ネタバレ:ひっくり返る盤面と新たな駆け引き

死んだはずの男、朝廷に現る

都では鎮南王の高遠が軍を率いて帰還。北朔(ほくさく)と東瑜(とうゆ)がいよいよ戦争を始めると噂が駆け巡る。そんな中、朝廷では丞相の周景淵(ジョウ・ジンユエン)が大騒ぎだ。北王の周時予(ジョウ・シーユー)で死んだぞ、今こそ攻め込む時だ、と。一部の役人は国の疲弊を理由に反対する。でも周景淵(ジョウ・ジンユエン)は聞く耳を持たない。ここで黙ってたら笑いものになる、とまで言う始末。皇帝も押し切られて、開戦の命令を下す準備を始めちゃうんだ。

もうダメかと思った、その瞬間。死んだはずの周時予(ジョウ・シーユー)が、堂々と朝廷に歩いて入ってきた。周景淵の驚きと失望が入り混じった顔、最高だったぜ。周時予は東瑜の汗王からの和親の書状を提出する。内容は、東瑜が毎年、北朔(ほくさく)に良い馬を貢ぐというもの。月令(ユエリン)がいかに東瑜で大切にされているかがわかる。これには同じ庶出の皇子、周智玄(ジョウ・ジーシュエン)も我がことのように誇らしげだ。

周景淵はまだ諦めない。出兵すべきだと食い下がる。でも周時予の態度はもう前とは違う。かなり強気だ。俺を途中で襲わせたのは、戦争を起こすためだろ、と周景淵を暗に非難する。皇帝が鎮南王に意見を求めると、高遠は戦争は民を苦しめるだけと反対。結局、開戦計画は一旦保留になった。後始末は周景淵がやることになる。いい気味だよな。

月令(ユエリン)、安堵の涙

その頃、公主府では月令が吉報を待っていた。弟の星熠(シンイー)が無事に戻ってくる。周時予も都に入ったと聞いて、月令は嬉し泣きだ。星熠(シンイー)は故郷からの良い知らせも持ってきた。なんと、阿史那珠(アシナ・シュ)が妊娠。汗王もこれには怒れず、杜尔(ドゥ・アル)との関係を認めてくれたらしい。

星熠は汗王からの手紙も月令に渡す。手紙には、身代わりで嫁いだことを叱る言葉もあった。でもそれ以上に、娘を心配する親の気持ちが詰まっていた。幸せに暮らしてほしい。結婚が終わったら東瑜に帰ってこい、と。父親の愛が伝わってくるよな。

再会と襲撃の真相

周時予は朝廷の仕事が終わると、真っ先に公主府へ向かう。月令に無事を報告するためだ。月令は周時予の怪我を心配する。道中で何があったのか、詳しく聞きたがる。

周時予が語った真相はこうだ。彼と星熠は敵に完全に包囲されていた。絶体絶命のピンチ。その時、蘇念(スー・ニエン)が飛鏢で刺客を倒し、二人を救った。彼女はわざと二人が死んだという偽の情報を流した。そうやって丞相の目を欺いたってわけ。あの蘇念(スー・ニエン)、ただの花魁じゃなかったんだな。

久しぶりに再会した二人。周時予は公主府に残り、月令と時間を過ごす。月令は手作りの巾着を周時予に渡す。自分の代わりに、いつもそばに置いてほしい、と。このシーン、本当に良かった。

新たな政略結婚の罠

皇帝は周時予を宮殿に呼び出す。周景淵はこれで諦める男じゃない。いずれ起こる戦いに備えろ、と釘を刺す。周時予は、朝廷の重臣たちも味方につけたから大丈夫だと皇帝を安心させる。勝つ確率を上げるには、鎮南王を味方につけるのが得策だと提案する。

話は鎮南王・高遠に進む。高遠は丞相と戦う上で、周時予に協力すると言う。ただし、とんでもない条件を突きつけてきた。娘の高洛伊(ガオ・ルオイー)を、周時予の正室の王妃として迎えろ、と。マジかよ。

皇帝はこの取引を断れば、高遠が周景淵側についてしまうと考える。でも周時予は高洛伊(ガオ・ルオイー)を愛していない。彼は苦悩する。そのせいで、周時予は数日間、公主府に顔を出せなくなる。月令は何も知らず、ただ彼の身を案じるだけ。芊芊(チエンチエン)に様子を探らせても、仕事が忙しいだけという答えしか返ってこない。

その裏で、高遠は娘の高洛伊に皇帝が結婚を許可したと伝える。高洛伊は純粋に大喜び。この対比が、あまりにも残酷だ。

第20話の感想、ちょっとだけ語らせて

今回はマジでスカッとしたな。周時予が死んだフリからの大逆転劇。朝廷に現れた時の周景淵の顔、忘れられないぜ。してやったりって感じだよな。それに、蘇念の活躍がヤバい。ただの綺麗な花魁かと思ったら、とんでもない実力者だった。飛鏢で敵を倒すとか、カッコよすぎだろ。

月令と周時予が再会して、巾着を渡すシーンは束の間の癒やしだった。このまま幸せになってくれよ、と誰もが思ったはずだ。なのに、最後の展開だよ。鎮南王、あんたもか。権力争いのために娘を差し出すとか、もう勘弁してくれ。高洛伊が何も知らずに喜んでるのが、見ていて本当につらい。一番かわいそうなのは、またしても月令だ。やっと再会できたと思ったら、今度は政略結婚の壁。彼女の心が休まる日はいつ来るんだよ。

つづく