あらすじ(ネタバレあり)

笑いものになった周智玄(ジョウ・ジーシュエン)と、皇帝の思惑

周智玄(ジョウ・ジーシュエン)がひどい顔で帰ってきた。目の周りがパンダみたいに真っ黒。街を歩けばみんなに笑われる始末だ。付き人の楊旭(ヤン・シュー)が庇おうとするけど、全く効果がない。そこに、しょげた顔の高洛伊(ガオ・ルオイー)まで現れてどうせ周時予(ジョウ・シーユー)には敵わないくせになんて言われるんだから、もう散々だな。あげく楊旭(ヤン・シュー)は他の男とケンカを始めるし、周智玄は一人取り残されて、さらに笑いものになってた。

その頃、高洛伊(ガオ・ルオイー)の父、高遠(ガオ・ユエン)のもとには皇帝からの命令が届く。辺境を守る功績をたたえ、娘が嫁ぐまで都に留まることを許す、という内容だ。聞こえはいいけど、高遠(ガオ・ユエン)はすぐに見抜く。これは皇帝が娘の結婚を利用して、自分をコントロールするための手だってことを。さすがに百戦錬磨の将軍は違う。

月令(ユエリン)と周時予(ジョウ・シーユー)、深まる絆

月令(ユエリン)は、周時予との結婚が決まった件を改めて彼に確認していた。婿選びの騒動が、実は周時予の計画だったなんて知らなかったんだ。ちょっと恥ずかしそうにしてる。周時予は月令に俺以外の誰も信じるなと釘を刺す。宮中にいる協力者の陳簌簌(チェン・スースー)でさえ、いざとなれば高遠につく人間だと教える。これで月令も目が覚めたみたいだ。もう勝手なことはしないって、ちゃんと約束してた。二人の信頼関係が、やっと固まった感じがする。

星熠(シンイー)と蘇念(スー・ニエン)、涙の再会

弟の星熠(シンイー)は、毎晩のように酒場で酔いつぶれていた。蘇念(スー・ニエン)がそばにいた頃を思い出して、かなり参ってる。そんな星熠の前に、霊汐(リンシー)という女性が現れる。彼女はわざとらしく紙切れを落として、蘇念の隠れ場所を教えた。

蘇念は古い隠れ家で、毒のせいでどんどん弱っていた。水を飲もうと起き上がった瞬間、後ろから星熠に抱きしめられる。星熠は想いを伝えるけど、蘇念は素直に受け入れられない。その直後、毒の発作が起きて、蘇念は寒さに震え出す。星熠は必ず解毒薬を見つけると誓う。このシーンは見ていて本当に辛い。

仕組まれた悲劇と、高遠の怒り

星熠は都に戻って、兄の周時予に解毒薬探しを頼む。周時予は、その薬は丞相府にしかないだろうと告げる。丞相の周景淵(ジョウ・ジンユエン)が黒幕だから、見つけるのは簡単じゃない。時間が必要だと言っていた。

その間にも、月令と周時予の結婚準備は進む。月令は北朔(ほくさく)の伝統に従って、自分で嫁入り衣装を作り始めた。周時予も結納の準備で忙しい。この結婚がもう覆らないと知った高洛伊は、絶望する。侍女の萍児(ピンアル)が、とんでもないことをそそのかす。自殺未遂をすれば周時予が同情してくれる、と。高洛伊は、まんまとその罠にはまってしまう。

娘が倒れたと聞いて、父の高遠は激怒。侍医に全力で救うよう命じる。そばでは侍女の萍児(ピンアル)がこれも全部周時予様のせいで…みたいに火に油を注ぐ。高遠の憎しみは、完全に周時予へと向かってしまった。萍児、絶対わざとだろ。

命がけの解毒薬探し

高洛伊の件を月令から聞いた周時予は、冷静だった。もう知っていたし、高遠がどちら側につこうと皇帝には考えがある、と落ち着いている。大人の対応だ。

その夜、星熠は動いた。蘇念のため、一人で丞相府に忍び込む。解毒薬を探していると、物音を立てて衛兵に見つかりそうになる。そのピンチを救ったのは、またしても霊汐(リンシー)だった。星熠が理由を尋ねると、彼女は昔、蘇念に命を救われたから。彼女を大切にしてあげてと答える。でも、そこに敵が現れ、霊汐は星熠を逃がすために盾になり、殺されてしまう。あまりにも悲しい結末だ。

すれ違う想い

星熠が持ち帰った解毒薬で、蘇念は回復する。でも、自分のために霊汐が死んだと知り、深く心を痛めていた。元気になった蘇念は、月令のいる公主府に身を寄せる。だけど、月令の態度はすごく冷たい。

夜、星熠は姉の月令に、なぜ蘇念に優しくできないのか尋ねる。月令ははっきり答えた。あの子は私を殺そうとした。簡単に受け入れられるわけがない。まあ、これは当然の反応だよな。

その後、星熠は周時予に、丞相府へ勝手に忍び込んだことを謝罪する。周時予は、蘇念への深い愛情を知っているから、星熠を責めなかった。星熠はさらに、昔の事件の記録を探し、柳家の冤罪を晴らす手伝いをしてほしいと頼む。自分の恋だけでなく、ちゃんと筋を通そうとする姿勢は立派だ。

感想

今回は、それぞれのカップルの状況がはっきり分かれた回だったな。月令と周時予は、やっとお互いを信じられるようになって、見ていて安心する。周時予の俺以外信じるなっていうセリフには、グッときた。

その一方で、星熠と蘇念のパートは本当に切なかった。命がけの再会に、命がけの薬探し。霊汐の犠牲もあって、この二人の恋物語はどんどん重みを増していく。蘇念が回復したのは良かったけど、手放しでは喜べないよな。

ちょっとイラっとしたのは高洛伊。周りの策略に簡単に乗せられすぎだ。彼女の浅はかな行動が、父親と周時予の関係を最悪の方向へ導いてる。侍女の萍児、絶対何か企んでるだろ。

全体として、ただの恋愛ドラマじゃない。宮廷の権力争いや過去の因縁が複雑に絡み合ってきて、物語に一気に深みが出た。それぞれのキャラクターの思惑がぶつかり合って、目が離せない展開になってきた。

つづく