あらすじとネタバレ

やっと目覚めたジーホンと、そばにいるミーラン

シェン・ジーホンが5日ぶりに目を覚ました。本当によかった。ミーランはずっと彼のそばを離れなかったみたいだね。彼のために新聞まで取っておいてあげてた。健気すぎる。

ミーランは心配でジーホンの顔をじっと見つめる。でもジーホンは、そのまっすぐな視線を受け止められない。何か思うところがあるんだろう。彼はしばらくここに留まることを決めた。

ミーランが私たちには、まだたくさんの時間があるよね?って、自分に言い聞かせるように呟くんだ。その言葉にジーホンはああと答える。彼自身も、心の底からそう願っているのが伝わってくる。二人が文字を習うシーンは束の間の平和って感じ。ミーランは難しい言葉より、ただ沈之衡(シェン・ジーホン)って名前が書きたい。もう、それだけで十分だよね。

全てを失ったジンシュエと、現れたウェイリエン

一方、ジン・ジンシュエは大変なことになってた。リー・インリアンの行方を必死で探しているところに、あの叔父が現れる。叔父は以前ジンシュエを騙して、財産譲渡の契約書にサインさせていた。これで金家の財産はすべて叔父のものになったわけだ。

ジンシュエは騙されたと分かっても、それを受け入れた。これも自分の招いたことだって。彼女は家を出ていく。悔しいはずなのに、その態度は堂々としてた。

一人で道端に座り込むジンシュエ。そこにスートゥー・ウェイリエンがまた現れる。本当にどこにでも現れる男だよ。彼はジンシュエを自分の家に連れて帰った。ジンシュエを守るためなんだろうけど、ちょっと怖いよね。

ウェイリエンの秘密とジンシュエの反撃

ウェイリエンの家で、ジンシュエは偶然、密室を見つけてしまう。そこは彼がジーホンの手術をした場所だった。ジンシュエは何かを誤解して、裸足のまま家を飛び出す。パニック状態だ。でもウェイリエンは、まるで瞬間移動みたいに彼女の前に現れて、また連れ戻す。彼の能力、やっぱり普通じゃない。

ジンシュエは確信する。この男はインリアンの居場所を知っている、と。彼女は従順なふりをして、情報を引き出すチャンスをうかがう。ウェイリエンが買ってきた服に着替え、お酒まで用意して彼を誘惑しようと試みる。すごい行動力だ。

でもウェイリエンは彼女に近づかない。彼女を傷つけたくないから。その優しさが、今はもどかしい。業を煮やしたジンシュエは、なんとウェイリエンを手術台に縛り付ける。力ずくだ。インリアンの居場所を吐かせようとする。その時、彼女は見てしまう。ウェイリエンの傷が、ありえない速さで治っていくのを。

もう隠せないと悟ったウェイリエンは、ついに真実を告げた。リー・インリアンは死んだと。彼の言葉に、嘘はなかった。

そしてラスト。鉱坑で一人の女性が生きている姿が映る。顔の半分にひどい火傷を負った、沐梨花(ムー・リーホワ)だった。彼女の目は、燃えるような憎しみに満ちていた。

第22話の感想

今回はジンシュエとウェイリエンの回だったと言っていいんじゃないかな。これまで謎に包まれていたウェイリエンの正体の一部が明かされた。彼の異常な治癒能力と、ジンシュエに対する不器用なまでの優しさ。ストーカーまがいの行動も、彼女を守りたい一心からだったんだね。一方のジンシュエも、お嬢様育ちなのにやると決めたら手段を選ばない。ウェイリエンを手術台に縛り付けるなんて、普通は思いつかないよ。彼女の必死さが伝わってきた。

ジーホンとミーランのシーンは、切なかったな。ジーホンは自分の体の異変に気づいてる。血珀石の力で弱っていく運命を受け入れて、ウェイリエンにミーランの未来を託す。二人の穏やかな時間が、終わりに向かっているようで見ていて辛かった。

そして最後の沐梨花(ムー・リーホワ)。生きてたんだ!って声が出たよ。彼女の復讐が、これからの物語を大きくかき乱すのは間違いない。各キャラクターの運命が複雑に絡み合って、目が離せない展開になってきたね。

つづく