シェン・ジーホンは、米嵐(ミー・ラン)に執着する厲英良(リー・インリアン)に直接会って警告する。二人の男の間の緊張は一気に高まった。一方、ジーホンは家で母親から虐待を受けるミーランを救い出すため、相棒の司徒威漣(スートゥー・ウェイリエン)と考えた奇妙な計画を実行に移す。
計画は成功し、ミーランに平穏が訪れたかに見えた。しかし、ジーホンの行動は、彼の正体を暴こうとするインリアンのさらなる反撃を招いてしまう。インリアンは警察を使い、ジーホンを社会的に追い詰めるための卑劣な罠を仕掛ける。ジーホンは絶体絶命の窮地に立たされることになった。
「氷雪の接吻(くちづけ)」あらすじネタバレ6話
いやあ、今回の第6話、ジーホンとインリアンの対決が本格的に火を吹いたね。もう見ていてヒヤヒヤするやら、ちょっと笑っちゃうやらで感情が忙しかったよ。
ジーホン、リー・インリアンと直接対決
ジーホンはリー・インリアンが面白いヤツだと感じてる。でも、相棒のウェイリエンからすれば理解できない。ミーランにちょっかい出すなら、さっさと消しちゃえばいいのにって思うよね。俺もそう思う。
ジーホンはそんなウェイリエンの意見をスルーして、インリアンのオフィスに乗り込んだ。インリアンはジーホンが来るとわかっていたみたいに、恭しく迎え入れる。態度は丁寧だけど、目は笑ってない。完全に探り合いの空気だ。
ジーホンは単刀直入に言う。ミーランに近づくな。これに対してインリアンは平然と切り返す。あの夜、ミーランがいなかったらあんたは死んでたはずだ。普通の人間ならあの傷で生き残れるわけがない。あんたは一体何者なんだ?。真実を知るためなら何でもする、とまで言い切る。その執念はちょっと怖い。
ジーホンは少しからかうように、こう答えた。俺は妖怪だもちろんインリアンは本気にしない。ジーホンはそれ以上説明する気はないみたい。俺が何者かは重要じゃない。お前が生き残れるかどうかが重要だと、逆に脅しをかける。
最後にはインリアンを人質みたいに連れ出して、車に乗る前にもう一言。今日を最後に二度と会うのはやめよう。さもないと、お前を食ってやる!。ジーホンの目がマジだった。
ミーラン救出大作戦!ジーホン、幽霊になる
場面は変わって、ジーホンはミーランのことを心配してる。家にいたら、またあの母親にひどい目に遭わされるんじゃないかって。そこでウェイリエンが一つのアイデアを出す。
その作戦が、ちょっと笑えるんだ。ジーホンが幽霊に化けて、ミーランの母親を脅かすっていうもの。ジーホンは真っ白な服を着せられて、ウェイリエンに下手くそで怖いメイクまでされる。本人はめちゃくちゃ嫌がってたけど、結局やることにした。ミーランのためだからね。
ジーホンはこっそりミーランの部屋へ行く。ミーランは窓の外からジーホンの匂いがして、彼が来たとわかって嬉しそう。ジーホンは彼女に母親の魔の手から助け出してやると約束する。誰も毎日殴られたり罵られたりして生きるべきじゃない、って。彼の優しさが沁みる。
計画を伝えた後、ジーホンはミーランを寝かせて、一人で母親の寝室へ向かった。ぐっすり眠っていた母親が目を覚ますと、目の前に恐ろしい顔の幽霊がいる。ジーホンは米家の先祖になりきって、本気で母親をビビらせた。このシーン、ジーホンの演技が真面目すぎて逆に面白い。
母親の末路、そしてインリアンの次なる一手
ジーホンが帰った後、米家には母親の絶叫が響き渡ったらしい。それ以来、彼女は精神的にちょっとおかしくなってしまった。夜中にボディガードとよろしくない関係になり、翌朝の新聞には米夫人、男と駆け落ちなんて記事が載る始末。自業自得だね。
これでミーランの生活はようやく平穏になった。ジーホンはウェイリエンを米家に派遣して、使用人たちにボーナスを渡したりして、ちゃんと後始末もしてる。ウェイリエンはそんなに面倒見てたら、ミーランに勘違いされるぞなんてからかう。でもジーホンは、自分に恋愛はありえないって考えてるみたいで、切ない。
一方、インリアンはこの状況を静観していた。ジーホンがミーランに会いに行かなくなったのを見て、彼女の存在を過大評価していたかも、と考えを改める。そして、すぐさま次の手を打ってきた。これがまた陰湿なんだ。
警察署での心理戦
インリアンは警察を動かした。ジーホンの屋敷に捜査が入る。ジーホンはルールを破るような男じゃない。だから、おとなしく警察署へ出頭した。インリアンはそこを突いてきたわけだ。
インリアンの狙いは、ジーホンを警察署にできるだけ長く閉じ込めておくこと。その間に記者を使って悪い噂を流し、彼の社会的信用を完全に潰すつもりだ。やり方が汚い。
ジーホンは逮捕されたまま、何日も尋問されることなく放置される。さすがに我慢の限界が来て、インリアンを呼び出した。インリアンの態度は相変わらずふてぶてしい。
ジーホンは3日間、インリアンが仕掛けるあらゆる嫌がらせに耐えた。表情一つ変えない。とうとう手詰まりになったインリアンは、最後のカードを切る。瀕死の囚人を一人、ジーホンの目の前に連れてきた。ジーホンの正体を暴くための、非情な一手だ。
感想
いやー、ジーホンとインリアンの頭脳戦、というか神経戦がたまらない回だったね。ジーホンがインリアンに妖怪だって言うシーン、冗談めかしてるけど、彼の正体を知ってる俺たちからするとドキッとする。インリアンの執念深さも底が知れない。彼はただの金持ちのボンボンじゃない。かなり頭が切れるし、手段を選ばない怖さがある。
一方で、ミーランを助けるための幽霊作戦は最高だった。シリアスな展開の中に、ああいうコミカルなシーンが入るとホッとする。白い服で嫌々メイクされるジーホン、想像するだけで笑える。でも、彼の行動の根底にはミーランへの深い思いやりがあって、そこがグッとくるんだよね。恋愛じゃないって自分に言い聞かせているのが、また彼の孤独を際立たせる。
インリアンのやり方はどんどんエグくなっていく。警察まで使って社会的に抹殺しようとするなんて、もはやただのライバルじゃない。完全に敵だ。最後の、瀕死の囚人を連れてくるシーンで終わるなんて、反則だよ。ジーホンは飢えに耐えられるのか。彼の人間としての理性が試されることになる。次が気になって仕方ない。
つづく