愛する暮懸鈴(ルムー・シュエンリン)を失い、謝雪臣(シエ・シュエチェン)は深い悲しみに沈む。彼は彼女を救うための方法を探すことを固く決意する。一方、何羡我(フー・シエンウォー)は天命(ティエンミン)書を読み、自分が信じてきた世界の根幹を揺るがす衝撃の事実を知ってしまう。時を同じくして、瀕死の状態にある南胥月(ナン・シューユエ)は、自らの行動に隠された悲しい真意を心の中で吐露していた。悲劇が連鎖する中、謝雪臣は未来を託すための準備を整える。そして、運命そのものを変えるため、過去への道を探す危険な旅に出るのだった。
「千輪桃花~永遠に咲き誇る愛~」あらすじネタバレ27話
いやー、今回の27話はキツかったな。心がえぐられるような展開の連続だったよ。君もティッシュの準備はいいかい?じゃあ、早速振り返っていこうか。
衝撃の事実と新たな決意
まず、何羡我(フー・シエンウォー)の話からだ。彼は天命書を読んで、とんでもない事実を知ってしまう。自分がずっと崇拝してきた英雄、昭明(ジャオミン)。その正体が、なんと自分が殺そうと躍起になっていた謝雪臣(シエ・シュエチェン)だったんだ。
マジかよ、って感じだよな。尊敬する人と憎むべき相手が同じだった。この事実に彼はブチギレる。怒りのままに剣で天命書を斬りつけようとする。でも、天命書の光に弾き飛ばされてしまうんだ。
彼は自分の血を剣に注ぎ込み、膝から崩れ落ちる。心の中では、かつての誓いを思い出していた。世に人族だけの世界を作る。それは昭明の願いであり、彼自身の願いでもあった。この複雑な感情、これからどうなるんだろうな。
悲しみに暮れる謝雪臣(シエ・シュエチェン)
場面は変わって、謝雪臣(シエ・シュエチェン)だ。彼は息絶えた暮懸鈴(ルムー・シュエンリン)を抱きしめている。退屈が嫌いだったろこのまま眠ったら、永遠に退屈だぞそう語りかける姿が、もう見ていられない。
謝雪臣は彼女に約束する。目覚めたら人間界の美しい景色を見に行こう。君がやりたいことには、何でも付き合うからって。もう、その言葉が悲しすぎて胸が痛い。
彼が暮懸鈴(ルムー・シュエンリン)を抱いて去ろうとした、その時だ。どこからか昭明の声が響いてくる。お前は勝ったつもりか? 実は惨敗なんだよ昭明は、謝雪臣の傲慢さが暮懸鈴(ルムー・シュエンリン)を死なせたと嘲笑う。謝雪臣は彼女は死なない!と叫ぶ。でも昭明は冷たく言い放つんだ。彼女はもう死んだと。そして、また会おうという不気味な言葉を残して消える。
謝雪臣は暮懸鈴を擁雪城へ連れ帰る。氷の寝台に彼女をそっと寝かせた。彼は必ず彼女を救う方法を見つけると誓う。そして、何かあったらすぐに分かるように、感応できる道具均天を彼女のそばに残して旅立つんだ。
明かされる南胥月(ナン・シューユエ)の真意
一方で、瀕死の南胥月(ナン・シューユエ)も大変なことになっていた。封遙(フォン・ヤオ)が彼を救おうと霊力を注ぐ。でも、彼はそれを受け入れない。南胥月(ナン・シューユエ)自身が、もう死を望んでいたからだ。
彼の意識は、心の中の世界をさまよっていた。そこで彼は暮懸鈴の幻に会う。彼女は問う。なぜ謝雪臣を殺そうとしたの?南胥月はついに真実を告白する。悪いのは謝雪臣じゃない。運命なんだ、と。
彼は昔、二人の運命を占っていた。縁はあっても、結ばれることはないその理由が、暮懸鈴が混沌珠だと知った時に分かったらしい。二人は生死劫。どちらか一人しか生き残れない、過酷な運命だったんだ。南胥月は暮懸鈴を守るために、謝雪臣を殺そうとした。でも、その行動が裏目に出て、彼女が身代わりになってしまった。切なすぎるだろ、この展開。
彼は自分の命を捧げようとする。その瞬間、天命書が彼に感応した。かつて暮懸鈴に情が分からないと言われた天命書。人間界に来ていたそいつが、南胥月の身体に乗り移ってしまう。目を覚ました彼を見て喜ぶ封遙(フォン・ヤオ)。でも、その中身はもう南胥月じゃなかった。
未来を変えるための旅立ち
現実世界に戻った謝雪臣は、すぐに行動を開始する。彼は霊族の江離(ジャン・リー)と平和協定を結ぶ。人族と霊族が手を取り合う未来を作ったんだ。そして、仙盟の新しい盟主には玄信(シュエン・シン)を推薦する。自分のやるべきことを、きちんと周りに託していく。
彼は蒼長老にすべてを打ち明ける。暮懸鈴が混沌珠であること。彼女が自分の愛する人であること。そして、城を任せ、彼女を救う旅に出ることを告げる。
謝雪臣が向かったのは、長生蓮が咲く場所。その花を食べれば、輪鏡上神(りんきょうじょうしん)に会えるらしい。彼は季節が巡るのも構わずに、ただひたすら待ち続ける。春、夏、秋、冬。そしてついに花が咲いた。
長生蓮を口にした謝雪臣は、斬神台へと登る。そこで輪鏡上神と対面する。彼の願いは、たった一つ。万仙陣が開かれる前に戻りたい暮懸鈴の結末を、この手で変えたい物語は、ここからが本当の始まりなのかもしれない。
今回の感想
いやもう、今回は感情の揺さぶりが半端じゃなかった。暮懸鈴が命を落とすっていうだけで十分ショッキングなのに、その裏にあった南胥月の悲しい決断が明かされて、もう言葉も出ないよ。彼なりに必死で親友を守ろうとした結果がこれだなんて、運命は残酷すぎる。彼の行動は間違っていたかもしれないけど、その動機を思うと、ただ責める気にはなれないな。
そんな絶望的な状況で、光になったのが謝雪臣の行動力だ。ただ悲しみに打ちひしがれるだけじゃなく、すぐに後事を託して、暮懸鈴を救うために過去へ飛ぼうと決意する。この男、本当に強い。愛する人のためなら神にだって逆らう。その覚悟がビシビシ伝わってきて、こっちも応援したくなる。ここから過去に戻って、どうやって運命を覆すのか。まさに物語の核心に迫る展開で、目が離せないよ。
つづく


