沈之衡(シェン・ジーホン)は、ある大物の悪事を暴く記事を世に放ち、ターゲットを社会的に追い詰める。一方、金婧雪(ジン・ジンシュエ)は行方不明になった厲英良(リー・インリアン)を心配し、沈之衡が関わっていると疑い、彼を問い詰めようと動く。そんな中、沈之衡と米嵐(ミー・ラン)が買い物に出かけたデパートで、金婧雪と司徒威漣(スートゥー・ウェイリエン)が偶然鉢合わせしてしまう。そこで予期せぬトラブルが発生し、4人の関係はさらに複雑に。監禁されている厲英良は精神的に追い詰められ、彼を訪ねた沈之衡は、過去の因縁と向き合うことになる。

「氷雪の接吻(くちづけ)」あらすじネタバレ17話

いやー、今回もすごかったね。人間関係がぐっちゃぐちゃに絡み合ってきて、もう目が離せないよ。早速、第17話で何が起きたか話していくね。

悪事の暴露、そして孤立

まず動いたのは沈之衡(シェン・ジーホン)。彼は池英山(チー・インシャン)の悪行の証拠を掴んだ。暴力的な取り締まりとか、略奪とか、やりたい放題だったみたい。その情報を全部雑誌社に流したんだ。これで池英山(チー・インシャン)も終わりだね。記事を読んでブチギレてたよ。

一方、沈之衡(シェン・ジーホン)に監禁されてる厲英良(リー・インリアン)。ドアの隙間から出してくれーって必死に謝ってた。でも沈之衡(シェン・ジーホン)は冷たい。代わりに渡したのは、池英山の悪事が書かれた新聞。君の後ろ盾はもういないよってわけ。おまけに厲英良(リー・インリアン)の銀行口座も凍結させちゃった。これで彼は完全に孤立無援。外に出ても池英山に狙われるし、金もない。監禁場所で朽ち果てるしかないっていう、かなりエグい宣告だった。

ジンシュエ、必死の捜索

その頃、金婧雪(ジン・ジンシュエ)はパニックだった。厲英良(リー・インリアン)が三日も姿を消してると聞いて、気が気じゃない。すぐに沈之衡の屋敷に電話をかけた。でも電話に出たのは米嵐(ミー・ラン)。沈之衡は今夜いないって言われちゃう。米嵐(ミー・ラン)は自分のことを沈之衡の妹って名乗るんだけど、金婧雪(ジン・ジンシュエ)は全く信じてない顔だったね。そりゃそうだ。

金家の親戚のおじさんからは厲英良みたいな奴とは縁を切れって言われる始末。でも金婧雪(ジン・ジンシュエ)は折れない。彼が悪いことをしたのは事実。でも金家と無関係だなんて言わせないって啖呵を切る。彼女、一途なんだよね。良くも悪くも。

デパートでまさかの大乱闘

沈之衡は米嵐(ミー・ラン)を連れてデパートでご機嫌にショッピング。そこに現れたのが、司徒威漣(スートゥー・ウェイリエン)に連れられた金婧雪。最悪のタイミングで鉢合わせしちゃった。

金婧雪は厲英良のことで沈之衡を問い詰める。話はどんどんエスカレートして、ついに金婧雪が沈之衡の顔を叩いた!それを見た米嵐が黙ってない。よくも!って感じで金婧雪に殴りかかったんだ。この米嵐の一撃がヤバい。普通の力じゃないから、金婧雪は車のガラスまで吹っ飛んだ。

今度は司徒威漣(スートゥー・ウェイリエン)が何するんだ!って乱闘に加わる。もう現場はカオス。米嵐と金婧雪が殴り合って、沈之衡が弟の司徒威漣(スートゥー・ウェイリエン)を抑えつけてる。デパートで何やってんだか。結局、みんな気まずい雰囲気で解散。後味最悪だよね。

帰り道、沈之衡は米嵐を叱る。最近、気性が荒すぎないかって。米嵐は言い返す。彼を殴るのは、私自身を殴るのと同じ私はずっと殴られて生きてきたんだって。その言葉に沈之衡は心を痛める。結局、彼女に新しい帽子を買ってあげてた。なんだかんだ甘いんだよな、彼は。

許しを請う男、許さない男

司徒威漣は諦めない。今度は沈之衡の屋敷に乗り込んできた。厲英良を解放してくれって頼むんだ。その理由がすごい。金婧雪が彼のことで落ち込んだら、俺にチャンスがなくなるだろ!だって。自分の恋のためかい。まあ、彼らしいっちゃ彼らしいけどね。

沈之衡はその理屈に呆れつつも、弟の頼みを聞き入れることにした。監禁場所に向かうと、厲英良は戯曲を歌っていた。その姿に、沈之衡は昔の彼を思い出して少し感傷的になる。でも、今の厲英良は精神的にかなり追い詰められていた。ヒステリックに叫び出す。お前が妹を見殺しにしたんだ!って。

沈之衡は静かに真実を語る。妹が死んだあの日、自分は血を見て理性を失いかけていた。もし彼女が近づいていたら、自分が彼女を殺してしまっていたかもしれない、と。悪いのはこの世の中であって、池英山と組んで悪事を重ねるべきじゃなかったと諭す。

それを聞いた厲英良は泣き崩れる。土下座して俺が悪かったと許しを請うんだ。沈之衡も一瞬、心を動かされて鍵を開けようとする。でも、ふと見えた厲英良の目には、全く反省していない憎しみの光が宿っていた。それを見た沈之衡は、静かに手を下ろす。結局、彼は厲英良を許さなかった。

第17話の感想、ぶっちゃけトーク

今回のハイライトは、やっぱりデパートでの大乱闘シーンだよね。シリアスな展開が続いてたから、あの唐突な取っ組み合いには笑っちゃったよ。米嵐の怪力が完全にギャグの域に入ってた。でも、その後の車の中で沈之衡に自分の過去を話すシーンは切なかったな。彼女の強さと脆さが見えた気がする。沈之衡が彼女にどんどん惹かれていくのがわかるよ。

あと、司徒威漣の恋愛観にはツッコミしかない。好きな女が悲しんでたら、その原因を取り除いてあげたいってのが普通じゃない?俺にチャンスがなくなるって、どこまで自分本位なんだか。でも、このドラマの登場人物って、みんなこういう人間臭い部分があるから面白いんだよね。

最後の沈之衡と厲英良の対決は息をのんだ。厲英良の錯乱した演技もすごかったし、土下座からの憎しみの目つき、あれはゾクっとした。それを見抜いて、冷徹に解放しないと決める沈之衡。彼の非情さと、その奥にある過去の傷が垣間見えて、本当に深みのあるキャラクターだと思う。物語が大きく動いて、めちゃくちゃ見ごたえのある回だった。

つづく