あらすじ、全部見せます(ネタバレあり)
避けられる男と、現れる男
ジンシュエが朝イチで病院に行った。もちろん、リー・インリアンに会うためだ。でも、インリアンの姿はどこにもない。完全に避けられてるじゃん。ジンシュエもそれに気づいて、今度はインリアンの家まで押しかける。だけど、ドアにはカギがかかってた。持ってきた差し入れをドアの前に置いて、だんだん腹が立ってきたみたい。結局、その食べ物は近くにいた物乞いの人にあげちゃった。
やけになったジンシュエは、一人でレストランに入る。そこに、一人の男が近づいてきた。スートゥー・ウェイリエンだ。こいつ、目が見えないフリをしてジンシュエに話しかけるんだよ。口がうまいから、ジンシュエもすぐに機嫌を直して楽しそうにしてる。しまいには、一緒に芝居を観に行く約束までしちゃった。
ジンシュエが芝居を好きなのには理由があった。昔、インリアンがよく聞かせてくれたからだ。子供の頃はインリアンをいじめてたけど、命を救われたこともある。彼女にとってインリアンは、世間の評判が悪くても特別な存在なんだ。
俺が君を救う
一方、ミー・ランは病気がすっかり治った。でも、あの家に帰りたくない。だから、わざと病気がぶり返したフリをする。廊下で冷たい雪を顔にこすりつけたり、口に入れたりして。それを見つけたシェン・ジーホンが慌てて止める。自分の体を傷つけるな、って。そして、はっきり言ったんだ。俺が必ず君を、この苦しみから救い出すって。もうこれ、完全にヒーローのセリフだよね。
ジーホンは、ウェイリエンに退院手続きを頼んでた。その時、ふとウェイリエンに質問する。初めて会った時、なぜ俺を怖がらなかった?ジーホンが鶏の血を飲んでるところを見ても、ウェイリエンは平然としてた。そのことをずっと不思議に思ってたみたいだ。ウェイリエンは質問をはぐらかして、ミー・ランと結婚するのか、なんてからかう。こいつも食えない男だよ。
宣戦布告と、芽生える決意
病院に、インリアンが現れた。ジーホンに和解を申し込むつもりらしい。でも、ジーホンはめちゃくちゃ冷たい。昔みたいにお互い干渉しない。もし何かするなら、こっちも容赦しないそう言って、インリアンを追い払った。
このやり取りを、ミー・ランは物陰から聞いていた。インリアンがジーホンを殺そうとしていたことを知る。彼女の顔つきが変わった。二度と、ジーホン様を傷つけさせないミー・ランの中に、強い決意が生まれたんだ。
ジーホンは、ミー・ランをあの家に帰す前に、合唱団に申し込んであげた。友達を作って、外の世界に触れさせたかったんだろうな。
仮面の母親と、意外な素顔
ジーホンがミー・ランを米家に送っていく。もちろん、あの継母に釘を刺すのも忘れない。継母は腹を立てて、ジーホンが帰るとすぐにミー・ランの屋根裏部屋へ。でも、ミー・ランは必死にドアを押さえて中に入れさせなかった。強くなったな、ミー・ラン。その後、ジーホンと一緒に外出する時なんて、すごかったよ。ジーホンが見てないと、ミー・ランを罵倒する。ジーホンが現れた瞬間、慈愛に満ちた母親の顔に変わるんだ。女優かよ。
インリアンは、ジーホンのことを調べていた。女にも近づかないし、親しい友人もいない。謎だらけの男だってことがわかる。そこでインリアンは、ミー・ランに接触してきた。ジーホンの情報を探るため、仲介役になってくれって頼む。ミー・ランはそれを引き受けた。
でも、彼女はインリアンに一つ質問した。私、醜いですか?その問いに、インリアンは珍しく真面目な顔で答える。醜くない。目元が、死んだ俺の妹に似ている彼の妹はとても美人で、幸せになるはずだったけど、若くして死んでしまったらしい。インリアンにも、そんな過去があったんだな。
このことを知ったジーホンは、いい顔をしない。インリアンは賢い。あの夜、自分を助けたのがミー・ランだと気づいて、彼女を利用するかもしれない。ジーホンの心配はもっともだ。ミー・ランは迷惑をかけたくないから、家にずっと隠れていると決めた。でも、そんなことでインリアンが諦めるわけないよな。
今回の感想、ちょっと語らせて
いやー、今回はそれぞれのキャラの人間関係がぐっと深まった回だったな。特にリー・インリアン。ただの嫌なやつかと思ってたら、全然違った。ジンシュエへの複雑な感情とか、亡くなった妹の話とか、かなり奥行きのあるキャラクターだってことがわかったよ。ミー・ランに醜くない、妹に似てるって言うシーンは、正直ちょっとグッときた。彼なりの優しさというか、人間味が見えた瞬間だったな。
シェン・ジーホンも変わってきたよね。最初は氷みたいに冷たい男だったのに、ミー・ランのことになると本当に必死。俺が救うって、もう完全に恋する男のセリフじゃん。本人はミー・ランに借りがあるだけだって自分に言い聞かせてるみたいだけど、どう見てもそれだけじゃない。自分の気持ちに気づいてないだけだろ、ってツッコミたくなる。
そしてミー・ランの成長がすごい。継母にドアを開けなかったシーンは、見ててそうだ、やれ!って思ったよ。か弱いだけじゃなくて、ジーホンを守るっていう強い意志も持った。これからの彼女がどう動くのか、すごく楽しみになった。
あと、スートゥー・ウェイリエン。こいつは相変わらず胡散臭い。でも、ジーホンの過去を知ってそうな雰囲気もあるし、ただの軽い男じゃないんだろうな。彼が物語をどう引っかき回すのかも、見どころの一つだね。
つづく