りで我を忘れたジーホン、めちゃくちゃ強くてカッコいい。

一番の見どころは、やっぱりミー・ランが視力を取り戻すシーンだろう。彼女が初めてジーホンの顔を見てはじめましてって言うところ。切なくて、でもすごく綺麗で、このドラマ屈指の名場面だと思う。ただ、その奇跡がジーホンの自己犠牲の上にあるってのが、このドラマの容赦ないところだよな。幸せなシーンなのに、胸が締め付けられる。

ミー・ランの純粋な喜びと、それを静かに見守るジーホンの覚悟。この対比がたまらない。これから二人の甘い時間が見られるのか。それとも、ジーホンの命のタイムリミットが、すぐにでも二人を苦しめるのか。とにかく、物語が核心に触れて、一気に面白くなってきた。

つづく