愛するルムー・シュエンリンを失ったシエ・シュエチェン。彼は絶望の中、輪鏡上神(りんきょうじょうしん)の力を借りて過去へ戻ることを決意する。目的はただ一つ、彼女の死という運命を変えること。過去へ戻るたびに自身の霊体が削られるという大きな代償を払いながら、彼は何度も時間を遡る。万仙陣の発動を阻止しようとしたり、シュエンリンが危険な道へ進むのを止めようとしたり、必死に奮闘する。だが、過去への干渉は簡単にはいかない。限られた時間の中で、彼の試みはことごとく失敗に終わってしまう。シュエチェンの必死の想いは、果たして運命を変える力となるのか。

「千輪桃花~永遠に咲き誇る愛~」あらすじネタバレ28話

いやー、今回の話はマジで心がえぐられる展開だったな。シュエンリンを救いたいシュエチェンの気持ちが、痛いほど伝わってきたよ。

シュエチェンの決意、過去への旅

シュエンリンを失ったシュエチェン。もう絶望のどん底だ。そこに輪鏡上神(りんきょうじょうしん)っていう、ちょっと怪しい神様が現れる。彼が言うんだ。過去に戻って、彼女の運命を変える手伝いができるって。

もちろん、タダじゃない。戻れるのはシュエチェンの霊体だけ。肉体はここに置いたまま。過去に行くたびに、その大事な霊体がすり減っていく。リスクがデカすぎる。

でも、今のシュエチェンに迷いはない。シュエンリンを救えるなら、俺はどうなってもいい。そう言って、覚悟を決めるんだ。彼の最初の目標は、万仙陣が始まる前に戻ること。あれが全ての悲劇の始まりだったからな。

1回目の失敗、万仙陣を止められず

シュエチェンが目を開けると、そこには生きてるシュエンリンがいた。もう、たまらないよな。彼は感情のままに彼女の顔に触れて、強く抱きしめる。シュエンリンはえ、どうしたの?って戸惑ってる。そりゃそうだ。

シュエチェンはすぐに状況を説明しようとする。何羨我(ホー・シエンウォ)が黒幕だ!万仙陣を止めないと!。周りの蒼長老たちはポカンとしてる。未来から来たなんて、信じてもらえるわけない。

説明してる時間もない。シュエチェンは一人で何羨我(ホー・シエンウォ)の元へ飛ぶ。二人のバトルはマジで激しい。シュエチェンの気迫がすごくて、何羨我も驚いてる。あと一歩で勝てる。その瞬間、シュエチェンは現代に引き戻された。

輪鏡上神(りんきょうじょうしん)が言う。時間切れだ。過去にいられる時間は限られてるらしい。悔しい。あまりにも悔しすぎる失敗だ。でも、シュエチェンは諦めない。すぐにもう一度行かせてくれって頼むんだ。

2回目の挑戦、すれ違う心

次の作戦は、シュエンリンが暗域に残るのを阻止すること。シュエチェンが戻ったのは、自分が雪崖で修行に籠もっていた時期だった。人に見つかるわけにはいかない。彼はシュエンリンに教わった、顔を変える簪を使う。

暗域に着くと、シュエンリンはたった一人で敵をなぎ倒した後だった。強くなった。でも、その強さが悲しい。シュエチェンはうっかり罠にハマる。目の前に現れたシュエンリンは、彼を助けようとしない。警戒心がMAXなんだ。

なんとか自力で這い上がったシュエチェンは、彼女を説得しようとする。暗域なんかにいないで、普通に生きてくれって。彼女の大哥哥(お兄ちゃん)の話まで持ち出す。これが完全に裏目に出た。なんでそのことを知ってるの?。シュエンリンはますます彼を怪しむ。彼女は兄の復讐のために強くなりたいんだ。

時間がない。シュエチェンは強引に彼女を連れて行こうとする。シュエンリンは信号弾を取り出した。これ以上やるなら、サン・チーを呼ぶ。そう脅されて、シュエチェンは引き下がるしかなかった。

帰り道、自分の部屋に明かりが灯っているのを見つける。中にいたのは父親だった。この時のシュエチェンは、父親に愛されてないと思ってた頃だ。でも、本当は愛されていたんだと気づく。だけど、父親の運命も変えられない。切ないよな。

3度目の正直?ついに知る真実

現代に戻ると、輪鏡上神から何も変わっていないと告げられる。シュエチェンの霊体はもうボロボロだ。それでも彼は行く。シュエンリンが俺を待ってる。

3回目に戻ったのは、もっと過去。シュエンリンが明月山荘で奴隷として扱われていた頃だ。彼は彼女を救い出す。綺麗な服を買い、美味しいものを食べさせる。

この時、シュエチェンはついに真実を知る。シュエンリンがずっと会いたがっていた大哥哥。それは、幼い頃の自分自身だったんだ。やっと気づいたか、シュエチェン。

彼はシュエンリンを正式に引き取るため、明月山荘の主である高鳳栩(ガオ・フォンシュウ)に会いに行くことを決める。ここから、未来は変わるんだろうか。

今回の感想

いやもう、シュエチェンの行動が全部裏目に出るのが見てて辛すぎる。良かれと思ってやることが、全部シュエンリンとの溝を深めていくんだから。でも、それだけ必死だってことだよな。霊体が削られるって設定が、彼の覚悟の重さを物語ってる。タイムリープものって、こういうやり直したいっていう強い想いが核になるから面白い。特に、シュエンリンが探してたお兄ちゃんがシュエチェン本人だったってわかるシーンは、やっぱりグッと来た。二人の運命は最初から繋がってたんだなって。ただ、過去を変えるって本当に可能なのか。輪鏡上神も何か別の目的があるんじゃないかって勘ぐっちゃうよな。シュエチェンの必死さが、どうか報われてほしい。

つづく