ネタバレ
死んだはずの男、生きてた!
金婧雪(ジン・ジンシュエ)が必死に厲英良(リー・インリアン)の遺体を探してる。呉副官に何度も頼み込んで、やっと会ってもらえた。でも、返ってきた言葉は非情なものだった。爆発と火事がひどくて、遺体は見つからなかったってさ。普通ならここで心が折れる。金婧雪(ジン・ジンシュエ)は違った。遺体がないなら、生きてるかもしれない。そう希望を捨てなかったんだ。
その勘、大当たり。厲英良(リー・インリアン)は生きてた。なんと、あの沐梨花(ムー・リーホワ)に助けられてたんだよ。いやいや、これは予想外の展開だ。これで話がまたややこしくなるぞ。
恋する男、司徒威漣(スートゥー・ウェイリエン)の暴走
一方、司徒威漣(スートゥー・ウェイリエン)は完全に恋の病にかかってる。金婧雪が自分の家に住んでるのに、ちっとも嬉しくない。彼女の心には、厲英良しかいないからな。自分の気持ちに気づいちゃったんだよ。金婧雪のことが、とんでもなく好きだってことに。
そこで司徒威漣、動いた。金婧雪を喜ばせるために、とんでもない作戦を実行する。彼女の叔父の運転手に変装して、金家に乗り込んだんだ。叔父さん、司徒威漣にビビりまくり。あっさりと金家の経営権を譲る契約書にサインした。力技すぎるだろ、司徒威漣。でも、それだけ本気ってことなんだろうな。
束の間の穏やかな新年
沈之衡(シェン・ジーホン)は自分の命がもう長くないことを知ってる。だから、米嵐(ミー・ラン)には世界の美しいものを見てほしいと願ってるんだ。そんな中、みんなで新年を祝うことになる。沈之衡(シェン・ジーホン)と米嵐(ミー・ラン)、それに司徒威漣。司徒威漣は金婧雪も呼ぼうって提案する。米嵐はちょっとだけ不満そうだったけど、沈之衡の頼みだから断らない。
みんなで餃子を包むんだけど、これがまた面白い。金婧雪がすごく上手で、米嵐に優しく教えてあげるんだ。気まずい空気を察した沈之衡が、司徒威漣を連れて席を外す。おかげで、二人の女性は少し打ち解けたみたいだ。熱々の餃子をみんなで囲む食卓は、すごく温かい雰囲気だった。
沈之衡の覚悟と米嵐の決意
沈之衡は着々と最後の準備を進めてる。遺言を書き直して、新聞社の株を張友文(ジャン・ヨウウェン)に譲ることにした。その代わり、彼の一族に代々米嵐の面倒を見てほしいと頼むんだ。切ないよな。
年越しの夜、米嵐は沈之衡の隣に椅子を持ってきて、彼の腕の中で寄り添う。空に咲く花火を見て、彼女は純粋に喜んでる。そのあと、米嵐はこっそり実家に戻った。そこで、とんでもない人物と再会する。駆け落ちしたはずの母親が帰ってきてたんだ。この母親がまたひどい。騙されて戻ってきたくせに、娘に辛く当たる。でも、今の米嵐は昔とは違う。自分の力で母親を黙らせた。
そこに沈之衡が駆けつけて、米嵐を止める。彼は母親と二人で話をした。生活は保証するから、母親らしくしろ、と。米嵐は、母親のうわべだけの態度に何も感じない。彼女はもう分かってるんだ。沈之衡が自分のためにどれだけ心を砕いてくれているか。
今まで分からなかった愛や許し。それを沈之衡が教えてくれた。米嵐は彼の胸に飛び込んで言った。これからは、昼も夜も、もう離れないその言葉で、沈之衡の百年の孤独が溶けていく。彼は力強く米嵐を抱きしめた。
感想
今回は色々なことが一気に動いた回だったな。特に米嵐の成長がすごかった。ただ守られるだけのヒロインじゃない。自分の力と向き合って、沈之衡への愛をはっきりと自覚したんだ。あのどうしようもない母親との対決シーンは、見ていて正直スカッとしたよ。沈之衡の覚悟も胸に迫るものがあった。自分の死後まで考えて、米嵐の未来を託すなんて。二人の幸せな時間が少しでも長く続いてほしいけど、彼の命が尽きかけてると思うと本当につらい。一方で、司徒威漣の恋の暴走っぷりも面白い。金婧雪のために力技で実家を取り戻すとか、やり方がむちゃくちゃで笑える。でも、彼の不器用な本気さが伝わってきたな。そして、厲英良の生存。これでまた四角関係が複雑になるのは間違いない。静かなシーンと激しいシーンのバランスが絶妙なエピソードだった。
つづく