あらすじとネタバレ
故郷を思う月令(ユエリン)と謎の天才画家
周時予(ジョウ・シーユー)は皇帝と国のことで話し合ってた。北朔(ほくさく)の国境を荒らす東瑜(とうゆ)の遊牧民。もう和親は決まったこと。でも、東瑜(とうゆ)の姫を人質みたいに扱えば、すぐに戦争が始まる。丞相は国が乱れるのを待ってる。周時予(ジョウ・シーユー)は言った。今は力を蓄える時だと。機が熟したら一気に攻め落とす。冷静だよね、彼は。
その頃、月令(ユエリン)は完全にまいってた。東瑜に帰れる日を待つだけの日々。何もやる気が起きない。兄の星熠(シンイー)がなんとか元気づけようとする。ある日、東瑜の風景画を見せた。月令はそれに食いついた。この絵は南風閣の才子が描いたらしい。じゃあ、会いに行ってみようってことになる。
南風閣には人がたくさんいた。みんな十全公子っていう画家の絵を目当てに来てる。月令も周りの真似をして絵を褒めてみた。そしたら、鼻で笑われた。失礼なやつらだ。隣に座ってた男も笑ってた。その男が、茶館で話さないかと月令を誘う。星熠(シンイー)が誰だと聞いたら、なんと彼こそが十全公子、秦思遠(チン・スーユエン)だった。
それぞれの思惑が渦巻く絵画の会
秦思遠(チン・スーユエン)の話は面白かった。彼の絵のインスピレーションの源。それは自宅の裏庭だったらしい。鶏小屋を遊牧民のテントに見立てる。臭いドブを雄大な川に見立てる。その発想に、月令と星熠はますます彼を尊敬する。
周時予はその話を聞きつけた。月令が秦思遠の家に行ったと。彼は疲れてるのに、すぐさま月令を迎えに行く。秦思遠がまだ得意げに話している最中だった。周時予はズカズカ入ってきて、月令の腕を掴む。人のものを奪うなと秦思遠に言い放った。これ、完全に嫉妬だよね。
一方で、弟の周智玄(ジョウ・ジーシュエン)も動いてた。どうやって月令に近づくか、そればかり考えてる。月令が絵に興味を持ったと聞いて、新しい作戦を思いつく。彼は以前、秦思遠を助けたことがある。だから、頼み事を聞いてもらえる立場にあった。
星熠は蘇念(スー・ニエン)に武器を渡してた。本当は武術を教えたかったらしい。でも、屋敷に秦思遠を招待するから忙しいと話す。それを聞いた蘇念(スー・ニエン)は、自分も秦思遠に会いたいと言い出した。もちろん、本当の目的は別。帳簿を盗み出すチャンスを狙ってた。
兄弟の対決と失われた帳簿
月令が秦思遠を屋敷に招いた日。東院はすごく賑やかだった。秦思遠はみんなの絵を一枚ずつ見て回る。周時予は、その様子を遠くの高台からじっと見ていた。
周智玄(ジョウ・ジーシュエン)も自分の絵を持ってきて、秦思遠に見てもらう。秦思遠は当たり障りのない褒め言葉を並べた。それを見た月令が、痛烈な皮肉を浴びせる。場は一気に気まずい空気に。その混乱に乗じて、霊汐(リンシー)が動いた。彼女は月令の部屋に忍び込み、まんまと帳簿を盗み出した。
丞相は周智玄をそそのかす。周時予が秘密で鉄鉱山を経営していることを皇帝に告発しろと。周智玄はその通りにした。周時予は罪を認めた。でも、彼も黙ってはいない。周智玄が塩を密売して儲けていたことを暴露した。
二人とも罪を犯していた。互いに譲らない。丞相は満足そうにその光景を見ていた。皇帝はどちらか一方をひいきできない。結局、二人とも二十回の杖刑を命じられた。
傷だらけの告白
その知らせはすぐに月令の耳に入った。彼女はハッとする。自分が盗んだあの帳簿のことだ。急いで箱を開けて確認する。でも、帳簿はどこにもなかった。
杖刑は、丞相の目を欺くための芝居でもあった。でも、役人たちは容赦しなかった。二人は背中をめちゃくちゃに打たれ、大怪我を負う。
高洛伊(ガオ・ルオイー)がその話を聞いて、すぐに周時予のもとへ駆けつけた。最高級の塗り薬を持って。夜通し看病させてほしいと頼み込む。周智玄の屋敷も大騒ぎだった。侍女たちは心を痛めていた。
月令も薬を持って周時予の部屋の前に来た。でも、中から高洛伊(ガオ・ルオイー)の声が聞こえる。入るのをためらった。ちょうどその時、臨木(リンムー)が部屋から出てきた。彼はためらう月令を見て、中に入るように促す。
部屋に入った月令は、傷ついた周時予の姿を見た。悲しみと罪悪感でいっぱいになる。彼女は周時予に告白した。帳簿をなくしたのは自分のせいだと。
もし、あなたが北王だと知っていたら。絶対に帳簿を盗む計画なんて立てなかった
彼女はそう言った。
第9話の感想
いやあ、今回は情報量がすごかった。政治の駆け引き、兄弟の対立、そして月令の心の変化。全部がぎゅっと詰まってた回だったな。周時予と周智玄のガチ喧嘩が、ついに皇帝の前で爆発した。でも結局、二人とも罰を受けるなんて、丞相の思う壺じゃないか。見ていて本当にハラハラする。
新キャラクターの秦思遠がいいスパイスになってる。彼のちょっと変わったキャラクターが、重い宮廷の話に少し笑いをくれたのは良かった。
でも、一番の見どころはラストシーンだ。月令が自分のやったことを後悔して、周時予に本音をぶつけるところ。今までツンケンしてた彼女が、素直に自分の非を認めて謝る。あの姿にはグッときた。彼女の中で、周時予への気持ちがはっきり形になった瞬間だと思う。二人の関係がここからどう変わっていくのか。高洛伊っていうライバルも出てきたし、ますます目が離せない。
つづく


