あらすじとネタバレ
男たちの腹黒い計画合戦
厲英良(リー・インリアン)が動いた。彼は沐梨花(ムー・リーホワ)が兵士に手を出した証拠を掴んだんだ。それを握りしめて、上官の池英山(チー・インシャン)に告げ口しに行く。でも池英山は、そんなことどうでもいいって顔。全く相手にしない。
厲英良(リー・インリアン)が本当に憎んでいるのは、やっぱり沈之衡(シェン・ジーホン)なんだよね。彼の計画はこうだ。まず沈之衡(シェン・ジーホン)を捕まえて罪を認めさせる。それで池英山の信頼を取り戻して、返り咲く。その後、邪魔な司徒威漣(スートゥー・ウェイリエン)を消して、金婧雪(ジン・ジンシュエ)を手に入れる。まあ、なかなかのクズっぷり。
ただ、池英山も相当なタヌキだった。厲英良(リー・インリアン)が沈之衡(シェン・ジーホン)と司徒威漣(スートゥー・ウェイリエン)を捕まえたら、鉱山ごと爆破して全員始末するつもり。ついでに沈之衡をエサにして沐梨花(ムー・リーホワ)をおびき出し、彼女も殺す。最後は沈之衡が沐梨花(ムー・リーホワ)と組んで悪さしたから俺が始末したって発表して、自分が英雄になる筋書き。全員、自分のことしか考えてない。
弟のために罠へ向かう沈之衡
司徒威漣(スートゥー・ウェイリエン)は沈之衡に計画を打ち明けた。明日、厲英良と組んで動くってね。沈之衡もこの話に乗る。目的はただ一つ、この騒ぎに乗じて沐梨花を完全に始末すること。そうすれば、米嵐(ミー・ラン)を連れて安全にこの街を出られるから。
米嵐(ミー・ラン)は当然、大反対。厲英良なんて信用できるわけがない。沈之衡にそんな危険なことをしてほしくない。でも沈之衡の決意は固い。司徒威漣は俺の弟だ。責任がある船が出る頃には必ず戻る。君は俺を待っててくれそう言って、米嵐(ミー・ラン)を置いて出て行ってしまう。
一人になった米嵐は、もちろん面白くない。不安と不満でいっぱいだ。一方、沈之衡は一人で司徒威漣に会いに行く。バカな計画だけど、来たよ。お前は俺の弟だからなそこに厲英良が部下を連れて現れる。沈之衡は厲英良の顔を見た途端、突然ゲーッと吐いた。これには厲英良もブチギレ。自分を侮辱してると大激怒する。
鉱山での駆け引きと米嵐の追跡
沈之衡と司徒威漣は、計画通り厲英良に捕まり、鉱山の洞窟に閉じ込められた。そこで厲英良の態度が一変する。あなたと敵対したいわけじゃないんですどうか分かってください。全力であなたを守りますからさっきまでの威勢はどこへやら、めちゃくちゃ下手に出る。
彼は沈之衡に罪を認める書類へのサインを必死に頼み込んだ。その態度はもう、見てられないくらい卑屈。沈之衡は黙ってそれにサインする。厲英良はその書類を持って池英山のもとへ飛んでいく。池英山は書類を見てもこんなものでお前の潔白は証明できんと冷たい。厲英良は焦って、捕らえられている部下の生子(ションズ)を解放してくれと懇願する。
その頃、米嵐はこっそり屋敷を抜け出していた。車を借りて必死に沈之衡を探すけど、全然見つからない。そんな時、道端の麺屋で厲英良と生子(ションズ)が話しているのを見かける。二人は沈之衡のことで何かを企んでいた。厲英良は生子に司徒威漣を生きて出すなと命令していた。米嵐はとんでもない話を聞いてしまう。
裏切りと崩壊
池英山は沐梨花を呼び出し、自分の兵が殺された件を問いただす。沐梨花は全く悪びれない。それどころか、さらに多くの兵士をよこせと要求する始末。ここで池英山は計画通り、沐梨花を撃とうとする。引き金を引く。でも弾は出ない。銃の弾は抜かれていた。次の瞬間、池英山は自分の部下に裏切られ、その場で殺された。あっけない最期だった。
同じ頃、米嵐はついに動いた。一人で厲英良の前に姿を現す。彼女は鋭い目つきで厲英良を睨みつけた。沈之衡はどこ?
感想
いやあ、今回は男たちの腹の探り合いがマジで面白い回だったな。厲英良の計画、池英山の計画、それに乗っかるフリをする沈之衡の計画。もうぐっちゃぐちゃ。誰を信じたらいいのか分からなくなる。特に池英山、あんなに偉そうにしてたのに、最後はあっけなさすぎ。部下に裏切られて終わりって、ちょっと笑っちゃうよ。権力なんて脆いもんだね。
厲英良の必死な小物っぷりも最高。プライドをズタズタにされても、まだ再起を狙ってるのが哀れでいい。沈之衡にサインを頼む時の卑屈な顔、忘れられないよ。そんな中、米嵐が一人で助けに行くって決意するのがカッコいい。ただ守られてるだけのお嬢様じゃない。自分の足で立って、愛する男のために行動する。最後の厲英良との対峙シーンは痺れたね。彼女がこれからどう動くのか、目が離せない。
つづく