あらすじ(ネタバレあり)
すれ違う二人
月令(ユエリン)は考えてたんだ。あの帳簿、一体誰が盗んだんだろうって。絵を描いてた日に東院に来た人たちを思い出す。蘇念(スー・ニエン)、秦思遠(チン・スーユエン)、それから周智玄(ジョウ・ジーシュエン)。蘇念(スー・ニエン)と秦思遠(チン・スーユエン)は周時予(ジョウ・シーユー)と接点がない。ってことは、犯人は周智玄(ジョウ・ジーシュエン)しかいない。月令(ユエリン)はそう確信してた。
一方、その周智玄は怪我してるのに全然おとなしくない。部下に自分を担がせて宮殿の前まで行くんだ。そこで陛下に会わせろ!って泣きわめく。皇帝も根負けして会ってやる。周智玄はここぞとばかりに泣き落とし。周時予(ジョウ・シーユー)の罪は俺より重いのに、罰が軽すぎます!俺が側室の子だからって見下すんですか!って大騒ぎ。皇帝は二人とも俺の大事な部下だ。差別なんてしないってなだめる。結局、周時予は罪滅ぼしとして桞州(りゅうしゅう)へ災害救済に行くことになった。
月令は月令で、周時予のために動いてる。健気だよな。前に星熠(シンイー)から、秦思遠は物知りだって聞いてたのを思い出す。月令は秦思遠に頼んで、北朔(ほくさく)でしか手に入らない特別な傷薬七方散を探しに行くんだ。秦思遠は月令を人の少ない西市に連れて行って、高い金を出してその薬を手に入れてくれた。
その頃、周時予は桞州への出発準備を進めてた。部下の臨木(リン・ムー)に月令がくれた膏薬を持っていけってわざわざ指示する。臨木(リン・ムー)様から頂いた薬の方が効きますよって言っても聞かない。周時予の気持ちがよく分かるよな。
彼は月令に会ってから出発したかった。だから出発を半日も延ばしたんだ。でも、西市は遠かった。月令が一日がかりで歩いて王府に帰ってきた時には、もう遅い。臨木から北王様はもう桞州へ向かわれましたって告げられる。せっかく手に入れた七方散を手に、月令は立ち尽くすだけ。切ないよな、このすれ違い。
宮中の罠
月令が落ち込む暇もなく、宮中から知らせが届く。老太妃が甥の誕生日を祝うから、北王妃として宴会に来いってことだった。
ちょうどその頃、星熠(シンイー)は蘇念に会うために風月閣を訪ねてた。でも、蘇念は会おうとしない。帳簿は手に入ったから、もう星熠様と会う理由はありませんって伝言させて、体調が悪いことにして追い返しちゃうんだ。利用されただけだったってことか。
月令は一人で宮中の宴会へ向かう。そこには高洛伊(ガオ・ルオイー)と数人の姫たちがいた。彼女たちは月令を見るなり東瑜(とうゆ)国って田舎から来たから、早く着いちゃったのねみたいに馬鹿にしてくる。もちろん、月令も黙っちゃいない。一人一人にきっちり言い返してやる。さすがだよ。
その時、侍女がやってきて太妃様が月令様だけにお会いしたいと申しておりますって言うんだ。月令は何も疑わずに侍女についていく。着いたのは、暗い部屋の前。次の瞬間、侍女は月令を部屋の中に突き飛ばして、外から鍵をかけてしまった。完全に罠だった。
まさかの救世主?
部屋の中は真っ暗。おまけに、何人か正気じゃない感じの人たちがいる。月令は怖くて動けない。
宴の席では、周智玄も高洛伊と口喧嘩を繰り広げてた。食事が始まると、老太妃が月令はどこじゃ?って尋ねる。高洛伊は気分が悪いとかで、先に帰りましたって答えるんだ。でも、周智玄は気づいてた。さっき高洛伊が月令は太妃様に呼ばれたって言ってたのを。太妃本人が知らないってことは、高洛伊が嘘をついてる。
月令が暗室で震えていると、突然、扉が開いた。そこに立っていたのは、なんと周智玄!彼は月令を助け出して、ついに英雄、美女を救うって夢が叶ったってご満悦。
宮殿を出た後、周智玄は自分の手柄を自慢しまくる。月令は帳簿を盗んだ件は、これでチャラにしてあげるって言ったんだ。そしたら周智玄はキョトンとしてる。俺、何も盗んでないけど?って。え、マジかよ。じゃあ真犯人は誰なんだ。
別れ際、周智玄はとんでもないことを言い出す。周時予と離婚して、俺と結婚しろって。月令は冗談だと思って流した。でも周智玄は本気だった。すぐに周時予に手紙を送るんだ。俺がお前の嫁を助けたぜ。彼女、俺に身を捧げるって言ってたぞみたいな、大げさな内容で。手紙を読んだ周時予は、部下の聶晨に都へ戻って真相を調べるよう命じる。そりゃそうなるよな。
桞州の陰謀
周智玄の側近、楊旭(ヤン・シュー)が彼に囁く。周時予の災害救済がうまくいかなければ、罰を受けることになりますよと。周時予を蹴落としたい周智玄は、その提案に乗る。
桞州の災害救済現場。被災者たちに配られていたのは、水みたいな薄い粥だけだった。当然、みんな不満たらたら。周時予はすぐに担当の役人を処分して、ちゃんとした米の粥を供給させる。すると、粥を求めて被災者がどんどん集まってきて、奪い合いが起きてしまう。その混乱の中、被災者に紛れ込んでいた数人の刺客が、一斉に周時予に襲いかかった。
第10話の感想
今回はとにかく話が動いたな。月令と周時予が互いを想い合ってるのに、タイミング悪くすれ違うシーンは本当にもどかしかった。周時予が月令のくれた膏薬にこだわるあたり、彼の不器用な愛情が伝わってきてグッとくる。
そして、周智玄のキャラが炸裂してた。ただの悪役かと思いきや、行動が単純でどこか憎めない。彼が月令を助ける展開は予想外だったし、英雄、美女を救うって自分で言っちゃうあたり笑える。帳簿を盗んだ犯人じゃなかったのも驚きだ。これで話がまた面白くなってきた。じゃあ誰が?ってミステリー要素が加わった感じ。
一方で、高洛伊の小物感あふれる嫌がらせは見ていてイライラするけど、こういうキャラがいるから月令の強さが際立つんだよな。
最後は周時予が刺客に襲われるっていう、典型的なクリフハンガー。次が気になって仕方ない終わり方だった。恋愛、宮廷の陰謀、ミステリー、アクションが全部詰まってて、見ごたえのある回だったよ。
つづく


