あらすじ(ネタバレあり)

囚われのヒロイン、意外な救世主

物語は、暮懸鈴(ルムー・シュエンリン)が炎天下に閉じ込められてるところから始まる。謝雪臣(シエ・シュエチェン)が仕掛けた玲瓏枷っていう結界の中だ。ここで肉でも焼けってことかよって暮懸鈴(ルムー・シュエンリン)も呆れてる。そりゃそう思うよな。

そこに阿宝(アバオ)が助けを連れてきた。全天下で一番賢い人だって言うから、どんなやつかと思ったら。馬車から優雅に出てきたのは、南胥月(ナン・シューユエ)っていう貴公子。彼は結界を一目見て、名前も仕組みもズバリ言い当てた。術をかけた謝雪臣(シエ・シュエチェン)に殺意がないことまで見抜く。どうやら謝雪臣は法力が足りなくて、彼女を足止めするしかなかったらしい。この南胥月(ナン・シューユエ)、かなりキレる男だ。

明かされる真実と新たな仲間

暮懸鈴は、友達とケンカしただけなんだと説明する。そして、この結界を解いてほしいと頼んだ。南胥月は解き方をあっさり教えてくれる。無事に脱出した暮懸鈴に、彼は自分が蘊秀山荘の主だと名乗った。おまけに、なんと謝雪臣の友達だと言う。あんなヤツに友達がいるなんてと暮懸鈴も驚いてた。俺もびっくりだよ。

南胥月は暮懸鈴を自分の山荘に誘う。謝雪臣も後から来るらしい。話が早いから、暮懸鈴も行くことにした。阿宝(アバオ)もちゃっかりついていくことになった。

山荘に着くと、すぐに謝雪臣本人が登場した。彼は暮懸鈴を見るなり、南胥月になんでこいつを連れてきたんだと文句を言う。その態度にキレた暮懸鈴はこのクソ野郎!と言い捨てて部屋を出ていった。うん、よく言った!

山荘に集う者たち、そして忍び寄る影

ここからが今回の本題だ。二人きりになった謝雪臣は、南胥月にすべてを打ち明ける。仙盟の中に内通者がいる。だから、わざと暗域に捕まって内部の情報を探っていたんだ。そこで、桑岐(サン・チー)が仙盟の誰かと手を組んで、混沌珠を狙っていることを突き止めた。なるほど、ただ捕まってたわけじゃなかったんだな。

ただ、謝雪臣はまだ法力が完全に戻っていない。そこで親友の南胥月が力を貸す。彼の助けで、謝雪臣の法力は回復した。いい友情だ。

ここで少し過去の話も出てくる。10年前に暮懸鈴を救ったのは謝雪臣だった。でも、同じ頃に南胥月が怪我をしていた時、彼の友人になったのは暮懸鈴だったらしい。この三人の関係、思ったより複雑そうだぞ。

そんな中、山荘に新たな客がやってきた。高秋旻(ガオ・チウミン)だ。一晩泊めてほしいと言う彼女の様子が、どうもおかしい。謝雪臣はすぐに気づいた。彼女には戦影という何かが取り憑いている。暮懸鈴もその邪悪な気配を感じ取り、部屋から飛び出してくる。ここで3話は終わり。いいところで終わらせてくれるじゃないか。

第3話の感想

今回は情報量がめちゃくちゃ多かったな。特に、謝雪臣がただの無鉄砲じゃなくて、ちゃんと考えて行動してたことが分かってスッキリした。わざと敵地に乗り込んで情報を探るなんて、さすが主人公だ。

新キャラクターの南胥月がすごくいい。冷静で頭が切れて、謝雪臣の唯一の理解者って感じのポジションだ。この二人の男の友情、見ていて気持ちがいい。暮懸鈴は相変わらずまっすぐで、見ていてスカッとする。謝雪臣に言い放ったクソ野郎!は、今回のハイライトの一つだな。でも、彼女と南胥月の間にも過去の繋がりが見えてきて、今後の三角関係も気になるところだ。

最後の高秋旻(ガオ・チウミン)の登場で、物語は一気に不穏な空気に包まれた。戦影って一体何なんだ?また新しい問題が起きて、話がどんどん動き出した。これはもう、目が離せない展開だ。

つづく