第2話のあらすじとネタバレ
暮懸鈴(ルムー・シュエンリン)の裏の顔
暮懸鈴(ルムー・シュエンリン)が謝雪臣(シエ・シュエチェン)を助けたのは、ただの親切じゃなかった。全部、師匠である桑岐(サン・チー)の命令だったんだ。彼女は仲間の欲影(よくえい)にその計画を打ち明ける。謝雪臣(シエ・シュエチェン)をわざと逃がして、後をつける。そうすれば仙盟玉令のありかがわかるってわけ。
追っ手を差し向けたのも、実は演技。ギリギリのところで助けて、謝雪臣に恩を売るための作戦だった。彼女、なかなかの策略家だよね。ついでに、暮懸鈴は謝雪臣の心の中を覗かせてもらう。
謝雪臣の悲しい過去
謝雪臣の心の中は、雪が降る世界だった。子供の頃の彼が、一匹のウサギを探している。そこに父親が現れて、冷たく言い放つ。そのウサギは私が殺したと。父親は彼に、大きな責任を背負う者は何かを特別に愛してはいけないと教え込む。世界か、愛するものか。選ばなければならない日が来ると。謝雪臣がクールで、何にも執着しない理由はこれだったんだ。
用済みは消す
暮懸鈴は欲影(よくえい)に、謝雪臣の過去の記憶も見たいと頼む。でも、欲影の能力では欲望しか見られない。それを聞いた瞬間、暮懸鈴の態度が変わる。じゃあ、君はもう用済みだね。彼女はためらうことなく欲影を始末した。目的のためなら手段を選ばない。彼女の冷酷さがはっきり見える場面だ。
強引な二人旅
謝雪臣は一人で去ろうとする。暮懸鈴はそんな彼に必死で食らいつく。あんたは妖族で、俺は人族だと突き放す謝雪臣。暮懸鈴は平気な顔で幻影簪という髪飾りを取り出す。これを着ければ、誰も二人の正体に気づかない。ただのカップルに見える便利な道具らしい。謝雪臣は無視するけど、結局二人は一緒に行動することになる。
宿屋に着くと、部屋が一つしか空いてなかった。暮懸鈴は迷わずそれでいいと決めてしまう。ここから二人の奇妙な旅が始まる。
新たな出会いと対立
部屋で休んでいると、外から妖気を感じる。鏡花宮の少宮主、高秋旻(ガオ・チウミン)たちがいた。彼らは嗅宝鼠っていう阿宝(アバオ)という名の霊獣をいじめている。暮懸鈴は、阿宝(アバオ)が自分と同じ霊族だと気づく。怯える阿宝を見て、彼女は黙っていられなかった。
暮懸鈴は高秋旻(ガオ・チウミン)を攻撃して、阿宝を助ける。その夜、人の姿になった阿宝が二人の元へやってきた。彼女の話から、霊族が人間にひどい扱いを受けていることがわかる。でも、高秋旻たちがすぐに追ってくる。戦闘になる中、暮懸鈴は高秋旻が昔自分をいじめた相手だと気づく。怒りに燃えた彼女は、本気で高秋旻を殺そうとした。
それを止めたのが謝雪臣だった。やりすぎだと。二人の意見は完全に食い違う。最後は、謝雪臣が自分の法具玲瓏枷で暮懸鈴を縛り上げてしまう。まさかの展開で2話は終わり。
第2話の感想
いやあ、今回の暮懸鈴には驚かされたよ。可愛い顔して、やってることが結構えげつない。師匠の命令で動いてるだけかと思ったら、用済みになった仲間をためらいもなく消すんだから。目的のためなら何でもするっていう、彼女の芯の部分が見えた気がする。でも、その一方で、いじめられてる同じ霊族の阿宝を本気で助けようとする優しさもある。このギャップが彼女の魅力なんだろうね。
謝雪臣の方も、ただクールなだけじゃないってことがわかった。父親から好きなものを持つななんて言われて育ったら、そりゃあんな性格にもなるよ。彼の心の闇は思ったより深そうだ。
そんな二人が無理やり旅をすることになって、案の定すぐにぶつかる。特に最後のシーン。暮懸鈴を法具で縛っちゃうなんて、謝雪臣も容赦ない。お互い一歩も引かない感じが、これからどうなるのか本当に気になる。テンポも良くて、一気に話が進んだ回だった。
つづく