怪我で気を失っていた君綺羅(くんきら)の陣営で目を覚ます。玄烈(げんれつ)に手当てされそうになるが、誤解から彼を警戒。傷を自分で洗うため川へ行きたいと頼み、許可を得る。玄烈が目を離した隙に、綺羅は逃走を図った。玄烈はすぐに彼女を追いかけるが、二人は死の砂漠と呼ばれる危険な地帯に迷い込んでしまう。絶体絶命の状況で、二人は生き残るために協力せざるを得なくなる。一方、玄烈と綺羅がそれぞれ行方不明になったことで、北泫国と君家は大きな混乱に陥っていた。
「相思令(そうしれい)~君綺羅と玄烈~」あらすじネタバレ2話
第2話:逃走と共闘、砂漠の試練
傷の手当てとまさかの逃走劇
君綺羅(くんきら)は怪我が原因で気を失ってた。医者の診断だと外傷がひどいらしい。軍のキャンプには女性がいないから、玄烈(げんれつ)が自分で手当てするしかなくなった。
彼が薬を塗ろうとした瞬間、綺羅が目を覚ました。いきなり男が目の前にいたら、そりゃ驚くよな。綺羅は玄烈(げんれつ)が何か悪いことをするんじゃないかと勘違いする。玄烈はそれを見て、じゃあ自分でやれって感じで薬を渡した。
綺羅は傷口を洗うために川へ行きたいって頼んだ。ここじゃ人が多すぎるし、逃げたりしないからって言う。玄烈は少し考えた後、その頼みを聞き入れた。
川に着いた綺羅は、ためらうことなく上着を脱ぎ始めた。傷を洗うためだ。玄烈はそれを見て、さすがに気まずかったんだろう。礼儀としてくるっと背を向けて、木の陰に隠れた。彼女にプライベートな空間を与えたわけだ。でも、綺羅はそのチャンスを逃さなかった。あっという間にその場から逃げ出したんだ。玄烈が何かおかしいと気づいて振り返った時には、もう綺羅は遠くに走り去っていた。
死の砂漠での再会
玄烈は急いで綺羅を追いかけた。一方、彼の部下の羅奇(らき)たちは、玄烈がなかなか戻ってこないから焦り始めてた。死の砂漠と呼ばれる危険な場所が近くにあると聞いて、心配はピークに達する。すぐに部隊を率いて捜索に向かった。
その頃、綺羅と玄烈はもう砂漠の中にいた。追いかける玄烈が、うっかり流砂にはまってしまう。マジでやばいって瞬間に、彼は鞭を伸ばして前を走る綺羅を捕まえた。これで二人の運命はまたガッチリと結びついちゃったわけだ。
芽生える信頼?束の間の協力
綺羅と玄烈は、砂漠の強い日差しの下で目を覚ました。周りは見渡す限りの砂。自分たちがこの死の砂漠に閉じ込められたことを悟る。
出口を探すために、玄烈はひとまず綺羅を縛った。はぐれたら終わりだからな。でも、綺羅は玄烈の足の怪我に気づく。このままだと足がダメになるかもしれない危ない状態だった。彼女は玄烈に、絶対に逃げないと真剣に約束した。だから縄を解いてほしいと頼む。玄烈は迷った末に彼女を信じて、縄を解いた。
綺羅は周りをよく観察する能力を使って、玄烈の治療に必要なものを探しに出かけた。玄烈は最初、彼女がこの隙に逃げるだろうと思ってた。でも、しばらくして綺羅は薬草を持って戻ってきたんだ。丁寧に玄烈の傷を手当てする姿に、玄烈はかなり驚いて、感謝したみたいだ。
それぞれの国の動き
その頃、北泫国では大ごとになっていた。賀機遥(が・きよう)が王の玄旭(げん・きょく)に、玄烈が失踪したと緊急報告してた。羅奇(らき)が心配して、先に報告に行かせたんだ。羅奇自身は部下と捜索を続けている。ちょうど狼王を選ぶ大事な時期に、玄烈がいなくなるなんて国が不安定になる。
玄烈の妹、公主の玄青蔻(げん・せいこう)はその話を聞いて、自分で捜索に参加すると言い出した。兄の玄旭(げん・きょく)は、彼女の身分で危険なことをするべきじゃないと止める。でも玄青蔻(げん・せいこう)の決意は固かった。
一方、綺羅の家でも彼女が帰らないから大騒ぎになってた。姉の君絳絹(くん・こうけん)が探しに行こうとするのを、妹の君繡捆(くん・しゅうこん)が危ないからと必死に止めていた。
狼との死闘、そして城へ
砂漠にいる綺羅と玄烈は、苦労の末、ついに遠くに城の影を見つけた。心に希望の火が灯る。
その希望の城に向かって歩いていると、突然、飢えた狼の群れが現れた。玄烈は綺羅を守るために戦い、また怪我を負ってしまう。綺羅は機転を利かせて、周りにあるもので弓矢を作った。それで何匹かの狼を撃退する。でも、危ない場面で狼に飛びかかられそうになった綺羅を、やっぱり玄烈が身を挺して助けた。
城での一夜と新たな情報
綺羅はまた傷が原因で気絶した。玄烈は急いで彼女を城の中に運び、休ませる。すぐに賀機遥(が・きよう)が追いついて合流した。王が心配していることを伝え、精鋭部隊も捜索に協力していると言う。
城には部屋が二つしかなかった。賀機遥は自分が綺羅と同じ部屋を使うと提案する。でも玄烈はそれを断って、自分が綺羅の面倒を見ると言い張った。
同じ頃、綺羅の父は宰相の屋敷を訪れていた。たくさんの真珠を持って、娘を探す手助けを頼んでいた。宰相は、綺羅が国に貢献したことを考えて、その頼みを快く引き受けた。
綺羅が目を覚ますと、自分の服が着替えさせられていることに気づいて激怒する。玄烈は慌てて説明した。料理番の女性に着替えを頼んだだけで、自分は何もしていないって。綺羅は落ち着きを取り戻し、玄烈に情報を与える。玄烈が探している若様は西鑲にはいないけど、もうすぐ開かれる商号大会には必ず現れるはずだと教えたんだ。
第2話の感想:敵同士のはずが…?
いやー、今回はマジで展開が早かったな。綺羅が捕まったと思ったら、すぐさま逃げ出すっていう行動力がすごい。ただのか弱いお嬢様じゃないってことがよく分かる。玄烈も、敵のはずの綺羅に対して妙に紳士的だよね。川で背を向けるところとか、ちょっと不器用な優しさを感じてしまう。
そこからの砂漠でのサバイバル。流砂に落ちて、二人きりで取り残されるとか、もうドラマの王道。でも、そこからの流れが良かった。玄烈の怪我を綺羅が手当てするシーンは、二人の関係がちょっと変わるきっかけになったと思う。最初は疑ってた玄烈が、薬草を持って戻ってきた綺羅を見て驚く顔。あれはグッときたな。
狼との戦闘シーンも迫力あった。綺羅が即席で弓矢を作るのも賢いし、玄烈がボロボロになりながらも彼女を守る姿はカッコよかった。敵同士だったはずの二人が、生き残るために協力し合う。この関係の変化が、このドラマの面白いところだよな。
つづく